Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

「まよなかのたんじょうかい」を読んで (2014読書感想文課題図書)

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先日の記事「読書感想文のコツ」でも、2014の読書感想文全国コンクールの課題図書として挙げた「まよなかのたんじょうかい」は、小学校低学年の部の課題図書になっているものです。

 今回はこの本について具体的に紹介します。ネタばれが嫌な方はご注意くださいね。

 

■どんな本か?

主人公にはお父さんがいません。おばあちゃんとお母さんと3人で楽しく暮らしています。

お母さんはタクシーの運転手をしています。

女の子の誕生日、お母さんは早く帰るつもりでしたが、倒れている男の人を見つけて助けようとしているうちに、夜遅くなってしまいます。

それでも、なんとかその日のうちに誕生会ができて、よかったね〜っていう、ほのぼのとしたお話です。

 

■読むポイント

・お母さんはタクシー運転手

お父さんがいなくて、お母さんがタクシー運転手をして働いているという状況はどちらかというと珍しいかもしれません。
低学年用の課題図書の物語の設定としては、一瞬、度肝を抜かれました。
 
自分の家庭の状況と比べて、何か感じたことはなかったでしょうか?

 

・人を助けたお母さん

とても大事な日だったし、お母さんはもちろん早く帰りたかったんだけれど、目の前で人が倒れている のをほおっておけず、病院を必死で探して遅くなりました。

もちろん、いろいろ大切な用事はありますが、人の命の重みというか、人の命を救うことはなによりも優先しなければならないことなのです。

自分に大切な用事があって同じ状況に置かれたときに、その男の人を助けることを優先できそうですか? 

帰りが遅くなってしまったお母さんを許せますか?

・おばあちゃんの笑顔

おばあちゃんの笑顔が印象的です。いつも笑っている感じ。

お父さんがいないのは寂しいかもしれませんが、それでも明るく、楽しく暮らしています。

笑顔って大切だなあと思います。

■まとめ

子供たちに、次のようなことを伝えられそうな、ほっこりした本でした。

 

  • 人の命を助けることは、何より大切。
  • 笑顔があれば、楽しくなれる。

 

 

読書感想文のコツにも書きましたが、「自分の生活や考え方と本の主人公の生活や考え方を比べてみて違いを味わう」には、なかなか書きやすい本だと思います。

今日は、いじょうでーす。

 

 

 

まよなかのたんじょうかい (ひまわりえほんシリーズ)

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