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Voyage of Life

日々の読書、子育て、暮らし、仕事から学んだコト

LESS IS MORE  自由と幸せを手にいれるための4つのコツ

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世界幸福度調査によれば、デンマークは1位、ノルウェーが4位、フィンランドが5位と北欧の国々が上位を占めています。これに対して、日本の幸福度は53位。 

世界幸福度調査2016

北欧の国々は、税金や社会保障費も高く、自由に使えるお金は少ないのに、幸福度ランキングで、軒並み高い位置を占めているのはなぜでしょうか?

幸せなるために必要なものって、何なのでしょうか。

北欧の人々の取材を踏まえて本田直之氏が書き下ろした著書「LESS IS MORE」を読み、特にグッときたところを、勝手な解釈も含みますが、まとめてみました。

 

北欧の人々は我々の先輩である

国の成長の勢いが鈍り、世の中が成熟してくると、価値観、ライフスタイルを変えないと、幸福感が得られにくくなる。

北欧の人々は、しっかりとした社会保障によって、安心感のある暮らし(医療費、学費はタダ。失業時の保証もあり万一の時にも路頭に迷わない)を送っており、それが幸福度につながっていることは確かである。

しかし、使えるお金が増えていくとは限らなかったり、会社が倒産したり合併したりするかもしれないような変化の大きい成熟社会に突入している彼らが、高い幸福度を有している要因には、社会制度だけでなく、彼らの価値観やライフスタイルの違いも大きい。そこに学ぶべきものがあるとのことだ。

 

日本人が陥りがちな不幸の悪循環

人間は新しい環境に順応する動物である。

だからこそ、収入が増え、便利な家電やおしゃれな服を買い集めたとしても、それが当たり前になってしまい、幸福度は元の水準に戻ってしまう。そして、幸せと感じるレベル(閾値)は上がってしまう。

これを繰り返していくと、いくらお金を稼いでも、ちっとも幸せを感じないという悲しい状態になる。 税金や社会保障が、おそらくどんどん増えていき、収入が上がるとは限らない時代なのだから、幸せの閾値だけ上がってしまうと、不幸にさえ感じてしまうかもしれない。

幸せを感じるためにはお金をもっと稼がなければならない。 そういう観念に駆られてしまうと、お金を稼ぐために、家族と過ごす時間、自分の趣味の時間を削ることになるから、精神的な楽しみを得る時間がさらに減ってしまう。

また、「会社以外でも通用するスキル」を磨く時間を削ることになるから、もし、会社がつぶれてしまったりしたら、どうしようもなくなるかもしれない。 これが、日本の人々が陥ろうとしている、不幸の悪循環なのではないだろうか。

 

幸せになるための4つのコツ

幸福の閾値をむやみに上げないようにすること。 そして、お金や時間、場所などから自由になる(コントロールできている感覚を持つ)ことが、幸せを感じるためには重要なようだ。

具体的なコツを4つにまとめてみた。

 

① あえて買わない

北欧の人々は物質的なモノよりも、精神的なもの、経験的なものに幸福度を求めている。

モノから得られる幸福や満足は一瞬しか続かないけれど、経験やそこから得た知識は、自分の中に一生残るのである。

 

だから、

買おうと思ったら買える。 でも、買わない。

自分にとって大事なこと以外のものは要らないし、もしあったら捨てる(無条件に捨てる 3秒以上考えない)。

こういう習慣が大事だということだ。

北欧の人々は、精神的な自由を持ち、幸せの閾値が低いので、自分の意思で質素な暮らしを選択しているようだ。

質素な生活を、我慢してするのではなく、あえて、自分で選んで行うことが大事なのだ。

モノが少ないことで、身軽になる。場所やお金から自由になる。 頭がすっきりし、クリエイティビティも高まる。

今すぐに、モノを減らしたくてたまらなくなってきますね。

 

