ポジティブ心理学という言葉を知ってますか?
ボクは初めて聞きました。
マーティン・セリグマンによって提唱された心理学で、人のプラス面に目を向けて、「よりよく生きる」ためにどうすればよいのかということを、科学的にアプローチしていこうというものです。
ポジティブ心理学のことが1冊でわかるという「ポジティブ心理学が1冊でわかる本」の中から、特に気になったところをまとめてみました。
ネガティブな感情もある程度必要
ポジティブとネガティブな感情の割合が3対1以上となったとき、人は活力を得られるが、8対1を超えると逆効果らしい。
自分を振り返ったり、謙虚さや思いやりをもつには、ネガティブな感情もある程度必要ということのようです。
ネガティヴ感情もある程度必要なんだということは、気持ちを楽にさせてくれます。
ポジティブのアクセルを踏み込め
つまり「ポジ」と「ネガ」のバランスが大切ということですが、この割合、あなたはどれくらいですか?
ボクは調子いい時で、多分2対1くらいかもしれません。
会社での仕事は、様々なリスクを想定しながら進めていくことが多いので、相当ポジ/ネガ比率が低いですね。
かなり思い切ってポジティブな方向にアクセルを踏み込むくらいで、ちょうど良いのかもしれないと思いました。
まずは3対1を目指そうかな。
常日頃、ウェアラブルなセンサーで、歩数とか睡眠の深さとかを管理しているボクですが(
JAWBONEのリストバンド「UP24」がある土曜日にくれたメッセージとジョギング)
、脳波か何かでポジティブとネガティヴの割合が管理できるツール、誰か作ってくれたらいいのに。。
楽観主義の意味
楽観主義とは、いい結果を盲目的に信じることではなく、「たとえ物事が思い通りにならなくても、なんとか対処できるという自信を持つこと」なのだとか。
そうですよね。やはり、現実はそう甘くないことを分かった上で進んでいかないと、うまくいくことは少ないのですから(ここがネガティブ?)、いちいち心が乱れ、問題が起きたときの動きも鈍くなってしまいます。
悲観主義というとネガティヴですが、現実主義と言ったほうが良いのだと思います。
細かなところも考えた上で、最後はなんとかなるというマインドは、行動力を高めるために大事だと思います。
幸福が幸福を呼ぶ
「人は成功するから幸せになるのではなく、幸せだから成功する」
これ、「人は楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。」の変化系ですね。
幸せな気持ちでいると、さらに幸せが引き寄せられるのは、実感としても、その通りだと思います。
現に、幸福感は社交性や生産性を高めるだけでなく、健康や寿命にも良い影響を与えるというのだから、幸福がさらに望ましい状態を生み出す要因になるのです。
幸福を感じるためには
じゃあ、幸福感を得るためにどうすればいいか?
そのヒントとして、以下が挙げられています。
- 直近の2、3ヶ月の出来事が大きな影響を与える。
- 遺伝や環境の影響もあるが、自分でコントロールできる要因が40%もある。
- 友人やパートナーとの良い関係を持つことが幸福度をぐっと引き上げてくれる。
人は、割と最近の出来事に引きずられているものなんですね。
そして、アドラー好きのボクとしては、幸せになるためには、他者に貢献できていると思えるような行動をしていくことが大切なんだと、やはりそれを思い出してしまいます。
幸福感を高めるためのワークとして、以下が紹介されています。
寝る前に1日を振り返り、良かったことを3つ書き留める。そして、自分が果たした役割を考える。
これを1週間続けることで、6ヶ月間、幸福感が増すというのです。
1週間で6カ月も効果が持続するものなんて、なかなかないよ。これは、まずは試す価値ありますね。
そのほか、幸福感を高めるために、次のようなアイデアも挙げられていました。
- 嫁や夫のグッドニュースを思い切り喜ぶ
- 自分の強みを活かす機会をつくる
- 過去の幸せな瞬間を頭の中で再現する
まとめ
今日は、ネガティブな感情もある程度受け入れつつ、良かったことを書き留めたり、パートナーの良い話に思い切り喜んだりしながら、ポジティブな感情を持つことで、幸せを感じることができる。そうすれば、幸せは幸せを連れてきてくれるよという話でした。
寝る前に、「ああ今日はよかったなあ」とか、「あの時最高だったなあ」という、幸せな感情で心を一杯に満たすという時間を半年に1回(1週間)くらい持つことがいいらしいので、春と秋のハッピーチャージ週間(交通安全週間的な感じで勝手に呼んでみることにしました)というのをスマホのカレンダーに登録して、試してみてはどうでしょうか。