ぐもじんです。
「なずず このっぺ?」は2018年読書感想文コンクールの小学校1年生・2年生向けの課題図書になっているものです。
印象に残ったところを少し挙げておきます。
昆虫語で語りきるという新しい発想
かわいい絵で構成される絵本ですが、なんとセリフが全てなぞの昆虫語です。
よくわからない言葉だけれど、虫たちの細かい表情や身体の動きから、その気持ちを読み取り、ストーリーがわかってくるところがすごい。
外国語で書かれた絵本を、外国語がわからない子供たちが読んだとしたら、こんな状態なのだろう。しかし、日本語の文字だから、わりと抵抗がなく、読めるところがおもしろい。こんな感じでいけば、海外の絵本だって、すごく楽しめるんだろうな。
虫たちも強く生きてる
四季の変化のなかで、虫たちは必死で生きている。そして楽しんでいる。
そんなことを感じた。
クモという敵も現れて、家を乗っ取られるが、そのクモは鳥に食べられてしまった。
自然界の中にはいろいろある。そして、そのなかで虫たちは、めげずに楽しんでいる。
読書感想文のヒント
読書感想文を書く人に向けて、こんな切り口はどうでしょうか?
- 昆虫語で書かれた絵本でも、お話はわかりましたか?
- どうやってお話がわかったのですか?
- 自分がもしこの虫だったとしたら、クモに家をとられたとき、どうしていたと思いますか?
- 自分の好きなシーンで、虫たちは、どういうお話をしていたと思いますか?
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グッとくる読書感想文の書き方と2018年課題図書(青少年全国コンクール) - Voyage of Life