前回の記事「家庭の方が職場よりストレスフルという最新論文は本当か? - Voyage to the Future」で書いたとおり、本当に職場よりも家庭の方がストレスフルなのかということについては、まだ違和感ありなのだが、全くないとは言えない家庭でのストレスを減らす方法について、今日は考えてみた。
家庭でストレスを感じるとき
ボクが家庭でストレスを感じるときとして、以下の3つが挙げられる。
- 家族の誰かがストレスフルになっているとき
- やらされ感のある形で家事や子守を行ったとき
- 自分のやりたいことが十分できなかったとき
このような「とき」を無くせば、家庭でのストレスにおさらばできる。
家庭でのストレスを減らす5つの方法
1. 家族みんなのストレスレベルを下げる。
家族がストレスフルであるかぎり、落ち着かない。
ストレスというのは、感染するからだ。
だから、家族のストレスレベルを下げることがとても大切だ。
家族は、普段それぞれの属する社会の中で戦っている。
子供たちでさえ、幼稚園や学校で気を使ったりチャレンジしたりして疲れているのだ。
だから、ストレスを抱えて、家族は家に帰ってくる。
ストレスの連鎖を断ち切るために、家族のストレスを感じ取り、ケアしていかなければならない。
具体的には、
まず、ストレス源がまだ存在しているのかを見極める。
困っていることや抱えている作業の山があれば、共有したり、手伝えばよい。
ストレス源はもうなくなっているけれど、前のストレスが溜まっているのであれば、発散することをサポートしよう。
家族は、もしかしたら、自分がストレスフルであるという状態を認識できていないかもしれない。
だから、なおさら、そっとサポートしてあげるのだ。
身体を動かすために遊びに行ってもいいだろうし、散々放出させて、スルーして受け止めるという手もあるだろう。
「なんかストレス貯まってない?」と言うのは逆効果だ。
ストレスの矛先があなたに向かい、ストレスの負の連鎖を生むまでにそう時間はかからないだろう。
2. 家族をねぎらう。感謝を伝える。
家族の中には、こんなに頑張っているのに報われない。という不満がストレス源になっている場合があるかもしれない。
そんな家族のストレスを下げるためには、家族をねぎらい、感謝を伝えることが有効だ。
特に嫁さんの家事は、地道なルーチンワークが多く、モチベーションを保ちにくい。
それを支えるのは家族からの感謝の言葉である。
3.自ら進んで家事を行う
やらされ感は大敵である。
これはボクだけではないと思うのだが、嫁さんからこれお願いと先に言われてからやるのと、言われる前に自分でやろうと思ってやるのとでは、気持ちのスッキリ感に雲泥の差がある。
だから、自分でやれることは、どんどん自分からやってしまうのがよい。
4. 無理をしない
とはいえ、無理をすれば、それ自体が自分のストレスとなってくる。
だから、決して無理をしてはならない。
あくまで、やれる範囲で やれることを やるのだ。
5.自分の時間を確保する
無理をしないことにも通じるが、自分がやりたいと思っていることをやれないでいるのは良くない。
自分の時間を確保することに手を抜いてはならない。
しかし、もし小さい子供がいるならば、これは非常に難しいだろう。
そんなときは、朝早く起きるか、嫁さんと交代で自分の時間を作るのが有効であろう。
まとめ
非常に地味ではあるが、こういうことをやっていくしかない。
家族のストレスを減らそうとすれば、自分のストレスも上がっていく可能性があるが、うまくバランスを取りながら、ストレスコントロールをしなければならない。
家族を思いやるということを意識することで、これが自然体でできることが理想である。