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Voyage of Life

日々の読書、子育て、暮らし、仕事から学んだコト

小5の子供を学習塾に3ヶ月通わせてわかった10のこと

 

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小学5年生になる長女が学習塾に通うことになったのは、塾に行きたい、中学受験もしてみたいと本人が言い出したからです。

友達の影響が大きいようです。

そして、今頑張れば中学を楽しく(楽に?)過ごせるという気持ちがあるようです。

 

そして、春期講習から塾に行き始めて、約3ヶ月半が経ちました。

本当に知らなかったのですが、受験を目的に塾に通うということはめちゃくちゃ大変でした。もう、泣きそうでした(嫁は泣いてました)。

だから、一度試しにやってみようというような軽い気持ちだとひどい目にあいます。

これは、うちだけかもしれないですが、何かみなさんの参考にもなればという思いと、気持ちの整理のために、ここらでいったん、この3ヶ月を振り返って、感じたことやわかったことを10個ほど書いてみたいと思います。


本人任せでは最初の壁を乗りこえれない。

本人にやりたい気持ちはある。

しかし、やり方がわからない(これは後で気づいたことです)。

やる気が萎える。勉強もそんなにやらない。

もうちょっとやったら?と口出しすると、やらされ感が顔をだす。

わからない問題にぶち当たり、イライラして家族に当たる。

やる気がないならやめようよ。中途半端にやっても受からないし、だったら思い切り楽しい小学生を過ごした方がいいんじゃないの?と諭す。

いや、やめない。やれるって、なんで信じてくれないの?

 

塾に通い始めて2ヶ月くらいは、これをなんども繰り返しました。

 

だけど、本人のやりたいという気持ちは簡単にはめげなかったんです。

本人のやりたいという気持ちの強さだけはものすごい。

親としては、本人がやらされ感を持たないように、「自分がやりたいからやってるんでしょ?」ということを強調し、子供が主体となる形を大事にしようとしてきました。しかし次第に、やり方がわからないというハードルが悪循環を生んでいるのかもしれない ということに気づきました。

初心を貫こうとしている子供に対して、「もう止めればいいのに」というのは、悪魔のささやきであることにも気づき、なんて酷いことをしてきたのだろうと反省したりもしました。

 

そして、まずは先のことをあまり考えずに、子供が今やりたいんだという気持ちを尊重し、とことんサポートすることに決めたのでした。

 

まずは机に座って勉強する習慣をつけることが大切

机に座って勉強するという時間は子供にとっては苦痛でたまらないのかもしれません。

今まで楽しく遊んだりテレビを観たりして過ごしてきた子供たちが、そんなにすぐにそれに慣れるわけはないのです。

まずは、机に座って勉強するという習慣をつけることが大切だと感じました。

 

このために、机に座って集中できた時間を記録することにしました。

横軸に1週間の月から日曜。縦軸に累計の勉強時間をとったチャレンジグラフというものを作ったのです。

このグラフのアイデアの源は以前の記事にも書いた「続ける技術」という本です(何かを続けるために必要なのは根性ではなく技術である)。

このグラフは必ず右肩上がりになります。これによって、すこしずつ前進している状態を見える化するということを取り込みました。

ちょっとずつですが、1日2時間とか座ることができるようになってきました。まだまだですが、進歩は感じてます。

 

計画を立てる習慣を身につけることが大切

分量の多い塾の宿題や復習のための時間をいつ確保して、次の授業を迎えるまでに何をしなければならないのかを考えて、計画を組み立てなければ、塾の勉強はまったくの消化不良に陥ります。

  • やることリストを作る。
  • それをスケジュール帳に時間割として落とし込む。
  • やり終わったら、気持ち良く線で消してしまう。

この3つのことをやろうとしているところですが、まだ、習慣化するには至ってません。

ボクらだって、なかなか計画を細かく立てて計画通りすすめることは難しいですもん。このスキルはかなり高度なのでしょうね。

 

ただ、何度かやってみることで、ああ時間って有限なんだという実感や、やるべきことをやり終える気持ち良さは味わえたかもしれません。

なんとなく気がかりな表情でテレビを見ている様子をみたときには、今は気持ち良く遊んでいてよいのかどうかをはっきりさせるためにも、計画は大事なんじゃない?という言葉を送ってます。

