Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

卒園式に母親たちはなぜこんなに涙するのか

f:id:gumojin:20190315214528j:image

こんばんは。ぐもじんです。

今日は息子の卒園式でした。

三人目の子である長男が幼稚園を卒園するという日なんて、まだまだ遠い先の話と思ってきたけれど、ついにその日がやってきたのです。これで、本当に、幼稚園とはサヨウナラです。

今日は、とってもうれしい気持ちで一杯になった1日だったので、やや、つれづれに今日感じたことを書きたいと思います。

 

子供たちのまっすぐな歌

卒園式には歌があります。

子どもたちは、これまでの練習の本番がきたという感じで、もちろん少し緊張はしているのでしょうが、どちらかというと、しっかり歌を歌おう、自分のセリフを間違えないように言おうというところに集中して、一生懸命な様子でした。 今日が幼稚園の最後だということを、どう理解しているのかはわかりませんが、今の瞬間をしっかりやろうと集中している。そんな感じでした。

子供たちの歌が、こんなにマッスグに大人の心に突き刺さってくるのってなんでなんですかね。シンプルに心が込められていて、混じりっけがないからでしょうか。

 

母たちの涙が止まらない

それを見守るお母さんは、もう、これまでの日々の出来事が走馬灯のように頭を渦巻いていて、尋常ではない感じでした。

いつも、おいしいお弁当を、つくってくれて、ありがとう 。

そんなメッセージが発せられたシーンでは、涙腺が即オープン。

うちの嫁さんも、昨日の夜から元気がありませんでした。ああ、幼稚園が終わる。さびしい、さびしいとつぶやいていました。

これまで毎日、雨の日も風の日も、手をつないで送り迎えをしてきた。お弁当も作って来た。

そして、幼稚園のイベントにも入り込んで、先生たちと一緒になって盛り上げていた。いろいろ気を使うことも多いのかもしれない中で、ママ友たちとよい関係を作り上げてきた努力もあったのでしょう。

とにかく、父親のボクが想像しきれないほど、この幼稚園生活に込められた想いは相当なものだったのだと思います。

 

先生たちも尋常ではない

先生たち、特に、年長組の先生たちは、責任を全うしこの日を迎えたという誇らしい気持ちもあったはずですが、それよりは、この日が来てしまったという寂しさの方が強いように見えました。しかし、明るく楽しく子供たちを送り出してあげたいという気持ちを時々取り戻しながら、なんとも言えない表情で、今日の式を過ごしておられました。喜怒哀楽のうち、「怒」以外の感情が目まぐるしく、繰り出される。そんな感じでした。

 

よろこびのうた

「よろこびのうた」という、子供と保護者と先生が、言葉を掛け合いながら歌う歌があります。

よろこびのうた(詞:小見山葉子/曲小見山葉子)/Hoick楽曲検索~童謡・こどものうたを検索!~

しかし、親や先生たちは、声に出すと感情が吹き出してしまうので、ほとんど発声できない状態。そんな状況をみて、子供たちも、ああこの式で、幼稚園とはお別れなんだということを実感する子も出て来たようで、涙を浮かべる子供もいました。

 

父としてはどうたったか。

ボクですか?はい。泣きました。

気づけばネクタイが濡れてました。

感極まっている嫁さんにもらい泣きしたというのが約7割です。

特に、嫁さんが先生と話しているところでもらい泣きしてしまったので、え、そこであなたがなぜ泣くんですか?と言われそうで、恥ずかしいので、必死にこらえたんですが、目の中のプールが浅すぎて、だめでした。

嫁さんが、先生に感謝の想いを伝えたんです。しかし言葉にしようとしたら、込み上げてくるものが大きすぎて、言葉を発せなくなる。だけど、言葉にしようとするのをやめない。そして、わーってなる。先生もわーっとなってる。そんな姿を横で見ているだけで、もうダメでした。

あとはやっぱり、歌ですね。

一生懸命歌っている子供の表情を見ていると、ああ、大きくなったな。強くなったな。ということが本当にうれしいですね。なんか、そういう成長を実感した時に、ボクら、生きてるやんっていう感情になって、気がつけば、涙腺、オープンしてました。

 

まとめ

息子よ。卒園おめでとう。

恥ずかしがって、挨拶もできなかったのに、年長さんの秋頃から、大きな声で、言いたいことがちゃんと伝えられるようになったこと。

けん玉、なわとび、竹馬。やれないことはやらないというところを少しずつ乗り越えて、やってみて、繰り返し練習して、やれるようになっていったこと。

年少さんに優しい言葉をかけてあげられるようになったこと。

すごいなぁと感動しています。

今日はうれしい一日でした。ありがとう。