「耳の聞こえないメジャーリーガー ウイリアムホイ」
この本は2017年読書感想文コンクールの課題図書(小学校中学年の部)になっているものです。
文の量としては少なくてすぐ読めます。
印象に残ったポイントを挙げておきます。
耳が聞こえないことに負けない気持ち
子どもの頃から、大好きな野球をいっしょうけんめい練習していたホイ。
耳が聞こえないことに負けずに大好きな野球に打ち込み、誰にも負けないくらい高い技術を身につけた。
チャンスはいつか、やってくる。
野球選手にいきなりなれたわけではなかった。しかし、あるきっかけで、ボールを投げ返したときに、野球のウマさが認められ、野球選手になれた。
ホイは努力して練習していたにもかかわらず、簡単に野球選手になれたわけではなかったが、やはり技術があれば、チャンスはやってくるのだ。
笑われても前向きに方法を考えた
みんなの前で野球をプレーして、耳が聞こえなくて笑われて傷ついた。
他人はわりと厳しいものだ。
しかし逃げずにいい方法を考えて、審判に伝えた。ストライク、アウトが分かるようにジェスチャーをしてほしいと。
そのアイデアが認められて、審判が判定をジェスチャーでも行うようになった。
そして、ホイは審判の判定を間違わないようになり、結果を出し始めた。みながナイスプレーを認めるようになった。
他人に笑われても、前向きにアイデアを考え伝えて、自分にできることをやり続けたことが結果につながったのだ。
読書感想文のヒント
読書感想文を書く人のために、少しヒントを挙げておきます。
- 耳が聞こえない状態で野球することを想像しましょう。何が困るでしょう。
- 自分のプレーがみんなに笑われたとき、どんな気持ちになるでしょう。
- 自分なら審判にストライクのとき、こういうポーズをしてほしいと言えますか?
- たくさんの人たちが自分のプレーに拍手してくれたらどんな気持ちになりますか?
- あなたがいっしょうけんめいやってることはなんですか?それがもっとうまくいくために工夫してみたいことはありますか?
読書感想文の書き方と他の課題図書はこちらもどうぞ。
グッとくる読書感想文を簡単に書く方法と課題図書(青少年全国コンクール)2017年版 - Voyage of Life
- 作者: ナンシーチャーニン,ジェズツヤ,Nancy Churnin,Jez Tuya,斉藤洋
- 出版社/メーカー: 光村教育図書
- 発売日: 2016/11/01
- メディア: 大型本
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