Voyage of Life

日々の読書、子育て、暮らし、仕事から学んだコト

来たるべき八ケ岳型の人生を生き抜く大人に育てるための3つのヒント

 これは八ケ岳からの富士山旅行にいったあとで知ったことだが、これからは、ピークが1回の富士山型から、年を追うごとにピークが連なる八ケ岳型の人生観が必要になるらしい。

【藤原和博・前編】「正解のない社会」に必要な教育とは

 

寿命が長くなり、人工知能AIも実用化していくこれからの時代においては、一つの仕事をして引退して終わりの時代から、複数の仕事を持ち、ライフステージを変えながら生きていく時代になるそうです。

つまり、複数のピークが連なる感じの人生になるのです。

 

求められる能力がはっきりと変わろうとしている

インターネットやGoogle検索などで知りたいことはすぐに調べられてしまう。だからたくさんの知識を有して正解を求める力(情報処理力)よりも、正解がない問題に対してみんなが納得できる答えを見出すという力(情報編集力)が求められる世の中にますますなっていくということです。

パズルを早く解くことは人工知能に任せておいて、人には、いい感じのレゴを組み立てる力が求められるのです。

今でも会社や世の中ではこういう人が求められているし、この能力と行動力を有する人たちは世の中を変えるようなプロダクトやサービスを生み出している。

ただ、まだまだ人間が泥臭くやっている領域は今はたくさん残っています。そのうちAIが身近な仕事に入ってきて、それらの聖域が失われると、たちまち仕事は減ってしまう。そんな時代はもうすぐそこなのかもしれません。

 

大学入試も変わる

そんな中で、大学入試のあり方も変わろうとしています。

中学や高校の勉強のあり方を変えるためにはまず大学入試を変えようということで、マークシートによるセンター試験は、あと5年くらいしたら無くなり、記述式になっていくということです。

センター試験がなくなる? 新テストは思考力重視|働き方・学び方|NIKKEI STYLE

 

親として心がけること

そんな時代に耐えられる人間になるために、親はどのように子供を育てていけば良いのでしょうか。

教育改革実践家の藤原和博氏は、上記の記事の中でそのヒントを3つ挙げてくれています。

1.  10歳までは思い切り遊ばせること

さまざまな突発的なできごとに対応する力を鍛えるために、遊びが欠かせないというのです。

2. 海外経験をできるだけつむこと

不便や苦労を自分で切り抜ける体験で、自分に自信を持つことができるということです。 

3. 面倒で厳しい道を選ぶように仕向けること

AIやロボットなどで便利な世の中になると、人は自分で考えることをやめてしまいがちになる。タフな経験により、柔軟に考えることのできる力を身につけることが大切です。

 

まとめ

つまりは、かわいい子には旅をさせろ

できるだけ困難で、面倒で、波乱にみちた経験をたくさんこなすように、親が意識して仕向けるべきだということです。

ぼくたち親は、子供を愛するあまりこの真逆のことをしてしまいがちですが、とんでもない独りよがりであり、これからのごまかしの効かない世の中を生き抜く子供たちにとっては命取りになりかねないのかもしれません。なんとなく許されてしまう聖域は、容赦なくロボットやAIが奪っていく時代になるのかもしれないからです。

 

それだったら、完全に放ったらかしの親に育てられた子供の方が強いのか。

そうは思いません。親の愛を知っているからこそ人に優しくできるし、安全地帯があるからこそ、外でチャレンジできるからです。

しかし、それとは裏腹に強化されてしまう安全装置は、よほどのときじゃなければ作動しないように設定を抑えなければなりません。

大怪我だけはしないよう、気づかれないように見守りながら、あえてギリギリまで助けないガマンが必要なのです。

この春、八ケ岳と富士山を気まぐれに旅したことは、決して偶然ではないのかもしれず、子育てへの向き合い方を今一度考えなければならないと思ったのでした。