こんにちは。フランスの片田舎から、ぐもじんです。
ご無沙汰しすぎていますが、なんとか生きています。もう、12月が近いのですね!
去年は、こんな余裕はなかったんですが、ふと思ったんですね。
ボジョレーヌーボーって、日本では、割と盛り上がるんだけれど、本場フランスでは、どうなんだろうか。
きっかけ
先週、職場のskype会議で、いつものように、話していた時、とあるドイツ人が言いました。
「じゃあ、この件は、今日中になんとかしてくれよ。」
この言葉は、ジョークです。フランスで働く人たちは、今夜残業してまで、課題になっていることを片付けろということは、よほどのことではないかぎり言わないんです。
それがジョークであると知った上で、フランス人が答えました。
「今日はボジョレーヌーボーだから無理だよと。」
いっきに、和む人たち。ああ、こうやってこの人たちは、自分たちのライフを最優先にして、生きていってる。
その時に思ったんですね。
ああ、フランスの片田舎でも、ボジョレー地方ではなくても、ボジョレーヌーボーを楽しむという話は、日常会話に出てくるんだと。
フランスでボジョレーヌーボーは、どれくらいのイベントなのか?
というわけで、週末に、スーパーのワインコーナーをチェックしてみました。
いつものスーパーに、ちゃんと、ボジョレーヌーボーが並んでました。
この、日本でもよく見かけるかわいいラベルのワインは、6.3ユーロ。
結構、売れてました。
こちらの、BEAUJOLAIS VILLAGEのものは、6.75ユーロ。
まあ、それほど、派手ではないですが、それなりに、スーパーの一角を盛り上げていました。
飲んでみた
さっそく1本購入して、飲んでみました。
少し冷やしてから飲んだのですが、フレッシュで、うまい。
適度な苦味とフレッシュな甘みと酸味。軽くて飲みやすい。
これまで、何度か日本でも、飲んでみたことはあったのですが、どこかでなんとなく、本来はじっくり寝かして飲むべき赤ワインを、とれたてだという触れ込みで、売り出しているミーハーなものという偏見を持っていました。
しかし、今回、確実に美味しかった。
マセラシオン・カルボニックという製法で作られるこの新酒は、ぶどう本来の美味しさを引き出すことができ、その味によって、ああ、この年のブルゴーニュは、美味しいぞとか、そういうことがわかるのだそうです。今年も、無事にワインができたんだねということを祝うという意味合いが大きいのだとか。(出典:2021年ボジョレーヌーヴォー解禁日とキャッチコピーは?世界の新酒も紹介! | NZワインラバーズ)
2021年は、霜の影響などで、ぶどうの取れ高が少なかったようですが、そこを生き抜いたブドウで作られているからなのか、素人のボクには、とても美味しく感じられました。
日本は、ボジョレーヌーボーの輸出先の一位だそうですが、もう、飲まれましたか?
それではまたー。