Voyage of Life

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【読書】「がんばらない成長論」努力や目標や向上心、ぜんぶ捨ててみる

がんばらない成長論

心屋仁之助さんの新書「がんばらない成長論」を読みました。

今までボクが大切だと信じていたことを、とりあえず全部捨てた方がうまくいくよ ということが書いてあります。

まだまだ理解が浅いところがありますが、こういうことが大切だと感じた6つのことと、そうは言っても実際どうしていこうかなと考えたことを今日は書きます。

 

1.ありのままの自分でいい

周りの期待に答えないといけないとか、積み上げてきた信用や実績を失ってはならないとか、他人の評価を気にしてしまうと、自分は我慢することになります。

そうすると、我慢しながらやってますというのがどこかで気持ちや表に出てきてしまっていて、それでいくら頑張っても、大してうまくいくわけがないし、そもそも自分の人生なんだから、自分がやりたいと思ったことをやらないと意味がないわけです。

高い目標を持って、もっと成長するために向上心を高めて、無理して頑張る。いろいろなことができるように勉強したりして、実力を高める。

そんなことは止めちゃって、今のままでも、割と自分ってスゴいよと信じてみたら?

それは根拠のない自信でいいから。

ということを心屋さんは言ってます。

根拠を求め出すと、動けなくなってしまうからということなんだと思います。

 

2.いい加減でいい

他人に迷惑をかけるなと、子供のころ、親父がよく言ってました。これが40歳を過ぎた今のボクにも染みついているのだと思います。

だけど、心屋さんは他人に迷惑をかけてもいいよと言います。

気が進まないことは手を抜いたっていいし、断ったっていい。

ときには、仕事をほっぽらかして、「任せま〜す」といって遊びに行ってしまったっていい。

そしたら、他の人に迷惑をかけることになるけれど、案外、周りの人は助けてくれるのだから、それを信じなさいということのようです。


ついつい根拠を求めてしまうのですが、いい加減にやる方がなぜいいのでしょうか?

その答えは次のとおりだと理解しました。

  • ある程度いい加減で、助けてもらいながらやったほうが、他人のおかげでやれているということがよくわかり、他人に優しくなれる。
  • 一人できっちりやろうとする自分に厳しい人は、俺がこんなにやってるんだから、みんなもちゃんとやれよと、他人に厳しくなってしまいがち。
  • そんな感じで、他人に優しくなかったり、怒りっぽくなったりして、人が寄り付かなくなる。
  • あるいは、こんなに自分は頑張っているのに、なぜ評価されないのかと、すねてしまう。この「〜のに」という言葉が出てしまうと、すねた心が他人に伝わってしまって、場を窮屈にし、一緒にいて楽しくない人間になってしまう。 
こんな感じになってしまったら、いい仕事もできないし、いい時間を過ごせないわけです。そんなことになるくらいなら、確かに、多少周りに迷惑かけても、手間が増えても、もっといい加減になったほうがいい気がしてきます。バランスが大事でしょうけど。

 

3.好きなことをやればいい

そして、ただいい加減になるだけじゃなくて、自分の力を信じて、自分がやりたいと思ったことをやればいい。

自分が巨匠になったくらいのつもりで、気が乗らないことは断って、好きなことに集中すればいい。

ありのままの自分でも、なんかやれると信じる。もちろん根拠はなくていい。

そうして、思い切りやってみればいいというのです。

うーむ。


4.失敗してもいい

失敗してもいい。他人からどう思われようと構わない。それが自分なのだから。

そして、失敗しても、そこそこのところで着地できる。まあなんとかなるんじゃない?という根拠のない自信を持つ。

そのマインドが、とにかくやってみるということにつながり、結果的に自分の成長につながるみたいです。

成長してから好きなことをやるのではなく、好きなことをやるからこそ、ぐっと成長できるのかも という気持ちに少しなってきました。

 

5.叩かれてもいい

叩く人は何やってもどうせ叩いてくるから、好きなことをやったらいい。

だけど、これまでのスタイルを変えてしまうと、迷惑をかけたり、わがままをいうことが増えるから、やはり叩かれやすくなります。だけど、それも、仕方ないと受け容れるしかないのです。

叩かれにくくするコツとして、「ごめんねー」と柔らかく応対することが挙げられてました。

「何が悪い!」という態度では、叩かれまくって潰されるから、ユーモアと謙虚さで交わしながら、好きなことをやることに執着するのがいいということなのかもしれません。

 

6.ただ受け容れればいい

何かが起こっても、何かを言われても、「ああ、そうなんだ」と言って、ただ受け容れればいい。

どうすんだよということが起こっても、「まあ、いいわ」と言って、何かに執着しそうなところを一瞬で割り切ってしまえばいい。

いい加減かもしれないけれど、それでいいらしいです。

 

おわりに

会社員生活が染み付いてきているボクにとっては、なかなか実践しにくい話ではありましたが、「いい加減さ」をもっと取り入れたいと思いました。

少し、アドラーの教えを思い出すところがあります。自分を受け容れ、他人を信じること。それが、他人に貢献しようと行動するときに必要となる大前提でした。そして、他者の承認を求めるなということが大切でした。

アドラー「嫌われる勇気」に学ぶ、今すぐに自由と幸せを手に入れる11の考え方

心屋さんは、ちょっとスタンスは違うけれど、世の中捨てたもんじゃないし、自分を信じて、思い切って自分が好きなこと、やりたいことやってみればいいじゃん。と言っています。

ボクは、けっこうキッチリと仕事をやりたがる方で、いい加減な仕事はしないように厳しくやってきた感があるので、これを全否定された感じで、結構ショックでした。でも言われていることはわかる気がします。

結局、他人に迷惑をかけて謝ったり、怒られたり、影で悪口言われるんじゃないかと不安になったりとか、そういうことがとっても嫌なんですよね。

面倒な他人とのやりとりを避けたいというのが一番大きいかもしれない。他人に貸しを作るのが嫌だし、他人の評価も気にしているんでしょうね。(家族やトモダチ以外の話)

それを別の言葉で言うと、他人を信じていないというか、他人と距離を置いた方が楽だと思ってる自分がいるわけです。

そこに必要なのが、もっと素な自分でもいいじゃない。どう思われようと、自分は自分でいいんだよということと、他人も結構助けてくれるし、それもいいもんだよという「自分と他人を信頼する気持ち」なんだと理解しました。

もちろん、きっちり仕事をやることで、周りの人の負担を減らして貢献したいし、問題が起きて対策を考える余計な手間を減らしたいという気持ちも同じくらい大きい。他人のためというより、それは自分のためにやってるんです。だから、心屋さんが言うほど無理してるわけじゃない。

だけど、自分に厳しくなって、他人に厳しくなって、結局、いい時間を過ごすチャンスを逃してるかもしれないとしたら、もったいない。

いい加減にやる、好きにやるということになるから、わがままを受け容れてくれそうなチームの雰囲気と自分のキャラができてこないとなかなかしんどいとは思いますが、少しずつ意識を変えてみようかな。

心屋さんの言うやり方をもっと取り入れて、もっといい加減さも持ちながら、人に助けてもらいながら、自分の好きなことに意識を向けつつ、楽しくやっていくことを試してみようと思いました。

気になった方は、ぜひ、原著をチェックしてみてください。

 

がんばらない成長論

がんばらない成長論