Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

「人生はワンチャンス」より/大切なことを思い出させてくれた13の名言

 

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あの「夢をかなえるゾウ」の水野啓也氏と長沼直樹氏の著書「人生はワンチャンス! ―「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法」を読んだ。

今週のホリエモンのメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」でも、少し触れられていた本だ。

人間が忘れがちな「大切なこと」を犬が教えてくれるというコンセプトで、愛らしい犬の写真と大切なことが、偉人たちのエピソード、名言とともに、コンパクトにまとめられている。

 

人は大切なことをすぐ忘れてしまうという前提に立ち、思い出すために気軽に繰り返し読めるツールを本として提供するという発想が面白い。

 

大切なこととして書かれている内容は、それほど目新しいと感じるものは少なかったが、日常では忘れがちなことだ。

それを思い出すとともに、偉人たちの名言で、あー、この人がこういうことを言っているのか。という発見が楽しかった。

忘れずにいたいと改めて感じた13の大切なことと、その元になった偉人たちの名言を以下にまとめた。

 

1.当たり前のことをしっかりやれ。

当たり前のことが、いつでもどこでもできるならば、私があなた方の弟子になりましょう。(千利休)

千利休さえ、当たり前のことをしっかりやることの大変さを感じていたようだ。

会社でも同じである。

あいさつするから始まり、話す。書く。確認する。工程を守る。などの基本動作をしっかりとできるということは、すばらしいことだし、簡単ではないのだ。

 2.小さなことを積み重ねよ。

偉業は一時的な衝動でなされるものではなく、小さなことの積み重ねによって成し遂げられるのだ。( フィンセント・ファン・ゴッホ)

天才と思われるゴッホさんさえも、小さなことの積み重ねと言っているのか。

イチローも同じようなことを言っていた。

目の前の一つ一つに集中して、地道にやっていくことが大切ということだろう。 

3.自己ベストを目指せ。

誰かに勝ったときではなく、自分が定めたものを達成したときに満足できる。(イチロー)

誰かとの勝負を意識しすぎると、自分の喜びが相手の調子に左右されることになる。

そうではなく、自分を基準にして、自己ベストを目指そう。

評価されるかどうかわからないけれど、自分が納得できるようにやれたかにフォーカスしよう。

4.時を待て。

わるい時がすぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事をなす人は、必ず時の来るのを待つ。(松下幸之助)

どんなに頑張っても、結果がついてこないこともある。

そんなときは、辛抱強く、時を待つことが大切だ。

5.人の言うことは気にするな。

人の言うことは気にするな。「こうすれば、ああ言われるだろう・・・」こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう (ジョン・レノン)

人の評価なんて、あてにはできない。

見方を変えれば、褒められることも批判される可能性があるのだ。

だから、自分のやりたいことにしっかりと向き合い、行動を起こそうではないか。

6.お客様に全力で与えよ。

お客様に対しては、いつも少しでも付加価値を与えてあげるんだ。もし人が来なくなってしまったら、また来てもらうのには10倍の費用がかかってしまうのだから(ウォルト・ディズニー)

確かに、お客さんになってくれていることのありがたみを忘れてはならない。

ゼロから始めたとき、何が大変って、お客さんが来てくれるようになることだ。

慢心せずに、お客様を大切にしよう。 

7.適切な人材を選んだら任せよ。

最も優れた管理者とは、計画遂行にふさわしい人材を選び出す見識と、彼らのやることに干渉しない自制力を備えた人間である。(セオドア・ルーズベルト)

会社では、これが全然やれていないように見える。

なんとなく、自分の言うことを聞きそうな人を選んで、その人を操り人形のように扱うような感じになってはいないか?

偉い人は、もっと大きな戦略のことに時間を使わねばならないのだから、しっかりと人材を選んで、任せることができないとだめだ。 

8.欠点を使いこなせ。

欠点は魅力の一つになるのに、みんな隠すことばかり考える。欠点をうまく使いこなせばいい。これさえうまくゆけば、なんだって可能になる。(ココ・シャネル)

  これはなかなか難しいが、確かに愛されるキャラになるには、一本抜けているところが必要だ。そういう意味では、自分の欠点を見つめ直し、さらけ出してみるのもよいだろう。 

9.これが最後と思え。

二つの矢を持つことなかれ。後の矢を頼みて初の矢になおざりの心あり。(吉田兼好)

目の前のことに集中することが大切だ。

そういう意味では、人生だって一度きりだし、明日は死ぬかもしれないのだ。

今日を。そして、いまを全力で生きようではないか。 

10.笑顔でいろ。

笑顔は一ドルの元手もいらないが、百万ドルの価値を生み出す。(デール・カーネギー)

とはいえ、あまり力んでいると、周りの人が楽しくない。近寄りがたくなってしまう。

周りの人が楽しくなければ、自分が幸せになれないのだから、笑顔をわすれないでいこう。  

11.真似ることを躊躇うな。

独創力とは、思慮深い模倣以外の何ものでもない。(ヴォルテール)

オンリーワンの存在で居たいし、 誰もやったことのないことを実現したい。

そんな思いもあるのだけれど、こんなにたくさんの人間がいろいろ考えながら、長い間生きてきたんだ。

完全なオリジナルなんて、もうほとんどないのだろう。

だから、真似をすることを躊躇わずに、どんどん行動していこう。 

12.常にユーモアを放て。

愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ。(夏目漱石)

夏目漱石って、そういうことを考えるような人だったのか。

海外のメーカと厳しい交渉をするときも、ユーモア合戦になるときがある。

お笑いを制する者は世界を制するのかもしれない。

どんなに厳しい局面でも、笑いで返したり、愛嬌で返せれば、丸く収まるかもしれない。

いや、むしろ、基本はユーモアで、たまに真面目なことを言うくらいがよいのかもしれない。 

13.とにかく人に与えよ。

人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られるのです。(アルベルト・アインシュタイン)

 得たものを貯めこむのではなく、どんどん人に与えて、喜んでもらおう。

結局、何が一番うれしいかって、大切な誰かに何かをプレゼントして、喜んでくれたときじゃないか。

とにかく、人に与えよう。GIVE&GIVE!

 

この犬たちの写真を会社のパソコンのスクリーンセーバーにしたいくらいだが、そんなの作ってくれないかなー。