Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

強さと温かさを併せ持つために心がけたい3つのこと

 

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同性異性を問わず、「あの人いいよね。」と言われる人って、いますよね。
人の心をぐっとつかむ人たちとそうでない人たち、いったい何が違うのでしょうか?
その答えは、「強さ」と「温かさ」を両方備えている人物かどうかということらしいです。
 
これは、ハーバードビジネススクールの必読書にもなっているという「人の心を一瞬でつかむ方法―人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学」に書かれていることであり、強さだけではダメ、温かさを併せ持たねばならないということです。

 

 強さと温かさを併せ持て

強さとは、能力×意志の力。
「この人すごい。」と思う人は、やっぱりやるときにきっちり仕事をしますし、話がうまかったり、コツコツ努力をしてスキルを高め続けています。
 
しかし、どんなにスゴくても、強さだけでは人々の好感を得ることはできません。
いくらスゴくても、近寄り難かったり、冷酷なところがあったりすれば、人は好感を持てないのです。
 
そのために必要なのが「温かさ」です。
温かさとは、共感や親しみや愛。
 
人は一人では生きていけないのですから、いくら強くても、すごくても、他人から距離を感じられるような人間では、大したことをなしえないのです。
 
 

見た目や態度が大切だ

 
強さと温かさの印象は、会った瞬間に瞬時に決まるということです。
つまり、見た目が大切なのです。性別や体型、ルックス、振る舞いなど、、
 
だから、美しい人は、外見だけで、称賛を得やすいので、基本的には得らしいです。ただし、そのあとの会話や行動で印象は変わっていくので、まあ大した差はないですが、入り方はやりやすいということですね。
  
そして、強さをアピールしたいなら、空間を支配すること。
占有するスペースを広くとる。姿勢をよくして、縮み気味にならないことです。
 
温かさを伝えるには笑顔です
笑顔はやっぱり基本なのです。
 
 

まず温かさから入るべし

強さと温かさを両方持つことができたとして、じゃあどちらを出していくかというと、まずは温かさから入っていくのがよいとのことです。 
「サークルの内側には同じ価値観を持った人々が集まっていて、 輪の外側からの声は届かない。」人を動かすには、まず輪の内側に入ることが大切になります。
 
相手に共感を示し、心をつかむことが第一。そのあとに、ロジックの組立てや話し方のスキルで、強さを発揮するという順番がよいのです。
 
相手の立場に深く共感し、理解すること。感情移入することから始めるのが、結局近道。急がば回れなんですね。
 
これは、人の良さを引き出す手法として知られるコーチングの基本としてよく言われることでもあります。
難しい相手との交渉やチームをまとめていくという話においても、まずは共感から入るとよいということなんですね。
特に、敵意が強くて、難しい相手との共感については、感情そのものではなく、その底にあるフラストレーションに理解を示すのがよいということが書いてありました。
つまり、あの人も、家族がいて、立場があって、必死で生きているんだなあ というところに理解を示すと、少しこちらから歩み寄れる気がしますよね。そういうところで相手を積極的に理解しようとすることが、相手の心の扉を開けるのです。相手の敵意や警戒心に引きずられずに、自分が優しくなれるかどうかが大切なのですね。
 

物語で語れ

物語で語られると、警戒心が解かれる。ということで、思想やアイデアをすーっと温かく伝えるために、物語がよいらしいです。
これは、子供の頃から、「嘘をついてはダメ」とか、「人の気持ちを考えない自分勝手な人はひどい目にあう」とか、たくさんの基本的な考えを「まんが日本むかし話」などで得てきたことを思い出すと、なるほどなと思いますね。大人になってからの物語方式は、水野氏の「夢をかなえるゾウ」とか、ああいうやつですね。
 
子供たちに伝えたいことを、あえて一度物語にして伝えてみるというのは、ちょっとやってみたいです。
 

ユーモアをフル活用せよ

ユーモアは、「話術」と「笑い」という強さと温かさを両立したコミュニケーションそのものなのだそうです。
タイミングよくユーモアを使うことができれば、場を和ませ、かつ、頭の回転の速さを感じさせることができます。ユーモアは人を惹きつける強力な武器になります。
 
うちでは、子供たちにユーモアのセンスを身に付けるために、お笑いバラエティのテレビ番組を子供に見せています(すんません、勝手に見ていて、見るなと言ってないだけです)。
 

心がけたい3つのこと

ということで、人を惹きつけたり、うまく人の協力を得ながら物事を進めていくためには、次のことを実践したいという考えに至りました。
 

・胸を張って、笑顔でいるのを基本スタイルにする。

・輪の内側に入ることに注力する。

・ユーモアを駆使する。

ボクの個人的なスタイルとして、今までは、そんなにないくせに技術力とか論理的思考力とかディベート力とか、そういうもの(つまり強さ)で勝負すべきという気持ちが大きかったように思います。
そして、人を動かすためには、真剣さや情熱を伝えることが大事だと思っていたので、真顔になりがちだったと思います。これは、ナアナア的な感じで仕事を進めることが多いオジさんたちへの反発心も手伝っていたかもしれません。
しかし、どうでしょう。
結局、そこで、基本は怒りキャラのような存在になってしまうと、輪の中に入れず自分の声が届きにくいのです。真剣で怒ったようにも見える顔は、確実に逆効果だという気がしてきました。そういうことをわかって、オジさんたちは、ニコニコしてたのかもしれません。
とにかく、相手の気持ちに1mmでも歩み寄ってみることで、輪の内側に入ることを意識することだと、今はわかる気がします。完全に、急がば回れの世界であり、君は回り道ができるほど余裕が有るか?ということが問われているのです。
 
ボクシングで言えば、右利きスタイルから、サウスポースタイルに切り替えるくらいの劇的なスタイルの変更が必要になりそうな話ですが、心がけ次第でやれないことはないという気がします。
 
そして、ユーモアはもっともっと多用していい。基本はユーモアしか言ってないけど、たまに大事なことはズバッと笑顔で言うというくらいでいいのかもしれません。
 
 

今日は、「強さと温かさを併せ持つために心がけたい3つのこと」についてでした。 

 

 

人の心を一瞬でつかむ方法―人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学

人の心を一瞬でつかむ方法―人を惹きつけて離さない「強さ」と「温かさ」の心理学

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