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ウクライナ侵略をはかるロシアの動向から考える日本のセキュリティ

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2014/3/22のニュースより。

ロシアがウクライナの支配をめぐり、また、天然ガスの話を持ち出している。

ロシアが1兆6千億円超請求へ 対ウクライナ天然ガス代 - 47NEWS(よんななニュース)

共同通信ニュース

 【モスクワ共同】ロシアはウクライナ南部クリミア半島の編入に伴い、同半島セバストポリ海軍基地の貸与を受ける見返りに天然ガス代金を割り引く両国合意を破棄し、計160億ドル(約1兆6360億円)の返済をウクライナに求める方針を決めた。ロシア紙などが21日報じた。

 ロシアはウクライナへの経済的圧力を強めることで、北大西洋条約機構(NATO)加盟を目指す政策の放棄や、ロシア系住民が多いウクライナ東部への大幅な自治権付与などを求めていくとみられる。 

 

ウクライナを巡ってのEU・アメリカとロシアとの綱引きは、まだまだ大きな戦争は起こる可能性があるのだと、平和ボケしている我々の気持ちを引き締めるものだ。

 

このニュースで学ぶべきは以下である。

国家間の合意なんて簡単に破棄される。

超えてはならない一線というものが世界で共有されている。

その一線を世界が見守ることでプレッシャーが生まれ、均衡が保たれ、平和が維持されているのだ。

しかし、どこかでそのバランスが崩れたとき、超えてはならない一線というのは簡単に破られる可能性がある。

今回のロシアも「合意を破棄する」と簡単に言ってきているように、国と国の合意なんて、あてにならないのだ。

 

資源や経済力がなければ国として弱すぎる。

たくさんの天然ガスがウクライナを経由してヨーロッパに売られている。しかし、ヨーロッパに売らないことは、ロシアにとっても経済的な痛手になるようだ。

また、ウクライナにはそれなりに天然ガスの備蓄がある。

こういうバランスがあるから、即座に、天然ガス輸出をロシアが止めてしまおうという流れにはなっていないようだが、もし、資源や経済力がなければ、好きなようにやられていただろう。

ただし、ウクライナは経済力という意味ではそれほど強くないので、そこをついて、今回、金を払えと言ってきているのだ。

 

日本が気を付けられること。

資源がない日本は明らかに弱い。

原子力発電所が停止している現状、ベース電源は火力発電になるので、天然ガスを止められてしまったら、かなり厳しい話になる。

まずは、輸入先を多様化させることが大切だ。

ロシアが北方領土を返してあげるから、パイプラインを引いて、天然ガスをたくさん買ってくれよという合意を結ぶことを提案してきても、簡単に乗ってはならない。

原子力発電をやめるべきだとロシアが強く言ってきても、言いなりになってはいけない。

そうやって、ロシア依存を高めさせておいて、いつか足元をすくってくることは想定しておかないといけない。

輸入先を多様化するだけでよいのか?所詮は他国依存でよいのか?という疑問も残ってしまうが・・。

 

平和ボケした我々に、国のエネルギーセキュリティを改めて考えさせてくれるニュースであった。あまりきれいごとを言ってられない世界だ。