これもまあ、すこしずつ続けていくしかないのかなと思います。

 

塾の授業で聞いてきたことはすぐに忘れる

塾の先生の授業は、子供が入塾前に体験教室に行ったときに、ボクも後ろの席で3教科聞いたことがあるのですが、とてもわかりやすいですね。

スピーディに黒板にポイントを書いて説明していく。

時々、名前を呼んで当てたり、わかる人?と言って手を挙げさせる。

いや、ほんとに素晴らしいですよ。

子供と授業のあとに話していると、面白かったーという感想も帰ってきます。

どんなこと習ったの?と聞くと、ノートをみながら、こういうことを習ったよ。と言ってくれます。

だけど、不思議なことに、翌日か翌々日に宿題(復習)をすると、驚くほど忘れています。感覚としては、ゼロクリアに近いレベル(汗)。

これは、多少個人差もあるのだとは思いますが、ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線として知られている科学的事実とも合致します。

20分後に覚えているのは6割。24時間後(1440分後)は3割しか覚えていない。

そこからはだらだらと忘れていくのですが・・。

それが人間(ふぅ)。

 

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Classics in the History of Psychology -- Ebbinghaus (1885/1913) Chapter 7

(この表のtは時間(単位は分)。bは覚えていた割合を示します)

この事実は受け入れるしかありません。

やっぱり家庭での復習が大切であり、なるべく早い復習がいいに決まってますが、翌日に残るかもしれない3割の知識で宿題をやっていくには、親のサポートが不可欠なのだと思います。

ただでさえ人は忘れるのですが、それに加え、学校なんかと比べると、ものすごいスピードでかなりの知識を詰め込まれているのでしょうね。黒板に書く文字を必死で写しながら、先生の話も聞いて吸収するという芸当も、子供にはきついのかもしれません。

 

勉強のやり方をつかむことが大切

わからない問題に出会った時にどうすればよいかわからない。

だから、イライラして集中できない。

それは、やる気がないからとか、能力がないからというのではないとボクは気づきました。

ボクらは、長年かけて、勉強のやり方というものを身につけてきたので、当たり前になっていますが、簡単なことではないのでしょう。

 

ある程度、自力でやれることが進められるように、わかりやすいやり方はないかと考えた結果、わからない問題に出会った時の対応方法をはっきりさせる、「◯△×方式」を編み出しました。それは次のような方法です。

 

  • わからない問題に対して、2分は考える。
  • それでわからなければ次の問題へ進む。
  • 一通り問題を解いてから、採点を行う。
  • 正解したものには○をする。
  • 間違った問題には×印を打つ。そして、解説を見ても意味がわからないものは×のまま。それは先生か親に聞くことにして、いったん置いておく。
  • 解説を見て、なるほどとわかったものは△を打つ。
  • そうして、×印や△印の問題は繰り返していき、最後は○印にする。

 

理解できた状態を理解することが大切

なんとなくわかったというものから、完全にわかったというものまで、

ひとえにわかったと言っても、いろいろあります。

どういう状態を◯として終えて良いのか。

それがはじめはイメージできないのです。

 

「わかっていることと、やれることは全然違うんだよ。」

これが、この「◯△×方式」の根幹にある話です。

△と○の違いをどれほど認識して、勉強のゴールを設定できているかが大切なんです。

 

○の状態とは、考え方を理解して、ヒントなしに、同じような問題を解けるようになった状態です。

ここまで理解しておかないと、ノーヒントで自信を持って解けない。また、応用が聞かない。時間が経てば忘れてしまう。

わかったつもりで復習のテストを受けたけれど、ぜんぜんできなかった〜。というような経験を繰り返して、「理解できた状態」とはどこまでのことを言うのかを体でつかんでいく必要があるのでしょうね。

 

すぐに結果が出なくても焦るべからず

これまでに書いたとおり、3ヶ月でなんとか勉強の習慣がついてきたところもあり、日頃の塾の復習テストはそこそこ平均以上にはなってきました。しかし、出題範囲が予測しきれないオープンな公開テストにはまったく歯が立っていません。ビリから数えた方が早い状態です。

