今日は、山崎拓巳氏の「やる気のスイッチ!」を読んでグッときたところを元に、やる気を出すための方法20個をまとめてみました。
(ボクの勝手な解釈もありますから、気になった方は原本をあたってみてくださいね)
1.現実を都合よく認識せよ
現実は何層にもなっており、自分で選び取った現実を見ている。 その中にやる気の周波数があり、そこへアクセスするスイッチがある
現実とは実に複雑であり、それを自分の意識が選び取って、それを現実だと認識しているだけだ。
カラーバス効果というものがあるように、意識すれば、そういう情報が集まってくる。意識するだけで、見えてくる現実は変わりうるのだ。
だから、いい風に現実がみられるように、良い意識を持つことが大切だ。
2.自分が望むことを頭に描け
想像するだけで、無意識はそのことをのぞんでいるんだと勘違いし、そちらへからだを反応させてしまう。 だからどんなときでも、いいこと、のぞむことだけを頭に描くこと
無意識というものの力は大きいようだ。
頭に「のぞむこと」を描くことで、そっちにむけて無意識はしっかりと働いている。
「こういう状態はダメだ」と言えば、頭はまずダメな状態を描くことになるので、それはよくない。あくまで、よい状態を頭が描けるような言葉を使っていこう。
そして、「簡単かも」という気持ちで行った方が簡単な方法が見つかりやすい。
3.思い込みを捨てろ
自分の中の取り決めを破ってみる。
「絶対できない、なれない」と思ったら、 知らないうちに「絶対できない、なれない」とすり込まれて、そう見えているんだということを思い出した方がいい。それはただの思いこみであって、あなたの行動を制限していることにはならないのだから
これも、マイナスのイメージが頭にある状態を変えなさいという話。
なんとなく、自分はこの辺が落ち着くというコムフォートゾーンというのがあるらしく、これを脱することで殻を破れる。
こどものときからクイにつながれた象は、大きくなってもつながれたまま。本気になれば、クイなんて引き抜けるのに。という、思い込みにより行動できないという話がありましたが、それと同じ。
だから、意図的に、成功者たちのコミュニティに入ってみたり、一流のお店に入り浸ったりすることで、少しずつ、コムフォートゾーンを引き上げていくことが有効だ。
レベルの高い学校に入るのは、意識の高い友達の輪に入るメリットが一番大きいのだと思う。
逆に、マイナスオーラ漂う集団にいると、そうなってしまいかねないということだ。
4.マイナスな気持ちはすぐに切り替えろ
起きているマイナスな出来事には、心を引っ張られないこと。続けないこと。こだわらないこと。 ぱっとチャンネルを変えるように、心のモードを変えれば抜け出せるのだから。
悲しいことが起きたらすかさず、 「よくあること。よくあること」 それでも続くようだったら、 「修行、修行」 まだそれでも続くようだったら、 「まぼろし、まぼろし」ととなえてみよう
心にマイナスやイライラな現実が映し出されていると、無意識はそういう現実をどんどん連れてきてしまう。だから、はやくその状態を脱出しないといけない。
そのためには、気持ちを切り替えるためのフレーズを持っておくのがいい。
ボクの場合、「うそん。まあええんちゃう。」にしようかな。
5.思い出は良い思い出に編集しておけ
意識して編集すると、良い出来事も悪い出来事も、笑える出来事も悲しい出来事も、なんだって作り出せるということだ
同じ結婚式のビデオでも、どう編集するかで、とてもドラマチックで美しい映像にもなるし、ただくっちゃべっているだけの来賓を映したぐだぐだな映像にもなる。
人生や現実も、どう切り出して、頭に放り込んで定着させるかによって、思い出は全然変わってくる。
過去に勇気をもらうためには、思い出を良い思い出に編集してしまえばよい。
6.答えのある質問を投げかけろ
質問を「答が存在する質問」に変換してみれば、 無意識は答を探しはじめる。 どうしたら… うまくいくんだろう? 頼れる人とめぐり会えるんだろう? ワクワクするんだろう? もっと成果が上がるんだろう? 面白くなるんだろう
「どうして成果が上がらないんだろう」ではなく、「どうしたら成果が上がるんだろう」という問いかけを自分にすることで、無意識くんがひらめきをくれるということだ。
「無いものは無い」からだという。なんとなく、わかる気もする。
後者の問いかけにすると、成果が上がっている姿がイメージできるから、その姿になるのに必要なものをその周りから探していける気がする。
