こんばんは。ぐもじんです。
エンゼルス大谷翔平選手が、ア・リーグで新人王を獲得しましたね!おめでとうございます!
日々メジャーでの存在感を増していった大谷選手の今シーズン。なんでそんなにホームランも打てるようになってるの?
そんなに野球好きでもないボクですが、彼の考え方が気になって仕方ない状態になってしまったので、本人や周りの人への細やかなインタビューを踏まえて彼の生い立ちからメジャー挑戦までを綴った本「道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔」を読んだのです。
大谷翔平をつくっている、印象的だった6つの考え方を挙げておきました。
先入観は可能を不可能にする
『先入観は可能を不可能にする 』という言葉は今でもはっきりと覚えています 。(先入観は可能を不可能にする - 1分★読書)
可能を不可能にするという言い回しが、とても新鮮でした。
その逆は、度々耳にする言葉ですよね。
毎日の暮らしの中で、そこそこ上手くやってるのは、それなりに歳をとって経験を蓄えてきているお陰なのだと思います。
しかし、経験は同時に先入観というものを産んでしまいます。
そうすると、できることもできなくなっていっているということになります。
経験からいいとこ取りをしつつ、同時に先入観というものを無くさないといけない。
そうでないと新しい世界を開くことはできない。
簡単ではないですが、そこを意識することが大事なようです。
損得ではなく好奇心で動け
本当に誰もがやったことのないことをやってみたいとか、こうやったらどうなるんだろうとか、そういうところに彼の価値観はあるんです。(損得ではなく好奇心で動け - 1分★読書)
好奇心で動くからが楽しめる。そして、
楽しめているから結果が出るのです。
この順番が大切なのですね。
成功することよりやってみることの方が大事
成功するとか失敗するとか 、僕には関係ないんです。それをやってみることのほうが大事なんです。そう言い切ったので、僕は 『ああ、それが大谷翔平だな』と思えたし、その瞬間に僕のなかにあった疑問というか、わだかまりというか、 『本当に行っていいのかな?』という思いが消えました。(成功することより やってみることの方が大事 - 1分★読書)
やってみたらどうなるだろう。
そんな未知の世界への思いを実行して確かめていくことが彼の大切な価値観なのだそうだ。
もし失敗したら、そこから学べばいい、やってみなければ何も変わらない。
だから、チャレンジを楽しめるのですね。
追記(2023/3/28): この考え方、最近お会いすることができた三浦知良選手と同じですね。詳しくは、こちらの記事もチェックしてみてください。
変化を求めていった方が楽しい
「何も変わらないより、何かを変えていったほうがいい。何も変わらなかったら、前の年と同じ結果になる可能性は高いですし、変化を求めていったほうが僕は楽しいと思うんですよね。これが良かった、これが悪かった。そういうのを繰り返したほうが面白いんじゃないかと思うんです 」(変化を求めていったほうが楽しい - 1分★読書)
そこそこな現状に満足するより、変化してみることそのものを楽しめるのが大谷翔平選手だ。
レベルは違うけど、暮らしや仕事の中で、ひそかにいろいろとトライしてみる、実験思考はぼくも好きだ。こういう風にやってみたら、こうなるんだ〜。
そんなトライアンドエラーを繰り返して、学びを得ることそのものが、少し楽しい。
そうして、人は少しずつ成長していけるのだと思う。
親は適度な距離を保ち、見守れ
時には静かに見守る。すべてが放任というわけでなく 、適度な距離を保ちながら見つめている 。我々指導者の立場で言えば 、練習は自主性だけでは絶対にダメだと思いますし、そうかと言って、もちろん強制だけでもいけない 。(適度な距離を保ち見守ること - 1分★読書)
親目線での学びも多かったです。
大谷選手は、自身を振り返り、自由にやらせてもらえた。
しかし自己責任だったと語っています。
自主性だけではダメという言葉も印象的です。
親は親としての責任もあります。
少し先回りして、適度に選択肢に光を当てたりすることも大事でしょう。
わかったような気になって、みすみす危ない橋を渡ろうとしていることに目をつぶることを、自主性を大事にするというべきなのか、いまだにわかりません。しかし、
自由にやらせてもらえた。
子供が大人になった時、そういう風に振り返れるくらいの親でありたいと思った。
本人の思いや信念を探し、生かせてあげる
教育の現場にいる者や、たとえばスポーツにおける指導者もそうだろう、そして子供に寄り添う親たち。そんな大人たちにとって一番大事なことは 「先天的な思いや信念を生かしてあげること」だ(本人の思いや信念を探し生かしてあげることが一番大事 - 1分★読書)
大谷選手を見守り、育ててきた親や指導者たちは、みな、彼の素質のわかりやすいまでの凄さもあったのだろうが、彼がどうしたいのか。何を大事にしたいのかを大事にしている。
子供たちみんなには、きっとあるのだろう。
言葉にできないけど、なんか、こういうことを大事にしたいんだよというコトが、きっとあるのだろう。
そこに心を配れる親になりたいと思いました。
まとめ
先入観を捨て、損得ではなく好奇心を大事にして、変化を楽しみ、とにかくやってみることを大切にする。
それが大谷翔平選手の考え方の軸になっているようです。
最後は親目線で、大谷選手の周りの親や指導者の子育てや教育の考え方が気になって仕方なかったです。
まだまだ彼の行動、変化から目が離せないですね。