先日の記事「読書感想文のコツ」でも、2014の読書感想文全国コンクールの課題図書として挙げた「ひまわり」は、小学校低学年の部の課題図書になっているものです。
低学年の部の課題図書は、どれも文字が少ないのですが、これは特に少ない。
今回はこの本について具体的に紹介します。ネタばれが嫌な方はご注意くださいね。
■どんな本か?
物語ではなく、ひまわりという花について、種から芽が出て、葉が出て、花が咲いて、種ができるまでを、細かく、絵と文字で説明したものです。
■読むポイント
・ひまわりの花びらってどこにあって、どこから咲いていくのか?
ひまわりは身近な存在です。
ひまわりについて、だいたい知っていたような気になっていたけれど、全然知らないことが書いてありました。
例えば、花は外から内に向けて咲いていくから、どんどん花の見え方が変わっていくらしいです。
本には詳しい絵がきれいに描かれてますから、実物と比べたくなりました。
・種は何個できる?
だいたい2000個らしいです。
ちょっと、ひまわりの花をもらってきて、子供と一緒に数えてみたい気持ちになりました。
2000個という数字の感覚も、実感の湧くものになるような気がします。
・そしてまた種ができる
種から始まり、花を咲かせて、また種に終わるというこの一連を感じることで、命のサイクルというか、リレーというか、つないでいっているんだねというのを改めて感じさせてくれます。
■まとめ
子供たちに、次のようなことを伝えられそうな、大人でも発見のあるナイスな本でした。
・モノゴトは知っているようで知らないことがたくさんある。
・細かく観察することでいろいろ発見できる。
・命って、つながっていってるんだ。
読書感想文でありながら、かつ、自由研究のテーマが生まれそうな(
自由研究のコツ 子供たちの「疑問」を引き出す方法)、そんな一冊です。
今日は、いじょうでーす。