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Voyage of Life

日々の読書、子育て、暮らし、仕事から学んだコト

人生とはゴールに早く到着するゲームじゃない

アドラー心理学

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前回の記事「普通であることの勇気」に続いて、ベストセラー「嫌われる勇気」を教科書とした、アドラーの教えについての整理(アドラー特集)の続きです。

 

アドラーの教えにある、不完全な自分をありのままに受け容れ、この自分でも誰かに対して、なにかやれることがある。自分は価値があるんだということを信じた上で、だけど、さらによくなるために努力していくということは、なかなか難しい心の持ちようを必要とします。

 

前回記事「普通であることの勇気」でも書いたように、あんまり、未来に意識を置きすぎると、今を犠牲にしかねない。

そこでは、人生というものをどうとらえているかが大切になります。

人生は旅のようなもの

「人生は、旅のようなもの」です。

つまり、目的地に早く楽に到達することが人生の目的ではない。

目的地に向かう道中をいかに楽しむか。

それが大切なのです。

(しかも人生の場合、目的地が定まっているわけでもない)

 

富士山に登りたいといったとき、いっきにヘリコプターで頂上へ連れて行かれても、ぜんぜんうれしくないですもんね。その道中でいろいろなことが起こり、それを乗り越えながら、進んでいくからこそ、富士山に登る意味があるのです。

人生においても、生きている今日、今、ここで、なにを感じるかが一番大切なんです。

生きていくという日常は、人生のゴールというものがあるとすれば、そのための手段なんかじゃない。

生きていくというプロセスこそが大切で、それこそが目的なんです。

 

今を生きろ

そして、未来のことはわからないし、過去のことは変えられない。

結局、やれることも限られていて、今ここを真剣かつ丁寧に生きることだけなんです。

 

「今を生きろ」というフレーズは、映画とかでも聞いたことはありましたが、僕の場合、これまでそんなに心に響いてきませんでした。

 計画的に行動することを良しとして、大人になったボクにとっては、これまでは、なかなか理解できなかった。

だけど、今まで生きて感じてきたことと、アドラーの全体の思想を学んだことで、少しはわかるようになったのかもしれない。

他人からの承認というものを振り切ったときに、じゃあ、自分が納得のいく生き方とは何なのかということを強く意識することで、「今の自分」の気持ちとしっかりと向き合うことができそうな気がする。

そして、過去のせいで今はどうしようもないのだ ということはなにもない。

未来のことも予想しきれない。

今やれることを思い切りやるしかないじゃないと、今は思える。

 

自分の中の人生の意識のスポットライトが、なんとなく未来寄りを照らしていたのだが、このアドラーの考え方に触れられたことで、すーっと、今ここに近寄せることができた気がしています。

 

次回「すべての対人関係を「横の関係」にする」に続きます。 

注 :この記事は、ボクの理解できた範囲でまとめたものですので、気になった方は、ぜひ原著を読んでみてください。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え