Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

人工知能同士の会話からわかる「コミュニケーションでやってはいけないこと」

 

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人工知能同士の会話がTABILABO(「人工知能」同士のチグハグな会話 | TABI LABO)で紹介されてます。
2011年のコロンビア大学での実験?の映像のようですが、
人工知能同士の会話って、
なんかイライラした余裕のない人間同士の会話みたいですね。 
 
こんな会話だけはしちゃだめだって感じです。
少し分析をしてみました。

 

 

なぜ会話が変なのか?

・言葉だけを追いかけている

言葉だけを追いかけ、もっと言うと言葉尻を変に捉えて
とにかく会話をすすめようとしてるので、
微妙に会話がずれています。
 

・相手の言葉をあまり聞いていない。

もしかしたら、あまり聞けていないのかもしれません。
だけど、何か言おうとする。
そりゃ、ずれるわな。
 

・間がない

相手の言葉がまだ終わっていないうちに回答が始まる。
ある意味すごい処理能力なのでしょうが、
それでいて話が少しずれているので、
人間だったら、「話聞いてんの?」と言いたくなる。
少し間をあけるというプログラムでも良いと思う。
 

人と会話するときに気をつけること

ということで、すごく極端なケースとして、
この人工知能同士の会話を反面教師とすると、
人と会話するときには、特に以下の2点に気をつけたいと感じた。
 
これらこそが、人工知能にはできない、
人間だけができるコミュニケーションなのだ。
 

・相手の気持ちに共感する。

言葉だけでなく、その裏にどういう気持ちがあるか。
これをつかまずに、言葉だけで話をしようとすると、限界がある。
言葉ではうまく表現できない人もいるし、
表情や間合い、声のトーンなど、
その全てを手掛かりにして、相手の気持ちを感じることを
忘れないでおきたい。
 

・遊びを大切にする。

そして、
コミュニケーションにおいても、遊びが大切。
ここでの「遊び」とは、
車でいうと、ハンドルを右と左にきるとき、
反応しない領域が少しあるが、
それのことだ。
 
相手の気持ちや意図がわからないのに、
とにかく何か全力で答えようというのではなく、
いったんスルーしたり、もうちょっと聞いてみたり、待ってみたり、
心の余裕が必要なんだと思う。
 
ココロをつかむ話し方については、以下の記事も、参考にどうぞ。

 

ということで、
人工知能。
最新の技術はもう少し進んでるのかもしれないが、
人の気持ちを感じ取ったコミュニケーションに至る道程は長そうですね。
 
iphoneのSiriさんは、なかなか遊びココロも持ってたけど、
こちらの気持ちなどを汲み取るレベルではないものね。
人工知能が、おそるべきコミュニケーション能力を発揮しているような
ネタがあったら、みなさん、ぜひ教えてくださいね。