しかし、まあ焦らずに行きましょう。

何かを覚えたり考えてみるという経験をしてきたこの3ヶ月は、彼女に大いなる刺激を与えているはずですし、それだけでもすごい成長なのですから。

彼女にも、そこから何か学んだならば、失敗してもいいんだよ。と伝えています。(失敗も評価するGoogle式を子育てに取り入れてみた - Voyage to the Future

  

素質や性格的な要因も無視できない

長女の奮闘ぶりをみていると、以下のような素養がもっとあればもっと良くなるのに〜と考えてしまうことがあります。

  • 人を頼りすぎたり、人のせいにせず、自分でやってみる姿勢
  • 気持ちの切り替えの速さ(さあ、やろうという切り替え)
  • わからない問題に当たった時に、あれこれ考えてみる粘り強さ
  • 知りたいという好奇心
  • 負けたくないという競争心 
  • 問題から規則やパターンを読み取る力
  • 問題の意図を正確に読み取る国語力

生まれ持った性格のところもあるかもしれませんが、これまでの育て方の影響もありそうだなあと自問しています。やっぱり長女ですから、なにかと先回りして甘やかしてきましたからね。

まあ、そうだとしても、その代わりに得てきたものがたくさんあると思うので、 何が良いかはわからないし、まだまだこれから伸びるところもたくさんあると信じています。

しかし、まあできることならば、遊びでもスポーツでもなんでもよいから一生懸命取り組むプロセスの中で、そういう素養というか習慣を低学年までに身につけられていたら、すごく楽なんだろうなぁと感じました。幼稚園に入るまでが効くという話もありますが、、(幼児教育が幼稚園では遅すぎる理由 - Voyage to the Future

 

塾代はけっこう高い。

急に現実的な話ですが、塾代はけっこう家計に響きます。

算数、国語、理科の3教科通っているのですが、月4万円はしています。夏期講習とか行くと、さらにその倍くらいかかります。

そこそこの大手の塾だからかもしれませんが、3人の子供の親としては、ものすごくきついです。

だからこそ、やれるだけやってみたら〜という心境に達しにくいわけなのですが、まあ、やりたいという言葉を信じて、父ちゃんはやせ我慢するしかないのですよ。

少ない睡眠時間の生活にはなかなか慣れない。

今まで9時には寝ていたのに、10時半くらいに寝る生活になりました。

それでも8時間は寝ていますが、今までよりも睡眠時間が少ない生活に、まだまだ身体は慣れていないようで、ぼーっとしている時間も多い気がしています。特に日曜日は、疲れが出てしまって、しんどそうです。

子供はもっと寝るべきという気がしますので、このままでいいのか、よくわかりませんが、慣れでなんとかなるものなのか、もうしばらく見守りたいと思います。

 

親の成長が不可欠

親として、子供をどこまで信じられるか。子供のストレスを受け止めきれるか。サポートする気力を維持できるかなど、受験というものを本気でやっていくならば、親も成長しなければ、とても乗り切れないなと思いました。

まあ、子供が大きくなるということはそういう悩みが出てくるということなのでしょうが、塾に通い出したこの3ヶ月の激変というものは、そういうものが一気に押し寄せてきたわけで、そこを耐え忍びつつ、どうすればよいかを考え続けた経験は、ボクたち親の成長にもつながっているのかもしれません。

まだまだですが・・

 

まとめ

ということで、子供を3ヶ月塾に通わせてみて感じたことがたくさんありました。

  • 本人任せでは最初の壁を乗りこえれない

  • まずは机に座って勉強する習慣をつけることが大切

  • 塾の授業で聞いてきたことはすぐに忘れる

  • 勉強のやり方をつかむことが大切

  • 理解できた状態を理解することが大切

  • すぐに結果が出なくても焦るべからず

  • 素質や性格的な要因も無視できない

  • 塾代はけっこう高い

  • 少ない睡眠時間の生活にはなかなか慣れない

  • 親の成長が不可欠

 

受験が本当に射程圏内に入るのはまだまだ先だと思いますが、まずはこの夏はとにかく頑張ってみたらいいんじゃないか?という話をしています。

親としては、ついつい先回りして、いろいろなことを考えてしまいますが、本人の意志を尊重し、さりげなくサポートできるような形で、成長を見守りつつ、こちらも成長したいと思います。

以上、「小5の子供を学習塾に3ヶ月通わせてわかった10のこと」でした。