Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

アドラー「嫌われる勇気」に学ぶ、今すぐに自由と幸せを手に入れる11の考え方

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このブログでは、2014年に続いて2015年もベストセラーをキープしている「嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え」から学んだアルフレッド・アドラーの教えを、11月から特集としてまとめてきました。

アドラーの教えに初めて触れた時には、衝撃が走ったのを覚えています。

ただ、なかなか実践は難しく、定着するには「生きてきた年数の半分の時間が必要」という話です。

日常に流されず、勇気をキープしながら自由と幸せを感じて生きてくためには、週1回くらいのペースでアドラーの考えをおさらいしていく必要があるのかもしれません。

アドラーの教えが気になっている皆さんの一助になればと、全11回のアドラー特集を凝縮して、以下の1本の記事にまとめてみました。

 

1.人生を決めるのは運命ではなく自分自身の考え方である

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アドラーは、「現在の人生を決めているのは「運命」や「過去」のトラウマではなく、自分自身の考え方」だと言います。

今、取ろうとする行動や持とうとする感情は、過去とは関係なく、今の自分が選んだものなのです。

第1回の記事はこちら。

人生を決めるのは運命ではなく自分自身の考え方である

 

2.幸福とは世界への「貢献」を感じることで得られる

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人は誰でも、幸せに生きたいものです。

そのためには、世の中や世界に対して、自分が貢献できていることを感じられれば良い。

貢献しているということを、自分が勝手に感じることができたなら、それだけで幸せになれるのです。

第2回の記事はこちら。

幸福とは世界への「貢献」を感じることで得られる

 

3.他者からの承認で安易に貢献を感じることなかれ 

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逆に、自分で勝手に感じることが大切です。

他人の賞賛はプラスアルファくらいに思わなければなりません。

褒められたり、評価されたら、「自分は貢献できた!」とわかりやすく感じることができますが、他人の賞賛を目的にしてしまうと、自分の人生を生きることができなくなってしまいます。

あくまで、自分のやりたいことを実現するための手段として、うまくやるという話ならよいのですが。

自由に生きて、かつ、幸せになる。

このためには、「嫌われるかもしれないけど自分の人生を生きるのだ」という勇気が大事になります。

第3回の記事はこちら。

他者からの承認で安易に貢献を感じることなかれ

 

4.まず自分が他人を無条件に信じて関わっていこう

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他者からの承認を求めずに、自分の居場所を得ていくためには、その人に対して自分に何ができるかを考えて、自ら関わっていく必要があります。

そのためには、まず自分が無条件に他人を信じて、その人を仲間だと思うことが大切です。

第4回の記事はこちら。

まず自分が他人を無条件に信じて関わっていこう

 

5.ありのままの自分を認めて、やれることやろう

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そして、他者に関わっていくためには、ありのままの自分でも価値がある。誰かに何かを与えられるかもしれないのだと信じることが大切です。

時には傷つくこともあるでしょう。それは避けられません。

だけど、受け止めてくれる人がいることを信じましょう。

そして、不完全な自分を認めた上で、以前の自分よりも1mmでも前進していけば、それでよいのです。

第5回の記事はこちら。

ありのままの自分を認めて、やれることやろう

 

6.普通であることの勇気

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成功か失敗かは、他人の基準で決まります。

そこに引きずられすぎて、自分のやりたいことを置き去りにして、周りをキョロキョロしながら生きて行くことはやめましょう。

普通でもいいんです。

ほとんどの人が有名にはなれないけれど、自由に、幸せに生きることはできるのです。

第6回の記事はこちら。

普通であることの勇気

 

7.人生とはゴールに早く到達するゲームじゃない

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人生は、ゴールに早く効率的に到達することを競うゲームではありません。

人生は旅のようなものです。

他人なんて関係なくて、その道中の瞬間をいかに楽しむか。それが重要です。

未来のために、今を犠牲にしてはいけないのです。

第7回の記事はこちら。

人生とはゴールに早く到着するゲームじゃない

 

8.すべての対人関係を「横の関係」にする 

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他人はもちろん、自分の子供だって、褒めたり、叱ったりしてはいけません。

感謝や尊敬、喜びや悲しみを伝えましょう。

子供には介入ではなく、援助をしましょう。

第8回の記事はこちら。

すべての対人関係を「横の関係」にする

 

9.他人の課題に踏み込むな

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あらゆる対人関係のトラブルは、他人の課題なのに、踏み込んだり踏み込まれることで生じるそうです。

他人を変えることはできない。

だから、自分にできることに集中して、やれることをやっていこう。

他人が評価してくれるかどうかなんてことも、自分ではどうしようもない。

だから、自分が「貢献感」を感じられるかどうか。それが、幸せになるためには大切なんです。

第9回の記事はこちら。

他人の課題に踏み込むな

 

10.他者を評価せず存在に感謝しよう

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他人の評価を求める求めないの前に、本来、評価をすべきではないのです。

期待の理想像を勝手に設定して、そこから他人を見ると、引き算になってしまいます。

そこに居てくれるだけで、ありがたい。

そう考えると、すべてが足し算になってきます。

第10回の記事はこちら。

他者を評価せず存在に感謝しよう

 

11.勝ち負けにこだわるな

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他人を信頼して貢献していきたいと思う気持ちが、自分の幸せを連れてきてくれます。

そのためには、ありのままの自分の価値を信じることです。

そして、他人を仲間だと心底思えるために、他人との勝ち負けの意識を捨てましょう。

第11回の記事はこちら。

勝ち負けにこだわるな

 

おわりに

残念ながら、今の世の中、他人との競争や他人からの評価から避けて生きていくことはできません。だけど、他人の評価なんてどうしようもないし、あてにならない(そりゃうれしいけど)。

そして、過ぎてしまった過去は変えられないし、過去が現在を縛っているなんてこともない。未来のことなんてわからない。

そういう中で、「今・ここ」に集中しながら、大きな世界の中のちっぽけな自分だけれど、世の中や他人に対して、なんか貢献できんじゃないの?ということを、他人も自分も信じて、できることをやっていく。

そういう考えをちょっと持つだけで、自由と幸せが手に入る。

現実社会は、競争と評価と疑いと自己中心の世界が幅を効かせていて、油断するとすぐにそこに引っ張られてしまいますので、このアドラーの教えをときどき思い出して、やっていきたいです。

この記事がみなさんの参考になればうれしいです。

 

注:アドラーの話は難しくて、ボクの理解した範囲で書いているところもありますので、もっと深く理解したくなった方は、ぜひ原著をご覧ください。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

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「嫌われる勇気」の続編も出ましたね。こちらもぜひチェックください。

life-voyage.hatenablog.com