今日は満足いく一日でしたか?
朝、本をぱらぱらめくっていると、ああそうだなぁという深い言葉に出会いました。
ニーチェの「いつかは死ぬのだから」という話です。
死ぬのは決まっているのだから
死ぬのは決まっているのだから、ほがらかにやっていこう。
いつかは終わるのだから、全力で向かっていこう。
時間は限られているのだから、チャンスはいつも今だ。
嘆きわめくことなんか、オペラの役者にまかせておけ。
(「超訳・ニーチェの言葉」/「力への意思」)
この言葉、心を穏やかに、そして心を今に集中させ、元気をくれます。
死ぬというコトバは、なんとなく縁起が悪いとか、ネガティヴだとか、そんな気持ちが子供の頃からあったせいか、あんまり意識しようとしてきませんでしたが、この5年くらいは、死というものに向き合うことが、今を前向きに生きる気持ちにつながっているということを、ものすごく感じています。
いつか死ぬというのは、当たり前のことなんですよね。
だから、当たり前のことから目を背けてはダメだということなんだと思います。
ほがらかに全力でやっていこう
このニーチェの言葉の中に次のキーワードが入ってます。
「ほがらかにやっていこう」
「全力でやっていこう」
子供の頃の運動会の写真を見ると、アンカーでリレーを走ってるボクの顔は、歯を食いしばって、歪んでました。
全力でやると力が入る。
そして、ほがらかとは言えない形相をしてしまう。
そんな感じで、生きてきたのかもしれません。
だけど、わかったんです。
ほがらかと全力を両立する。
これこそが大切なのだと。
この域に達するのが、人生の目標なのかもしれないとさえ思えます。
そのために、自分の死をときどきイメージするのはなかなか良い方法です!
ただ、死を意識するあまり、今日という日を焦るのは禁物。
焦ると、「ほがらかさ」は失われますから。
必ず死ぬからといって、「必死」になってはだめなんですね。
そこを救う言葉については、次の記事に書いてます。
今日のまとめ
いつかは死ぬのだから、ほがらかに、全力で、やっていこう。
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