「反応しない練習」という本にある仏教の教えから、今日は4つの心がけを紹介します。
この心がけを人生のモチベーションに据えてみることで、この世知辛く、理不尽な競争社会においても、クリアな心を保ち、自由を手に入れることができるということです。
競争社会で生きることの苦しさ
人間てやつは、承認欲とかを手放しきれなくて、限られた地位や名誉を奪い合ったりして、手に入れたと思ったら、それではまだ足りないと思ったり、この地位が奪われるのではないかと恐れたり、とても苦しみながら生きていく。
こういう人間の心を救ってくれるような考え方を、仏教はいろいろと提案してくれていて、なんだ宗教というか、アドラーとかと同じような心理学の世界と何も違わないのかもと思えてきた。
競争社会でも自由に生きるための4つの心がけ
世界に対する向き合い方 ─ ─を知っておきましょう 。それは 、慈 ・悲 ・喜 ・捨と呼ばれる 、四つの心がけです 。
4つの心がけは次のようなことです。
- 【慈しみの心 】 相手の幸せを願う心
- 【悲の心 】 相手の苦しみ ・悲しみをそのまま理解すること 。相手の 「悲 」に共感すること。
- 【喜の心 】 相手の喜び ・楽しさをそのまま理解すること 。相手の 「喜 」に共感すること
- 【捨の心 】 手放す心 、捨て置く心 、反応しない心
外の世界に反応しすぎるのではなく、自己の利益に執着しすぎることもなく、相手を理解し、相手の幸せをどれだけ願えるか。そんな自分の内側の世界を感じ取りながら生きていくことで、自由になれるのです。
つまり他人への愛が自分を自由にする
愛とは、この4つの心がけから成るそうです。
つまり、どんな競争を意識せざるをえない世界においても、他人への愛こそが自分を自由に幸せにするということなんです。
すごいな。仏陀。
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