ボクたちは生きていく中で、たくさんのことを決めていかないといけません。
- 休日にどこへ行こうか?
- レストランで何を食べよか?
- 大学に行こうか?
- どんな会社に就職しようか?
- 転職しようか、このまま続けようか?
- あの人と結婚しようか、どうしようか?
- 子供は何人育てようか?
- 一戸建てにしようか、マンションにしようか?
40年という人生の中で、それなりにたくさんの選択をしてきたわけですが、まだまだ悩むことも多いです。
しゃっと考えてスパッと決めれたらどんなにいいかなと思いますが、この本を読んだら、何かを決めることがなんだか簡単に思えてきました。
ちきりんさんの著書「自分のアタマで考えよう」から、最も気になったところについて、今日は書きます。
何かを決められないのは、選択肢が多いからではなく判断基準が多いから
何かをなかなか決められないのは、選択肢が多いからではありません。
判断基準が多いからだそうです。
これだけは譲れないという自分なりの判断基準(フィルター)。
これを発見し、絞り込むことが大切です。
判断基準って、どういうこと?という人のために、分かりやすい例として以下が挙げられてます。
- 婚活女子のフィルターは、「経済力がある男性」×「相性がよい男性」
- 大企業の新卒採用者のフィルターは、「理不尽に耐えれる学生」×「空気が読める学生」
これらはあくまで例ですよ。
これがほんとに大企業の判断基準だったら実に悲しい。ただ、採用されてからの評価基準としては、結構当たってます。
女子はやはりそういうことになっちゃうんですかねぇ。娘には「強くて優しい男性」なんてフィルタもおすすめですけどね。
とまあ、確かに世の中は複雑で、選択肢に溢れているわけですが、シンプルな自分なりの判断基準さえ持つことができれば、スパッと選択することができる感じがしてきました。
自分の判断基準を持つためには目標をはっきりさせよ
じゃあ、判断基準を持つためにはどうすればよいか?
その答えは、自分の目指すもの、つまり目標をはっきりさせることだそうです。
ちきりんさんが例に挙げたのは、日本の政治の話でした。
日本という国はどんな国を目指しているんでしょうか?
北欧のような高福祉な国なのか
英仏のような中福祉な国なのか
はたまた、米国のように自己責任や市場原理を重視した国なのか
ブータンのような、スローだけど幸せを感じられる国なのか
いつか安倍首相が語っていた「美しい国」というのでは、わかったようでわからない。
選挙においても、個別政策ではなく、まずはどんな国を目指すのかということを争点にして政権を争うべき、くらいのことが書かれています。
目標の姿が決まっていれば、そこに通じる判断基準がはっきりして、 具体的な政策は決まってくるということです。
自分の人生にあてはめると、まず「どんな人生にしたいのか」という目標の姿をしっかりと考えてみることなのでしょうね。
それによって判断基準が定まれば、いろいろなことを潔く決めていけるのです。
あれもこれも捨てがたいと、ふらふらするのではなく、 判断基準を絞り込んで、潔くぶれない人生を歩みたいものだと思いました。
絞り込むには、自分との対話が重要ですので、一人の時間を持つ必要があります。
そして、家族との対話も大切ですね。
まあ、こういう自分自身のフィルターに気付き、絞り込むことが簡単ではないのでしょうが、それさえはっきりさせれば、迷いがなくなってくるのかもしれません。
実はボクとしては、もうちょっと難しい気がしていて、それについてはこちらの記事に書いてます。
人生の大事な選択をする際に一度は考えてみるべき5つのこと(就活を振り返って) - Voyage of Life
この本には他にも、以下のような「思考の11のルール」について書かれています。
アタマがすっきりしますね。ちきりんさんの本は。
- 作者: ちきりん,良知高行
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2011/10/28
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