こんにちは。ぐもじんです。
こうして欲しいなということを子どもにうまく伝えられていますか?
何度言ってもやめなかったり繰り返したり、そんなことは日常茶飯事です。
声を荒げたり、モノでつったりしてしまいそうなところですが、そんなことをしなくても、子どもが聞く耳を持ってくれる方法があるとのことです。
「フィンランド式 叱らない子育て―――自分で考える子どもになる5つのルール」によれば、次のような5つのステップを踏めば良いのです。
1.子どもの耳をこちらに向けさせる
子どもに対して、いきなり本題に入っていないでしょうか?
落ち着いて名前を呼ぶところから入りましょう。
ねえ。〇〇ちゃん。今、ちょっと話していい?
特に、男の子は、ここのハードルが高い気がします。
嫁さんの友達は、男の子は耳が悪いといってました。
そんなことはないと思いますが、何かに夢中になりやすいのでしょうね。
2.してほしいことをはっきり伝える
こういうことはやめなさい。とだけ言ってないでしょうか?
じゃーどうすればいいの?となって、そこで終わっちゃうわけです。
ダメなことだけ頭に残ってしまうとも聞きます。
そうではなくて、かわりこうしてほしい。こうしてはどうか。ということを、はっきり伝えることが大切です。
ちなみに、「ちゃんとやりなさい。」みたいな、曖昧で、精神論的なのもダメ。
3.その理由やメリットを理解させる
理由がわかれば、行動を自分で考えられます。
そうすることの子ども自身のメリットや周りの人のメリットを、できれば考えさせて、理解させましょう。
ご褒美もありですが、物ではなく、一緒に出かけようとか、時間を共有できるものがいいみたいです。
4.励ましてやる気を引き出す
そこまで理解したら、かなりいい状態のはずですが、それでも、本当にできるかな?出来なくて責められはしないかなと、なかなか一歩を踏み出せないかもしれません。
お前なら出来るよ!なんかあったら助けるよ。と、子どもを勇気づけましょう。
5.約束を確認し、思い出させる合図を決める
最後に、何をすることにしたのかをもう一度おさらいして、確認しましょう。
ただ、人はそんなに強くないし、忘れることもあります。
そんなときのために、思い出させる合図を決めておきましょう。
忘れてるな と思ったとき、なんて声かけてほしい?とか、事前に決めておくのです。
---
以上が、フィンランド式の5つのステップですが、考えてみると、これは大人にも使えるステップですね。
ここになるべく、「自分で気づく」というところを大切にした、コーチング的アプローチを入れていったほうが良いのでしょうが。。
■現実的なステップ2と3
ボクの子育て経験からすると、「2.してほしいことをはっきり伝える」「3.その理由やメリットを理解させる」ことが、恐ろしく難しいと感じます。
ある程度の年頃(小学2年くらいから?)になってくると、言われたことをやることに反発を感じるからだと思います。そのくせ、そうすることのメリットがわかるほどの想像力はまだない。
なかなか難しい年頃に対しては、ボクは以下のようなところに行き着きました。
2’.してほしいことをやんわりと伝える。
こうした方がよいと、パパは思うよ。と、あくまで、こうしなさいではなくて、ボクの感じたことを伝える形にしています。
3’.しなかった結末を体験させる。
言われたことの理由やメリットが想像できないならば、言われたことをしないことで発生するデメリットを体験しないと、永遠に想像できるようになりません。
あんまり危ないことはダメですが、できるだけ、失敗する機会を小さい頃に積んだ方が良いのかなと思います。
なかなか実践は難しいし、すぐに失敗する前に手を差し伸べてしまいそうになりますが、今のところ、この方針で、そこそこやってます。
今日は、以上でーす。
同じ本からですが、こちらの記事もぜひご覧ください。
フィンランド式 叱らない子育て―――自分で考える子どもになる5つのルール
- 作者: ベン・ファーマン,バレイ友佳子
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2013/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る