こんにちは。ぐもじんです。
昨日と同じく「フィンランド式 叱らない子育て―――自分で考える子どもになる5つのルール」から、覚えておきたい子育ての心得を書いておきたいと思いまっす。
昨日の記事は、子どもにしてほしいことをうまく伝えて、親の言うことを聞かせる方法についてでした。
フィンランド式 子どもに聞く耳を持たせる5つのステップ - Voyage to the Future
今日は、子供が問題を抱えたり、変なクセを身に付けたりしたときに、どうすれば克服できるかという話です。
例えば、子供が「気分を損ねたらすぐに友達を叩いてしまう」という問題を抱えたとしましょう。
それをどうすれば辞められるか。子供が辞められるようになるための手助けとしてどうすればよいでしょうか。
いきなり結論というか核心に入りますが、そのポイントとしてボクの魂に残ったのは以下の3つです!(この本では、もっとしっかり10個くらいのポイントが書かれていますよ)
■子どもの問題克服をサポートするための3つのポイント
子どもが問題を克服できるようにサポートするには、まず「その問題を乗り越えるために必要なスキルは何か」を子どもが考えられるよう、手伝いましょう。
1.問題について話すのではなく、それを克服するためのスキルについて話すこと
子どもは、問題そのものについて大人と話したがりません。
「なぜ、友達にすぐに手を出すの?」
と言われても、責められているようにしか聞こえないわけです。
つまり、心を閉ざしてしまうので、未来のためのチャレンジの話ができない。
だから、そうではなくて、「その問題を克服するためにその子が学ぶ必要のあるスキル」について話し合ってみましょう。
たとえば、
「腹が立った時、友達に手を出す代わりに何ができる?」
というような感じです。
2.スキルは具体的で、実行可能なものであること
そのスキルは、いかにも実行できそうな具体的なものでなければなりません。
たとえば、
「イライラしたら、とにかく先生や親のところに話に行く」
「イライラしたら、手をポケットに入れて、目をつぶって深呼吸する。」
というような感じです。
3.そのスキルは、子供と一緒に探すこと
子どもが自分でも出来そうだなというスキルを考えだすことで、そのスキルを身に着ける動機が高まります。
学習するスキルがハッキリしたら、あとはとにかくサポーターとして、子どもの動機を高め、応援しましょう。
■我が家の事例紹介
このポイントを意識しつつ、我が家の問題にアプローチしつつある例を紹介しておきます。
我が家の問題として、姉妹ゲンカというのがあります。
子どもは子どもなりに、学校などでストレスを貯めて帰ってきます。
そのストレスを吐き出す先は、家の中になってしまいます(それはそれでよいことのようですが)。
そして、ちょっとしたきっかけで姉妹ゲンカが始まってしまうのです。
例えば、お風呂に入っていて、水がかかったことで、言い合いが始まってしまう。
ボクは、これを放っておくときもありますが、できれば辞めさせたいなと思い、次のようなアプローチをとりました。
父「ケンカばっかりやってるけど、楽しくないよな?」
娘「楽しくない」
父「どうやったら、ケンカせずに済むかなあ?」
娘「わからん。あっちがイライラしてくるから」
父「そうか。でもなんかいい方法ないかなあ?」
娘「しらん。わからん。」
父「わからんわなあ。」
娘「わかった。もう、なんかイライラしてきたら離れとくわ。」
父「ああ、そうやね。それがいいんちゃう?」
娘「うん。そうするわ。」
という感じです。
相手に共感しつつ、同じ方向を見ながら一緒に解決方法を探す。まさにコーチングの心得の実践です。(フィンランド式ってコーチングと関係あるのかな・・)
今後は、「イライラしたらそれを言葉にして相手にぶつけずに、距離をとる」というスキルを磨こうとする長女をサポートしていきたいと思っています。
今日はいじょうです。
フィンランド式 叱らない子育て―――自分で考える子どもになる5つのルール
- 作者: ベン・ファーマン,バレイ友佳子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/09/28
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