Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

新型コロナ新規感染者が1日40万人超の現場から

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こんにちは。新型コロナ新規感染者が1日40万人超えたフランスの現場から、ぐもじんです。

なんだかずっとばたばたしていまして、久しぶりに記事を書いています。

なんと、びっくりすることに、フランスの片田舎に赴任して、はや1年半以上が経ちました。

 

ばたばたしている理由

それなりに慣れてきた部分もありますし、退社の時間などは、日本にいた時よりもよほど早いです。

それでも、なんとなく、落ち着いて文章を書く時間がとれていない。

その理由は、以下のようなことなのかなと思います。

  • 隙があれば、英語力の向上に時間を使う必要がある。
  • 子供たちの勉強や進路の話で日々考えることが多い。フランスの勉強に付き合うことが多い。
  • 次のバカンスをどう過ごすか、計画しなければならない。
  • 電車ではなく、自動車通勤なので、スマホで書く時間がない。
  • 自動車通勤のために身体が鈍りがちなので、ランニングしたい。
  • 子供たちの生活の足が車の送迎になるので、送り迎えで、かなり時間がとられる。
  • 夜にワインをついつい飲んでしまう。食事をゆっくり楽しんでいるということでもある。そしてその後、眠くなる。

しかし、このままでは、あっという間に、この濃厚な日々は過ぎていってしまうと思われるので、やはり今年こそは文章にする!ブログを書く!そう思っています。

 

新型コロナ新規感染者が1日40万人を超えた

年末から、職場でコロナに感染した身近な同僚の話を何人か聞いていましたが、年を明けてからも、その勢いは止まりません。

ボクの直接の上司からも、陽性だったわとskypeで告げられました。

建設現場の業者も、ある小グループは全滅だということで、1週間作業がストップしたりしました。

学校でも、子供たちの同級生が陽性だったとか言う話は、毎日聞くようになりました。

 

これが1日40万人の勢いなのかというのを、肌で感じています。

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フランスの新規感染者数(Google Newsより)

 

ただ、驚くほどに、みんなすごく明るいです。

「検査の結果、陽性だったわ。」

「そうか、で、元気なの?」

「うん。でもやたら疲れやすいんだ。(リモートで働きながら)来週には会社に行けると思う」

「君も気をつけてね。」

くらいの会話になります。

 

明るいのは、やや楽観的な思考が強い傾向にあるということがありそうです。

確率は小さいとしても、やはり重症化してしまうこともあるだろう。でもそれはまた人生だ。くらいの潔さが、そこにある気がします。

 

まあでも、ボクの周りでは、やはりワクチンはほとんどの人が3回目も打って、やれることはやっているし、イギリスの先行例などをみて、今回の波は、恐るに足りないという判断を、個人個人がしているのではないでしょうか。

 

フランス政府の対応

これほど広がっているのは、やはり今回は、ロックダウン(外出禁止)などの強い措置をとっていないという政府の判断が大きいと思われます。

経済的な損失を最小限にすると言うことを念頭に、重傷者の数やそこに占めるワクチン摂取者の割合、年齢層などのデータにしっかりとフォーカスし、政策が発表されています。

大変な状況だとは言いつつも、目先の新規感染者という指標は、ほぼスルーしています。

濃厚接触者についても、あまり強い管理はしていないので、まあそりゃ感染は拡がるよねと思いますし、ボクも時間の問題ではないかと思っています。

 

学校の対応

先日ついに、息子さんが濃厚接触者ですので、検査してくださいというメールが飛んできました。

フランスでは、こう言う場合、薬局やスーパーで購入した自主検査キット(抗原検査)で、陰性となれば、翌日も学校に来ることが許されます。

これを2日後、4日後と繰り返して、問題なければ、そして、症状が出ていなければ、学校を休む必要がありません。問題ないし、問題あれば欠席させますという誓約書を提出する必要があります。

このシステムは、合理的ですが、結局、あまり防波堤の役割を果たしていないというのが実感です。そして、子供経由で家族全滅となるケースをよく聞いています。

 

これほどに学校を稼働させることを優先しているのはなぜでしょう。

フランスでは昨年、学校をオンラインにしたこともありましたが、これは大きなデメリットがあったという評価をしているようです。

ドロップアウトした子供たちが多かったとか、家庭内暴力に悩む子供たちの行き場が失われたとか、共働きの人がほとんどなので親が働けなくなることにつながるとか、そういう話が背景にあります。

こういう状況を見ていると、まあ、政府は本気で感染者の数を急速に下げようという気はなく、重傷者の数を減らすことにフォーカスしていると言えるでしょう。

ただ、先生たちは、難しいオペレーションを強いられ、たまったものではないと、先日もストライキをしていました。

 

日本との違い

というわけで、とにかく感染者が周りに続出している今日この頃ですが、一つ言えることは、とにかく、みんな前向きで、めちゃくちゃ明るいということです。

ああ、感染しちゃったよというくらいのトーンです。

そういう中で、時々日本で、ある県で何人目の感染者が確認。みたいなニュースを見ていると、なんだろう、この違いは。と、もやもやします。

確かにそうやって、日本は、このコロナ禍でのコロナによる死者数を大きく減らしてきたという功績があるのも確かですし、まだまだ未知なことも残っている状況で、保守側の動きをした方が無難というのも、よくわかるのですが、フランスやヨーロッパの国の動きから感じられる、全体の状況をマクロに捉えたすばやい動きとの違いに、考えさせられるものが大きいです。

現場からは、以上になります〜。