昨日から就職活動が解禁されたんでしたっけ?うちの会社にも就職活動中らしき若者たちが来てました。
自分が就職活動のときにはあんまり意識していなかったけれど、社会で15年以上働いた今思えば、「これ」って会社によって全然違うけど、たまたまボクの会社の「これ」は、自分に合ってて良かったなぁというものがあります。
それは、企業の価値観です。 文化といってもよいかもしれません。
例えば、多少、目先の利益にはつながらなくても、お客様には誠実に事実を伝えて、お客さんとともに考えていこうという会社もあります。
一方で、とにかく、背伸びをしてでも、できます、やれますと、お客さんにアピールして、仕事を取っていこうという会社もあります。
これは一例にすぎませんが、他の会社から、そういうことが感じられるくらい、価値観というものは明確であり、行動に現れてくるものです。
このような会社の価値観は、組織に根深く存在しています。 上司が変わっても、脈々と根底に流れているこの価値観の影響は大きく、意思決定の過程においても効いてくるので、このような会社の価値観が、もし、あなた自身の価値観と、全く違うものであったとしたら、違和感を感じながら働き続けることになるので、ちょっとしんどいかもしれません。 ボディのように効いてきて、そう遠くないうちに、苦しくて嫌になってしまうかもしれません。
倫理観が薄い会社であれば、できないことをできると言わされて、不祥事に巻き込まれてしまうかもしれません。
ですから、自分の価値観と会社の価値観を知り、それらがマッチしているかどうかを、早めに押さえておいた方がよいでしょう。
まぁ、完全にマッチすることはないですよ。きっと。
だけど、60パーセントくらいは同じ方向であって欲しいですよね。
会社の価値観は、先輩から聞くのが一番良いと思います。そのようなツテがあるならば、まずは企業の価値観や風土、特に自分が大切にしていることが会社でも大切にされそうかどうかを、先輩に聞いてみてください。
そのようなツテがない人は、社是や社訓をチェックしてみてください。そこには創業者の思いがしたためられているはずですから(風化してないことを祈りますが)。
気になった会社の社是をチェックして、あなたの価値観に訴えかける、熱いものを感じられれば、しめたものです。
ミッション・経営理念 社是社訓―有力企業983社の企業理念・行動指針
- 作者: 社会経済生産性本部,日本生産性本部=
- 出版社/メーカー: 生産性出版
- 発売日: 2004/06
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 66回
- この商品を含むブログ (3件) を見る