こんにちは。
フランスといってもかなりの田舎に住んでいるので、基本的に密ではないのですが、ロックダウンということで、遊びにいけません。。
仕事にはいけますし、子供たちも学校にいっています。
その密さを許すならば、休日のハイキングくらい許してほしいのですが、リスクを負ってでも許すべきものと、そうでないものという価値観が存在しているようです。
とにかく、ワクチン開発成功か?という先週のニュースが心の支えになっています。
新型コロナ:ファイザーのワクチン95%有効 数日内に使用申請 :日本経済新聞
ロックダウンから3週間
ロックダウンから3週間が経とうとしているので、今日はその効果を数字でチェックしてみました。
Worldometerというサイトでは、各国の感染者や死亡者などの動向がチェックできます。フランスを調べてみた結果が、このグラフになります。
出典:France Coronavirus: 2,065,138 Cases and 46,698 Deaths - Worldometer
新規の感染者は、一時期の5万人レベルが25000人レベルへと半減していますね。
2週間で半減するということは、このままでいけば、次のような推移になることが予想されます。
25000 -> 12500 : 11月末
12500 -> 6250:12月半ば
6250 -> 3125:12月末
3125 -> 1562:1月末
それにしても、今回の感染者数からいけば、3月や4月の感染者数はかわいいものですね。
ロックダウンの引き金になるのは、やはり病院の逼迫状況です。
このため、重傷者の数がどう減ってくるかが鍵になります。
このサイトには、死者数しか載っていませんでしたが、次のような状況でした。
出典:同上
今度は、3月か4月の死者の数と、それほど変わっていない。むしろ少ないことがわかります。そして、少し立ち上がり方が鈍っているという状況。
重症化したケースでは、入院が長くなるので、感染者が減った影響がはっきりと見えてくるのは、もう少し先になるのかもしれません。
新型コロナウイルスの行き着く先
それにしても、こんなに感染者が増えているのに、死者の数は減っているということにびっくりしました。
今回は若い人がたくさんかかっているからとか、病院の対応が確立してきているとか、ウイルスがまた進化してきているからとか、いろいろ聞きますが、かなり興味深いですね。
ウイルスは、人に寄生することで生きていけるのだから、人を殺しすぎてはならない。
そんな話を聞いたことがありますが、コロナウイルスの中でも、強弱いろいろな奴が存在するとすれば、強すぎるウイルスは、感染した人が亡くなることや、人が活動をしなくなることで、感染経路を絶たれて、生き残れなくなっているのかもしれません。
感染しているのに、症状が少ないことで、人の行動を普段と変えさせず、他の人にうつす機会を高める。
しかし、少しは症状がでないと、くしゃみなどでその人から外にウイルスが撒き散らされず、他の人を感染させることができない。
このバランスの中で、生き延びるウイルスの特性が決まってくるのかもしれません。
なんか、そう考えると、最後に落ち着く先は、普通の風邪やインフルエンザレベルの症状をもたらすウイルスという気もしてきますが、この波が繰り返される前に、人はワクチンで劇的にこのウイルスを減らすことになるでしょう。(そう願います。願いたいので、もう見てきたみたいに書いてみたよ)
おわりに
決して目立たないし、相手を傷つけすぎないけれど、出会った人に与える影響力は大きい。
唐突ですが、ウイルスについて考えていて、そんな人が、やはり生き残っていく気がしてきました。
とにかく、この難局を乗り切りましょう。。