夏休みということで、読書感想文特集の1週間ですが、今日は、構成についてです。
タイトル、書き出し、締めくくり。
この3つを押さえましょう!
タイトル
タイトルは、お、なんだ?と読む人を惹きつけるために、とても大切です。
よく、「○○を読んで」というタイトルをみますが、それは、サブタイトルでいい。
できるだけ、自分の気持ちを打ち出した、個性的なタイトルをつけることがいいらしいです。
「書きたいことリスト」(「グッとくる読書感想文の書き方/5つの基本ステップ」参照)から選んだ、伝えたい3つのことを眺めて、これだ!というふさわしいタイトルを考えましょう。
タイトルを決めるのは後でいいのです。
書き出し
書き出しは難しいですね。
だけど、いくつかのパターンがあるようです。
・一番書きたいことから書く
書き方の基本ステップで挙げた「書きたいことリスト」のうち、一番伝えたいと思ったところから書くというのが王道です。
これは、文章を書く人の業界用語的には「サビ頭」というのだそうだ。
・まず問いを立てる
書きたいことリストで残った3つにもよりますが、例えば、自分が一番疑問に思ったところから、問いを立てて文章を始めていくパターン。
「なぜ、○○は、あのとき、○○したのか?この本を読んだ後、しばらくぼくの頭の中は、その疑問が渦巻いていた。」
みたいな感じです。
読んだ人が、え、どういうこと?と気になってしまう入り口を作ってあげるのです。
・気になったセリフを引用
グッときたセリフの引用からいきなり始めてしまうというパターンもあります。
「『〇〇〇〇。』この言葉がぼくの生活をちょっと変えつつある。」
みたいな、、
・この本の第一印象を語る
この本を、読み始めた時、どういう気持ちだったのか?というところから入っていくパターンです。
・自分のことを語る
まず、自分の性格とか境遇とか経験とかを書いて、そこから本の内容にそれらを絡めていくパターンもあります。
締めくくり
3つの言いたいことを書きつつ、最後をどう締めていくか。いい締め方は、書き始めによっても変わってきます。
・繰り返し
やっぱり伝えたかったことや、キーとなるフレーズをもう一度繰り返すのもいいでしょう。
・立てた問いへの答え
まず問いを立てたなら、その問いに対する自分の答えで締めると、すっきりするでしょう。
・ビフォーアフター
本を読む前の印象から始めたなら、読んだ後、どう感じたのか、感じているかを書くのもいい。ビフォーアフターです。
・抱負
自分がこれからどうしていきたいか、そんな抱負みたいなところで締めくくると、未来への広がりを感じることができます。
おわりに
ということで、グッとくる読書感想文の構成についてでした。
いくつかパターンがあるので、これでさらに書きやすくなったのではないでしょうか。
今回も、斎藤孝さんの「だれでも書ける最高の読書感想文 (角川文庫)」を大いに参考にしつつ、まとめてみました。
書き方全体をまとめた、こちらの記事もぜひご覧ください。