読書の秋。やはり涼しいと本を読みたいという気持ちがさらに高まります。
今日は、kindleで今月のセール品になっていた「ストレスやパニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング」を読んでみたので、少し紹介しておきます。
ストレス、パニックを消す!最強の呼吸法 システマ・ブリージング
- 作者: 北川貴英
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2011/11/17
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 31回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
システマとは、ロシアの特殊部隊が生んだメソッドらしいです。そこでは呼吸法が大切にされています。その内容が紹介された本でした。
☑恐怖心を避ける
恐怖心という人間の本能は、意思の力ではどうにもなりません。
恐怖心は、筋肉を緊張させ行動力を低下させてしまいます。
そして、パニック状態に陥ってしまえば思考力が低下してしまいます。
この状態を避ける方法を教えることがこの本の目的です。
☑恐怖心は増幅する
恐怖心は、脳がいろいろ考えて危険かどうかを判断することから始まります。
筋肉の緊張を脳が察知すると、ますます状況が悪くなることを脳が予想することで、恐怖心はますます増幅していってしまう。
☑筋肉がリラックスすれば恐怖心の増幅は避けられる
それを断ち切るためには、筋肉をリラックスさせ、筋肉の緊張を知らせる信号が脳に送られないようにすることが有効のようです。
その具体的な手段が、「呼吸」だということです。
☑筋肉をリラックスさせる呼吸法のコツ
呼吸の基本は、以下です。
- 鼻から息を吸う。
- 口を軽くすぼめて口から息を吐く。
- 快適に感じる深さで、自然に。
システマ式の呼吸法の特徴は、通常の筋トレが筋肉を意識しながら行うと効果が増すと言われるのと同じように、「呼吸に伴って体に生じるあらゆる動きや感覚」を意識しながら呼吸をすることです。筋肉や骨格はもちろん、血液の循環さえ感じながら行うのがよいらしいです。
☑呼吸の大切さ
呼吸は生命の維持に欠かせないにも関わらず、自分の意思でコントロールできる唯一の運動なのです。
さらに呼吸は意思の力ではコントロールできない活動と密接に関連しています。
つまり、呼吸は、脈拍とか血圧とか交感神経やホルモンバランスなど、いわゆる自律神経の領域に影響を与えることができるのです。確かにそう考えると、すごいし、これを使わない手はない気がしてきました。
呼吸が大切というのは、よく聞いてはいるのですが、この本を読むと、どんな状況においても、呼吸をまず意識するということが、これでもかというくらいに、具体的なシーン別に書いてあります。
ややくどいなと思いましたが、意識して呼吸していこうと思える本でした。
今日は、いじょうでーす。