いよいよ3月。春を目前にして、少しずつ街の空気が明るくなってきていますね。
今日は、コンサルティングファーム・マッキンゼーで14年間活躍した赤羽雄二氏(ブレークスルーパートナーズ)の書かれた「ゼロ秒思考」を読んで、特に印象深かったことについて書きます。
☑成長のカギは心を整理し、考えをまとめ、深めること
心の整理をし、考えをまとめ、深める方法があったら、誰でも別人のように成長できる。仕事ができるようになる。コミュニケーションの悩みも減り、不必要な苦しみから少なからず解放されて生きていくことができる。
頭の中のもやもやをそのままにしていると、心が乱れやすくなります。
いわゆる、テンパってくるという感じのあれです。
いつも頭の中がすっきりしていて、難しい状況でも、冷静に考えを分かりやすい言葉で表現できる先輩が2人くらい思いつきますが、そういうアタマの状態になることが大切です。
☑そのためには頭にあることをただメモするだけ
「心の整理をし、考えをまとめ、深める方法」として、筆者がこれまでのコンサルティング経験から編み出したベストな方法を教えてくれています。
実にシンプルです。
それは、
あるテーマについて、頭に浮かぶことを、A4横1枚に1分で4〜6つほど挙げてメモにするというものです。
頭の中を巡っている思いを書き出すことで、頭がすっきりします。
もやもやしたものを言語化することで、思いを言葉にするトレーニングになります。他人が受け取りやすい言葉で自分の思いを伝える力がついてくるのだそうです。
☑大切なのはスピーディに人目を気にせず吐き出すこと
とてもシンプルな方法ですが、そのポイントは以下のとおり、スピード、そして、うまく書こうとしないことです。
・スピード
長く考えれば、良い考えが浮かぶわけでも、深く考えれるわけではないのです。
高速で頭を動かすようにすることにより、頭がどんどん動くようになるのです。
自分でも意外なことが書き出されてくることもあるようで、潜在意識を使うようなイメージなのだと思います。
・うまく書こうとせず、ただ吐き出す
整理や体系化にエネルギーを使わず、自意識をなくし、ただひたすら、頭にあることを言葉にして吐き出していくことです。
整理や体系化に気がいくと、頭が動かないのです。
我々は、いきなり資料を作りはじめてしまうことをやりがちですが、それでは頭が動かない。
ワンステップ挟んで、まずはアタマにあることを書き出すということが大切なのです。
ちなみに、思いついたときに書く。1日10枚書くのがよいらしいです。
詳しいメモの書き方などは、ぜひ原著をチェックください。。