ボクは本を読むのは遅い方です。スキマ時間でちょっとずつ読めるkindleの電子図書をiphoneで読むようになってからは随分改善したが、やはりもうちょっと速く読めて、かつ、意味が分かる状態になれないものかという思いは常にあります。
もちろん、「世界のエリートはなぜ「この基本」を大事にするのか? 」にも書いてあったように、読んだ後にはその3倍の時間だけ考えることが必要だと思うが、読んで頭に入れるというプロセスを速くしたいのです。
速読の本もいろいろ読んだが、どうも意味が頭に残らないのです。
そういう中で、今結構本屋で見かける「東大首席弁護士が教える 超速「7回読み」勉強法」を読んでみました。
印象的なポイントを以下にまとめておきます。個人的な解釈が入ってますので、ぜひ本書でお確かめください。
読書の方法には3通りある
以下の3つがある。
1.平読み
流し読みでも精読でもなく普通のスピードで文字を追う方法。
2.リサーチ読み
調べ物をするとき、ざーっとたくさんの本に、キーワードを見つける意識で、サラサラと目を通す。関係ありそうな箇所をコピーしておいて、あとでそこだけ平読みする。
3.7回読み
1回1回流し読みで、7回繰り返し読む。理解しなくてはという集中力はいらない。
読む負荷を減らし、いつでもどこでも、スピーディに情報をインプットできる。
まず「認知」し、「理解」へつなげていく道筋を作る
「理解しよう」と思って本を読みはじめる人は、いきなり初対面の相手と親友同士になろうとしているようなものです。
「知り合い」の状態を作ってから、繰り返し読むことで文章との間に親密さが出てきて慣れ親しんでいくのがよいということです。
ボクの場合は、これまで、最初から理解するという意欲で、高い集中力で望んでいました。どちらがよいのか、自分に合うのか、試してみる価値があると感じました。
7回読みのコツ
7回読みのこつ、イメージはつぎのようなものらしいです。
- 読む本は網羅的で自分に合い、持ち運びやすいものをしっかりと選ぶ。
- スピードとしては、300ページの本を1回30分で読むくらい。
- 黙読する(心の中で音読しない)。ただ、目に映していく。
- 目からの情報1本に絞ることで結局は集中力がアップしている。
- 記憶が薄れないうちに繰り返し読んで、30分×7分を繰り返す。
- 本をそのまま脳内に印刷していくような感じ
- 要点は勝手に浮かび上がる
- 最初の3回は本の全体像・アウトラインや見出しをつかんでいく。
- 4回目からはキーワードを意識していく。
- 5回目はキーワードの間にある説明文を意識する
- 6回目はディテールに目を向ける。こういうこと?という仮説を確認しながら読む。
- 7回目で定着させる。書くこととの組み合わせも有効
トータル3.5時間だから、平読み1回より結果的に時間がかかるのかもしれませんが、隙間の時間で毎回クローズした読書ができることが読書の時間を増やすことになるかもしれませんし、なにより、記憶への定着度が断然強いとのことです。
7回書きや7回解きというのもある
英単語は読みながら単語を拾い書きしていく7回書きが効果的。
英文法や数学・算数は7回解き。問題集も5回解くまでは間違いを気にせず、間違った問題の解説文を読むのだそうです。
この本には、東大を首席で卒業し、3年の時には司法試験、4年のときに国家公務員1種にうかり、東大を首席で卒業し、財務省を経て弁護士として活躍しているた山口真由さんだからこそ語れる勉強の心構えとかコツがいろいろ体験とともに書かれています。
今日はいじょうでーす。