Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

海外勤務をめざすというアラフォーの野望

こんばんは。ぐもじんです。

昨日は出張でした。プロペラ機が揺れる揺れる。

こんなにプロペラの真横の席に座らせる必要はないんじゃないかという思いをこらえつつ、いつものように考えごとをしました。

出張の移動時間は、考えごとをするのが好きで、それはたぶん、いつもと違う空間で、違う景色を見ながら、一度ちゃんと考えなきゃというコトに向き合える時間が持てるからです。

昨日は、少し大きなテーマになったが、仕事と人生のことを考えたので、そのことについて今日は書きます。

 

今の仕事はGOODではある

今の仕事は悪くないし、嫌いではないんです。

そりゃあ、まあサラリーマンなので、とんでもなく理不尽な瞬間がときどきやってきたり、アグレッシブに動けないもどかしさを感じることもあります。

しかし、同じように苦しんでいるお客さんに喜んでもらって、ありがとうと言われたり、だれにもありがとうなんて言われないけれど、どう考えてもこれは世の中に役に立ったんじゃないのと自画自賛できる瞬間もあるんです。

そういう意味では、むしろ、そこそこGOODな状況かもしれないです。

ただ、転機みたいなことは確実に押し寄せてきています。

数年前、かなり難しく、貧乏くじと呼ばれたプロジェクトにアサインされたのですが、めちゃくちゃ仕事して形にしてきました。

そして、ひとつの区切りを迎えつつあるので、そろそろ、がらっと雰囲気を変えて、新しいチャレンジがしてみたいという気持ちが出てきています。

違う景色を見たいのです。(さもなくば、燃え尽きてしまうかも〜)

 

海外で働くという願望

実は、ここ数年、海外で働いてみたいという漠然とした想いを会社には伝えてきてはいました。

海外の文化を知って、視野を広げたい、コミュニケーション力を高めたいという言葉に落としこんでしまうと、なんとなく、ありきたりなミーハーな感じになってしまいます。しかしまあ、正直いうと、そんな言葉になってしまう。

イチロー選手も引退した40歳半ば、正確には44歳という年齢で、海外に出るというのは、やや遅すぎるのかもしれないし、そもそも英語もろくに喋れないという問題もある。しかし、完全アウェイな中で、やってみたいのだ。

これまでに培ってきた会社での人脈みたいなものがいっさい通じない、居心地の悪い中で、自分を試してみたいし、新たな経験によって、この先の人生を面白くしていく何かを見つけていきたい。

そして、家族で海外で暮らしてみたい。みんなで違う景色をみるのだ。苦労することもあるだろう。しかし、人とは違う経験を積むことが、これからの変化の著しい世の中で生きていくために、子供たちの貴重な財産になると思うのです。

だから、そういう希望は、一応は伝えてきました。

 

気持ちいいまでのスルー

しかしそんな個人的な希望は、気持ちのいいほどに、スルーされてきました。

仕事としては、今抜けられると業務遂行上厳しいという現実があります。まあ、それも一時的なモノだとは思うのですが、やはり手間がかかるのでしょう。

そして、個人の希望(わがまま)をそこまで拾う義理もなかろうという組織と個人のパワーバランスもあるでしょう。そんなにうまいポストは存在しないという巡り合わせの難しさもあります。

もちろん、本気ならば、とっとと会社をやめて、海外の会社への転職をすればいい。しかし、5人家族を支えなければならない親父として、その選択は最終手段です。

つまり、そこまでのリスクをとる覚悟があるわけでもないなかでのわがままなんですね。

 

タイムリミット

そうこうしているうちに、子供たちは大きくなってきました。

ボクが目の前のプロジェクトを前に進めるために、毎日と格闘しているうちに、姉は中学3年生。受験生です。チイ姉は6年生になり、中学受験したいなんて言っています。

仕事における数年はあっという間だが、子供にとっての数年は、とてつもなく大きいんですよね。

二人の娘は、次の3月でそれぞれ卒業して、4月からは新しい学校にいくことになるのです。そこを過ぎてしまうと、家族で海外というハードルはもう実質的に難しいでしょう。

ということで、はっきりしたのはタイムリミットが近いということです。

会社側に伝えてきた(そしてスルーされている)希望は、もう、今年度限りです。

これを改めて会社に伝えて、ダメなら、潔くあきらめて切り替えよう。

 

まとめ

出張先への飛行機の中で、そんなことを改めて思ったのでした。

昨日は仙台で、実は伊達政宗の墓である瑞鳳殿を打ち合わせ前に訪れました。

とても爽やかな日で、風が気持ちよかったです。

いい風、吹いてたなあ。

伊達政宗の晩年の句として有名なのがコレです。

馬上少年過
世平白髪多
残軀天所赦
不楽是如何

残された人生、楽しまずしてどうするのか!

政宗にも、背中を押された気がしました。