Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

子供三人なら知っておきたい!第1子と第2子と第3子の傾向と対策 (アドラーの教え)

 

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いやあ、アドラーの言葉をまとめた本「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」ですが、何度読んでも、深い納得感が得られて心地よいです。

 

アルフレッド・アドラーによれば、子供は命がけで親の関心を引こうとするなかで性格を形成していくということは以下の記事に書いたとおりです。

子育てをしていくうえで、この事実をなんとなくではなく、はっきりと意識することはとても役に立つと感じます。



そして、今回の記事では、特に兄弟姉妹が多いときには、第1子か真ん中か末っ子かという生まれた順番が性格に及ぼす影響は無視できないよ という話を紹介します。

 

例えば、次のような傾向があるようです。子供3人と接して過ごしている日々の実体験とも重ねながら、その対策も合わせて考えてみました。

 

☑第1子の傾向と対策

・傾向

親の愛を独占した経験があるが、第2子が産まれたときから独占状態を崩されてしまうので、これを取り戻すために、親を困らせることもある。

そして、子供たちのなかで、リーダーとしての役割を果たすことがベースになるので、責任感が強く、模範となるいい子でなければならないという気持ちが強くなる傾向にある。

実際、勤勉でしっかり者も多いらしいです。

 

・対策 

いい子でなければならないというプレッシャーを感じていると、チャレンジを避けたり、自分を出せないこともあるでしょう。

リーダーでなければならないというプレッシャーを感じていると、兄弟との争いから逃げ出したくなることもあるでしょう。

時には、悪いことを一緒にやって、笑ってリラックスさせてあげたり、たまに本音が出たときには受け容れてあげることが大切だと思います。

また、人には得意と不得意があるから、弟や妹に負けることがあってもいいんだよと、安心させてあげるといいかもしれません。

そして、下の子たちがいないときには、甘えさせてあげるのもよいでしょう。

 

☑第2子(真ん中の子)の傾向と対策

・傾向

親の愛を独占したこともないのに、第3子が産まれると、親の関心はそちらに行きがちになる。

自分は愛されていないのでは?という思いを引きずりつつ、実力で競争を勝ち抜いて関心を得ようとするか、すねた性格や行動になりがち。

努力家で、実力を高められる子供も多いらしいです。

 

・対策

できるだけマンツーマンで接する時間を確保しましょう。

これは何番目の子供であっても大切なことですが、特に、真ん中の子どもには愛されてる感が伝わりにくい傾向があるようなので、より意識的に伝えていきましょう。

(思い切って、子供4人いれば、「自分だけが不遇ではない」ということで落ち着いたりして・・)

そして、競争心は決して悪くないので、それを活かして、勉強やスポーツなどの力を存分に伸ばしてあげる環境を整えましょう。

 

☑第3子(末っ子)の傾向と対策

・傾向

自分より下の子がいないので、長い間、末っ子として赤ん坊扱いを受けることが多くなります。

このため、甘えん坊になる傾向にあります。

泣いたり、同情を得るような行動で助けてもらうことに慣れてしまうと、他力本願な人間になってしまう可能性もあります。

一方で、小さい時から姉妹と接しているため、人とうまくやる能力が高くなる傾向にあるそうです。

 

・対策

他力本願な人間にならないよう、いつまでも甘やかさないように意識しましょう。

ボク自身も、一番下の子が泣いたときには、簡単には「よしよし」と目じりを下げないように心がけています。「泣いたら助けてくれる」というスタイルが根付かないように。なかなか難しいですが・・。

 

以上、ざっくりと、ボクの勝手な理解を含めて書いたところもあるので、気になった方は是非原著を読んでみて下さい。

人間はそんなに簡単にはくくれないとは思いますが、納得できるところも多い話です。

アドラーの考え方を総まとめした、以下の記事もぜひご覧ください。

 

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