こんにちわ。ぐもじんです。
歳をとったら人は丸くなる理由と、だけどこれは失ってはいけないことについて、今日は書きます。
歳をとったら丸くなる
会社生活も長くなると、年齢とともに、人は丸くなることを実感する。
会社に対して感じた不満と提言を、ある程度率直に上司に伝え、変なことは変だよと、一度は議論してみたりする若手や中堅社員の姿は、ときどき見かけるが、だんだん歳をとるにつれて、そういう人は減っていく。
ボク自身も、そういうことが減ってきた。丸くなってきたのかな。
なぜだろうと考えてみた。
丸くなる理由はなんだろう。
ボク自身、ちょっとは丸くなったと思うけれど、それは人として、それなりに成長できたからだと思う。
言ってもどうせ変わらないからと、諦めたわけではない。
丸くなった理由はつぎのことがわかってきたからだ。
- うまく伝えないとダメだ
- 焦る気持ちを抑えたほうがよい
- 謙虚な気持ちが大切
- 他人と競うのではなく、自分として納得できるかが大事
- 反応しない心の使い方
そして、いったんそういう習慣ができてくると、次のことを実感する。
- その方が楽だ。
- その方がうまく行く。
- その方が気持ちいい。
そしたらもう、変に争わず、反応せず、落ち着いてうまく伝える工夫をすることの方が、絶対にいいことを再確認できる。
そうして、いい心の使い方が、どんどん身についていくのだ。
丸くなってしまうことへの不安もある
ただし、丸くなることで、情熱や自分の志・好きなことを失ってはならない。
ここはとっても難しい。
仏教や禅の話を聞いていると、なんだか、そういうものに執着するから、怒りが生まれたりするのだから、執着心を手放すべきなのかという気にもなる。
しかし、他人のご機嫌をとって、他人の意見に合わせて、はいはいと言って、自分の気持ちを押し殺すのでは、誰の人生を生きているのかということになる。
このバランスを、いったいどんな風に取れば良いのだろうか。
丸くなってもいいけれど自分を持て
ここで思い出される名言として、次のようなものがあるので紹介する。
丸くなるな、星になれ
(サッポロビール)
大人エレベータで出てくるこの言葉は、丸くならずに人と争えと言っているわけではない。
他人の目を気にせず、自分が好きなことを思い切りやって、輝けということなんだと思う。
そういう意味では、ボクとしては、
丸くなっていい、星になれ
と言いたい。
そうしてみると、実は、サッポロのマークでは、黒い丸の「中」で、星が輝いているのだ。すごくいい。
stay hungry. stay foolish. (スティーブ・ジョブズ)
禅の文化を愛したスティーブジョブズも、貪欲に、他人の目なんか気にせずにやりたいこと、自分の信じた道を行けと言っているように思う。
そして、最近本で出会った斎藤一人さんの言葉に、次のようなことがあった。
「がんばる」とは、頑固に意地をはるのではない。
顔を晴ればれ させることだよ。(斎藤一人)
つまり、丸くなるとは、頑固に意地を張るのをやめるということで、自分を捨てることではない。自分のやりたいことを実現するために、他人の立場を理解しながら、自分のやりたいことにフォーカスしつつ、うまくやるということなんだと思う。
本日のまとめ
丸くなってもいい、星になれ (ぐもじん)