② あえて、不便や変化を求める

幸福度の敵は、慣れである。感覚麻痺である。 心地よい状態を、ああ最高だなあと再認識するためには、ときに、あえて不便な環境や変化を選択し、麻痺していく自分の感覚に刺激を与えることが大切である。

キャンプに行くとか、ものすごい田舎でしばらく暮らすとか、ひょっとしたら、2年間、単身赴任するというのも、悪くはないのかもしれない。(家族と離れるのはやっぱりいやだから撤回)

変な常識に縛られてしまうことが怖い。そういう意味で、あえて壊し、また作り直すこと。 変化を楽しむことが大事だ。

常識に縛られず、自分の基準や価値観に従って、判断しよう。

 

③ 仕事を楽しむ

いくら効率的に行うと言ったって、仕事には多くの時間を費やすことになる。 自分の仕事にやりがいを感じ、プロとして成長していくことで、仕事から体験的、精神的満足を得ることができる。

昇進をあえて目指さないという選択もある。 昇進は自分がやりたいことから離れる可能性もあるし、制約も増えるからだという。

つまり、ポジションではなく、自由や成長を求めることが大事だ。会社の評価や承認してほしいという気持ちは捨てよう。人間だから、捨てるのは難しいけど、なるべくそうしよう。評価軸は自分の中に持つべきだし、不特定多数の広い世界からの評価を大事にしよう。

まあ、それができる人はやっぱりポジションもついてくるのかもしれないが、それは時の運の要素も大きいだろうから。

そして、継続性のない時代に、自分を助けてくれるのはスキルや自分のブランドである。 そして、高いスキルと信頼感を基に、仕事をする時間を自分でコントロールできるようになれれば最高だ。目的を明確に持って、お金だけでなく、時間を集めるのだ。

そして、できれば、複数の仕事を持ちたいものだ。 複数の仕事を持つことで、リスクヘッジとなり、さまざまな制約から自由になれる。

また、他の仕事で得た知識がヒントや刺激となり、よい影響を与えるかもしれない。

例えば、つぎのような多次元な感じでやってみることも楽しそうだ。

 会社員×ネットビジネス×執筆×不動産投資×講師×コンサルティング などなど

 

④ 生活を楽しむ

一生懸命働き、モノを集め、生活を形づくることではなく、生活を楽しむことが大切である。

生活の中での、何気ない子供とのやり取り、夫婦の会話を楽しもう。今、ここに集中するというマインドフルネスの精神が大事かもしれない。

また、自分が本当にやりたい、わくわくするような趣味やスポーツを楽しもう。 スポーツは、失敗やチャレンジをする機会と仲間を持ち続けるには、とてもいいらしい。

そして、個人メディアが発達してきた現在、自分でなんでも世の中に発信できる。 趣味が、いつしか、仕事になるかもしれない。 好きなことが仕事になったら、こんなによいことはない。

また、デュアルライフという方法もある。 高級住宅1軒に住むのではなく、平日は都心のワンルーム。 休日は郊外の一戸建てなど、生活のリズムとコストを考え、常識にとらわれずに、よいライフスタイルがないかを考えてみよう。

環境の変化は、生活に刺激とリズムを与えてくれるかもしれない。

 

幸せなライフスタイルの確立に向けて

本書を読んでグッときたところを絡めながら、いろいろ思うところを書いてきたが、著者の本田直之氏も、今のスタイルを築くのに、20年くらいかかったとのことです。

あせらずに、まず将来のスタイルを思い描き、それに向けてじっくりとやれることからやっていくしかないですね。

決して、いきなり自由な人生が手に入るわけではないのです。

本田氏のまとめの文が、心に残ったので、引用しておきます。

幸せはポジティブな選択の向こう側にある。

新しい楽しみや人生の面白みを得るために「あえて」選ぶ。 そして、自分がやるべきことや持つべきものを減らしていくこと。それが幸せへの一番の近道です。


「あえて」やってみよう。

「あえて」捨ててみよう。