こんばんは。なぜこんなに、平日の昼間に限って天気が健やかでBBQ日和なのか、不思議でしょうがない、ぐもじんです。
さて、オンライン英会話QQ Englishのカランメソッドを昨年9月から続けていて、かれこれ10ヶ月になろうとしています。こんなに続けられてるってことは、そこそこ楽しんでやれているに違いないです(なかなか進まないもどかしさはあるのですが)。
でも楽しいだけじゃ仕方ないじゃんという現実の中で、その効果のほどを知るために、実は4月にTOEICを受けていたのです。
結果はどうだったのか。今日はそれについて書きたいと思います。
立てていた作戦
今年度を最後のチャンスとして、海外勤務を目指すことにしたとはいえ、あいつならやれる!と思ってもらうためには、仕事で英語を使いこなせる様を見せつつ、TOEICなどのテストのスコアを目を見張るほどにUPさせて目立つ必要がある。
「英語を使いこなせる様」については、ボクは幸い海外メーカーとも仕事をしているので、そこそこは伝わっていることだろう。(実際には、商社マンに頼っているので、複雑なことや自分の思いを伝えられているわけではなくて、それがまた悔しいわけだが)
しかし、それだけでは上司の心を動かすことは難しい。だから、TOEICでびっくりするくらいのスコアをあげて、ああ、君が海外に行きたいというのは本気なんだねというのを伝えようという作戦を立てていたのだ。
今回のTOEICの結果について
そうして受けた、オンライン英会話7ヶ月目の4月のTOEICの結果が返ってきた。
結論から言うと、少し上がったけど、驚きを感じさせられるレベルではなかった。
そして、泣きそうなくらい、久しぶりに落ち込んだわけだ。10点かぁ。
2015年5月のスコア(ビフォア)
2019年4月のスコア(アフター)
オンライン英会話はTOEICに有効だったのか?
オンライン英会話って、意味あったの?
そんな疑問が突き刺ささる。
7ヶ月という月日をとにかく肯定したくなる感情を抑えつつ、振り返ってみた。
結論から言えば、オンライン英会話は耳や頭の反射神経を高めるには有効で、基礎的な筋力UPにつながっていることを実感できているものの、TOEICの点数を上げるにはそれだけでは足りず、別のトレーニングも必要であるということになる。
ボクがやってきたのは、オンライン英会話のなかでも、カランメソッドというもので、それなりにスピーディだが、例えば「スコットランドまで行くには、いくつかの海を横切る必要がある」とか、そういう基本的な文章を繰り返し聞いて、答えて、英語の耳と口を鍛えるものだ。たしかに、ブランクをあけなければ、英語で比較的スムーズにシャドウイングすることができるようになれるので、いわゆる反射神経的なトレーニングとして機能しているのは間違いない。
現に、ヒアリング問題のスコアが4年前より35点伸びたのはそのおかげであろう。
しかし、リーディング問題では25点下がってしまったので、結果的に10点アップに留まったのだ。ちきしょう。
もう少し詳しい振り返り
事前に、模擬試験的な問題集をやったときに、すでに、TOEICで点を取るには、このカランメソッドのオンライン英会話だけでは不十分というのは感じていた。
具体的には、次のようなところだ。
- TOEICは問題のテーマがビジネス寄りであり、TOEICならではの単語や表現の知識がオンライン英会話だけでは習得できない。TOEICの文章に慣れるために、過去問などをやるとともに、ビジネスライクな語彙や表現を身につけておく必要がある。
- 知らない単語や表現は、想像力で補うしかない。そのために、いち早く、問題文の背景を理解する必要がある。実際の英語を使うシーンでも、それは同じではあるが、状況がわかっているからこそ、文脈から言葉を想像できるのだ。それがTOEICでは難しい。シチュエーションが異なる問題がころころ出てくる。だから、問題文を先読みするなどのテクニックが重要であるし、それは現実に近い行為なのだ。
- PART5からのreading問題は、当然オンライン英会話とは違う筋力が求められる。眼球をすばやく動かしながら、ビジネスライクな問題文をざっと読み取って設問に答えるスピードが何より必要である。
だから、本番直前に、これはやばいということに改めて気づき(オンライン英会話、こんなにやってきたぞという慢心が吹き飛んだ)TOEIC的な問題や演習を急いでやったのだった。
ちなみに本番では、listeningの問題で、マークシートを一行ずらしてマークしてしまい、修正するうちに、先回りして設問を読むリズムが崩れた。これは残念だった。そしてreadingの問題は、やはり時間が足りなくなってしまった。
リスニングのスコアはたしかに上がった。聴きとれている感覚も、前よりはあった。しかし、トータルとしては、10点だけのUPとなったのだった。
オンライン英会話だけでは足りないもの
まとめると、TOEIC対策という観点で、オンライン英会話(カランメソッド)に足りないものは以下である。
- ビジネスで出てくるような状況での受け答え、文章への慣れ
- ビジネス文書の表現の習得
- 文章を目ですばやく読み取る力
- いかにもTOEIC的な問題パターンへの慣れ(少し抽象的な形の選択肢があやしいとか、 Eメールのやり取りの読み方とか)
これからの作戦
おそらく、これらの足りないものを他の勉強でがっちりと補っていき、演習問題で試験慣れしていけば、TOEICのスコアはまだもう少しは上がるだろう。
しかし、そのためにはTOEIC対策という特殊なトレーニングが必要だ。今年度という期限を決めて望んでいるボクには、時間がかかり過ぎるし、TOEICを上げることは手段であって、ゴールではない。
だから、TOEICで目立つ作戦は、いったんやめにする。
しかし、いざという状況で、外国人相手に、英語でちゃんと受け答えできるように、自分のことや世の中のことを英語で語れるようになる。
その状態にするために、これからの時間を割くことにする。
まとめ
今回、TOEICのスコアを劇的に上げるという作戦は失敗におわった。
しかし、リスニング問題のスコアが35点上がったのは、マグレではないと信じよう。そして、オンライン英会話でのカランメソッドは、筋トレだと思って続けていくことにする。
そして、TOEICはいったん置いておいて、また、次の作戦へ向けて、やっていこう。
英語マスターへの旅はまだまだ続くのだ。
ちなみに、4年前の受検時にまとめていたTOEICのコツの話はこちらです。
オンライン英会話をやってみている話はこちらです。