5月も終わりにさしかかり、ジメジメした湿度の高い季節がやってこようとしています。
ちょっとしたカミングアウトなのですが、実はボク、学生時代に研究室の先輩から貰い受けた軽微な水虫に20年近く悩まされてきました。
学生時代、工場で実験装置とかを旋盤などの工作機械で自作するんですが、工場での着用を義務付けられる共用の安全靴が原因だったに違いないと思います。
それ以来、少し湿気があって暖かい日に足が蒸れたりすると、水疱が3つか4つ足の裏に現れて、ちょっと臭うかなぁという不安な感じになり、その度に薬局で高〜い薬を買ってきて、患部にちょんちょんと塗っては、事なきを得る。
年に3,4回くらいの頻度ではありましたが、こんなことを毎年繰り返して、気づいたら20年くらいたっていたわけです。
20年ですよ。赤ん坊が大人になるレベルの年月です。
水虫をついに根治
そんなボクですが、なんと、今年の3月と4月の2ヶ月で、この水虫を完全に治療することに成功しました。
きれいな足を取り戻したのです。
なんだ、こんな簡単に治るんだったら、早くやっておけばよかった〜と感じつつ、もしかして、同じような悩みを抱える皆さんのお役に立てるのではないかと、恥ずかしながらも、今日は、水虫を根治する方法について書きます。
このやり方で治療を行えば、たったの2ヶ月で水虫とおさらばできます。
根治できれば、こんな嬉しいことがあります。
- 足が蒸れてもドキドキしなくて済む。
- 素足にスニーカーという石田純一ばりのオシャレ?もやれないことはなくなる。
- 子供にうつるんじゃないの?という嫁からの警戒の目線もなくなる。
- 高い水虫の薬を薬局で買わなくてもよくなる。
水虫を治療した方法とは
そのための方法を一言で言うと、
皮膚科に行って、薬をもらって、2ヶ月間、ほぼ毎日足の裏と指全体に塗り続ける。
ただ、それだけです。
皮膚科に行ったのは、この3月に、今年初めての水疱が現れたことがきっかけです。
ああまた来たなと。
そして、はたと考えました。
またボクは、もぐらたたきのように、こいつを一時的にやっつけた気になって、でもやっぱり再発することへの恐れ、いやむしろ、確信をしながら過ごしていくのだろうか。
そんなのはもういやだ。
今年に入って、以下の記事に書いたように「めんどくさいと思ったらやる!」という考え方を身につけていたボクは、まずは一回皮膚科に行ってみようと、ついに行動を起こしたのです。
皮膚科の医師が教えてくれた水虫治療のポイント
皮膚科に行ったら、まずは足の細胞を採取され、プレパラートに乗せた細胞を顕微鏡で確認されました。そして、お願いして見せてもらいました。
そしたら、いわゆる水虫菌(白癬菌というカビ)が居りました。
糸みたいなやつです。
こ、こいつか〜。
そして、お医者さんに根掘り葉掘り聞いて得たアドバイスを基に、2ヶ月間の治療を行ったのです。
そこで医師から教わった、水虫治療の3つのポイントは次のようなものでした。
1.もらった薬・ルリコンクリームを毎日塗る
皮膚科では、チューブ状の塗り薬をもらいました。
ルリコンクリーム(ルリコンクリーム1%の効果・副作用 - 医療総合QLife)というやつです。
軟膏でとても塗りやすいです。
副作用として炎症を起こすケースもあるようですが、ボクは大丈夫でした。
これを足の裏などに塗るのですが、塗り薬なので、皮膚の内側に入り込んだ水虫菌に対して、表面にしか塗れないところがネックです。(爪水虫とかは、塗り薬が届かないから飲み薬という手もあるようですが、それはそれでなかなか大変らしい)
だけど、皮膚は毎日少しずつ新しい皮膚に入れ替わっていき、古い皮はむけていくので、毎日続けて塗ることで、少しずつ奥深くにいた水虫菌にアプローチできるというわけです。
ボクは夜寝る前に塗ってました。
ちなみに、水虫菌というのは、24時間くらいかけて皮膚の内側に侵入していくようなスピード感らしいです。
思ったよりゆっくりなので、逆に言うと、表皮に付着した菌は24時間の間にちゃんと洗えば入っていかないようです。予防としては、まずは毎日足だけでも洗うことが大切ですね。学生時代は徹夜で実験したりしてたから、そういう対応ができなかった。そういうことか。。
2.足の裏全体と指、かかとまで広く塗る
菌は、思ったより広い範囲に生息しているようです。だから、水泡が出た周辺にちょっと薬を塗っただけでは、足の裏の菌を根絶できない。だから、いつまでも再発するのです。
足の裏と足の指全体。そして、かかとの少し上の方(アキレス腱の周囲)。
そこまで全体に薬を塗るのです。
3.2ヶ月塗り続ける
足の裏の皮膚(角層)は2カ月かけて完全に入れ替わるらしいです。
だから、その2カ月は薬を塗り続けてください。
わりとみるみる、足の裏はキレイになってきますが、そこでくれぐれも油断しないように!と、お医者さんに釘を刺されました。
ということで、水虫を根治したかったら、
皮膚科に行って、薬をもらって、2ヶ月間、ほぼ毎日足全体に広く薬を塗り続ける。
ただ、それだけです。
こんなパンフレットももらいました。
費用はどんなものか?
市販の薬だと、小さいくせに1個2000円くらいするでしょ?
ラミシール、ダマリン、ブテナロック、エクシブ、ピロエース。 いろいろ種類があるけど、どれも高い。
足の裏全体に毎日2ヶ月塗るためには、何本必要なんだろう。
ちょっと現実的ではないですよね。
だけどあれだけ薬局で売ってるということは、ニーズがあるんだと思います。
そんな方には是非、一度皮膚科に行ってみてほしい。
そして、ルリコンクリームなどの薬をもらえたら、同じような治療が可能になると思います。
ボクの場合、2回の通院で、かかった費用は薬2カ月分を含めて、だいたい5000円くらい。保険が効いたのがデカいのかな。
本日のまとめ
皮膚科に行くという一歩目を踏み出すだけで、長年付き合ってきた水虫を2ヶ月で根治できました。
根治してしまえば、足が蒸れやすくなる梅雨の季節も、革靴をずっと履いている出張の日とかも、変な心配をしなくても済む。これは想像以上に心を軽くする出来事になりました。
水虫にちょっとでも悩まれている方は、まずはお近くの皮膚科に行ってみてください。
ちなみに、水虫に悩む女性の方へ
聞くところによると、水虫に悩まれている女性の方も多いみたいですね。
ストッキングで革靴とか、汗をすわないだろうし、そりゃ、大変だと思います。
皮膚科に行くのが一番確実ですが、もし恥ずかしい気持ちもあったり、忙しいならば、今回紹介したやり方で、2ヶ月根気よく、市販の薬でもいいから、足全体に塗り続けてください。
足に広く塗るには、クリーム状が良いと思います。
市販薬で完治した経験があるわけではないので、わかりませんが、クリーム状だと、こんなものがあります。