赤毛のアンの言葉
大事な試験を前に不安に包まれた友人に対して、アンはこう言いました。
一生懸命やって勝つことの次にいいことは、一生懸命やって負けること。(モンゴメリ「赤毛のアン」)
実は、ボク、「赤毛のアン」を読んだことがありません。
だから解釈が間違っているかもしれませんが、不思議と、この言葉に引き込まれてしまいました。
もちろん結果が良ければ一番いいんだけれど、一生懸命やること、やったと言えることが大事なんだと。
なんだか、負け惜しみにも聞こえるこの言葉ですが、結果を憂いても仕方がない、やるだけのことはやった!と言えることが大切なんだよ。という励ましに背中を押される気がしました。
娘の悩み
実は、うちの娘が中学受験してみたいと言い出し、6ヶ月必死に勉強をやってみた結果、なかなか難しい世界だということを実感した中で、今後も続けるかどうかを家族で悩んでいるところです。
塾へ行くというのは、遊びや他のやりたいことを犠牲にしているということです。だから、なんとなく続けるのではもったいない。だから、一つ目標を決めて3ヶ月やってきたのですが、その目標が達成できなかったのです。必死になれたときもあったけれど、そんなに必死になれなかったようです。
本人も、まあ潮時かなぁという感じになってますが、どこかスッキリしない様子。
ボクは、中学受験の勉強がどんなものか、やってみなければわからなかったし、やってみて学んだことがたくさんあった。成長もしたと思う。時間の感覚も高まったし、粘り強く考える力がついた。
中学受験は一つの選択肢にしかすぎないし、小学生5年で伸びる子供と6年で伸びる子供とか、いろいろ成長が違うわけですから、合う合わないということもある。だから、切り替えて、受験勉強は中学で勝負すると決めて、残りの小学生生活を謳歌し、やりたいことをやっていくというのでも、いいのではないかと思ってます。
ただ、どこかスッキリしない様子が気になるのです。
だから、一生懸命にやれそうな気持ちがやっぱり出てきているならば、多少無理かもしれなくても、応援したい。失敗しても、何かが残るだろうから(家計はきついです〜)。
だからこそ、勝算はともかく、一生懸命やってみたいという気持ちが今あるのかどうか。そこが大事であり、その辺を話し合っていきたいと思います。
とにかく、一生懸命やったわという、アンのような清々しさが感じられればいい。
赤毛のアンを読むことに決めた
しかし、こんなセリフを爽やかに語るアンは、すごいですね。
赤毛のアンは、脳科学者の茂木健一郎氏が絶賛していたことを思い出し、少し調べてみると、茂木さんの赤毛のアンに関する本がいくつか出ているのですね。
amazonの紹介文を読んでみると、なるほど、これは読みたくてたまらない。
孤児で、赤毛で、そばかすだらけ、ガリガリのやせっぽち…とコンプレックスの塊のアン。でもアンは誰にも嫉妬したことがなく、想像力の翼を広げてつらいことを乗り越える。それがアンが伸びる理由であり、見習うべき点だと茂木先生は語る。他にも、いじめ、相性の悪い先生、厳しい試験があり、いつまでも友だちと一緒にはいられず、自分の進路を選ぶときが訪れるアンの物語は、100年も前に描かれたとは思えないリアルな問題が次々に起きる。そんな中、自信のなかったアンが素敵に花開いたのはなぜか? 幸せをつかむ秘訣をアンから教わる本。(「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと」amazon紹介文より)
茂木さんが赤毛のアンに出会ったのが11歳。うちの長女と同い年。
まずは、40歳のボクが読んでみたいと思います。また、紹介しますね。
(その後、読んでみました。こちらも参考にどうぞ。→ 生きていくうえで大切なこと(「赤毛のアン」を読んで))
茂木さんの本を読んで学んだことについては以下の記事をご覧ください。
- 作者: L.M.モンゴメリ,HACCAN,村岡花子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/31
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと (YA心の友だちシリーズ)
- 作者: 茂木健一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る