否定文よりも肯定文で話すとよいというのは、良く聞くことだったが、無意識を働かせやすくするという視点は新鮮だった。
7.ゆっくり変わっていけ
感情も同じで、ガーンと盛り上がればドーンと落ちる。 ホメオスタシスの仕業である。 からだや心の生理現象として、元に戻ろうとしているのだ。
だから変化は「ゆっくり、ゆっくり」がいい。 新しいものにちょっとずつ慣らし、十分に馴染んでから次へ。 それが結果として、一番早く変化することができる。
よし。明日からいっきに変わるぞ!心を入れ替えたぞ!と言って始めれば、長くは続かないというのは、ホメオスタシスという、現状を維持しようという生理的な働きによるものだとか。
ゆっくり、一歩ずつ変わっていくのが一番いいらしい。
なるほど。これは新鮮なアイデアだ。
8.成功集団に入り込め
その人たちは集団で固まっている。そしてその中に居る人たちは全員成功していく。 成功する鳥は群れをなして飛んでいるのだ。 大切なのはその中に入れるかどうか。
大事なのは、あなたがどれだけ集団にエネルギーを与えられるかだ。 頼ろうとするのではなく、役に立とうとすること。 楽しそうな雰囲気と、「やらせてください」という姿勢を見せることだ。
成功するイメージを持てている人たちは、どんどん成功していく。
そういう集団に入ることで、マイナスの思い込みを捨て、セルフイメージを高め、成功する方法をどんどん思いつけるようになる。
現実的には、そういう集団に入るためにはハードルもあり、彼らに貢献しようという心意気や努力が必要だ。
9.人をほめろ
つまり人をほめて、人のやる気を引き出せる人は、 同時に自分をほめて、自分のやる気を引き出しているわけ
脳は、自分の発言のうち、主語をあまり認識していないという。
だから、「おまえ、すごいがんばったなー。」と、他人をほめていても、自分がほめられたようなよい感情が自分自身に生まれるのだ。
他人をほめることが自分を気持ちよくしているというのは面白い。
確かにそうかもしれない。ほめたら、くすぐったいもんね。
10.「すべてはうまくいっている」とつぶやけ
ハッピーじゃないと、ハッピーは引いてこれない。
いいことが起きるとハッピー、 悪いことが起きるとがっかり、 と反応するのは、自分の外側に主導権を握られているということだ。 目の前で起きた出来事に、心を惑わされないように。
とにかく、心のスクリーンには、ハッピーな姿を映し出しておけ というのが、筆者が繰り返し主張しているアドバイスである。
自分の人生のハンドルを、自分の外の何者かに握られないように、なにがあっても心を惑わされないように、生きていこう。
そのための筆者のすすめるおまじないの言葉がある。
「すべてはうまくいっている」である。
11.眼力をチェックせよ
自分のやる気をチェックする簡単な方法は、 鏡をながめて、自分の目に力があるかどうかを確認すること
やる気があるときは、眼の力があるらしい。逆に、眼の力をいれると、やる気もわいてくるとのこと。これは、簡単なチェック方法である。
12.「公」への意識を加えよ
「欲」+「公」=「志」
自分の欲求だけだと、やる気の源としては、限界が出てくる。
そこに、誰かのため、社会のため、世界のためと、公への意識を持つことで、志となるのだ。これは、大きなエネルギーをくれる。
13.今に気持ちを込めろ
大事なのは「気持ちをこめてやる」という心の状態だ。 やる気の正体は「集中」であって「興奮」ではない。
「今」に「心」を存在させることで「念」となる。
どんなに忙しいときでも、静寂を感じている人が、結果的に一番仕事が早い。
心と気持ちを込めて、かつ、クールに、目の前にあるコトにあたる。
情熱と冷静を両立させることが大切だ。
14.1日1回のひとり会議を開催せよ
一日一回、ひとり会議。 自分が気持ちいいと思うお気に入りの場所で、 おいしいコーヒーでも飲みながら、 ノートに気になること、浮かんでくることを紙に書き出していこう。 深い意味を考えず、ただただ書き出せばいい
自分の気持ちを書き出すことで、自分と対話もでき、考えが整理されていく。自分は何を悩んでいるのか。何をやりたいのか。そうするうちに、やる気がむくむくと湧いてくる。
ボクの場合は、週1回くらい。毎日1回かー。やりたいけど。
15.呼吸を整え、指先の力を抜け
心が乱れると、心に映る現実も乱れてしまう。
呼吸を安定させ、肩の力が抜けると、心も安定していく。
指先の力が抜けると、肩の力も抜ける。
心のスクリーンにいいものを映しておくには、心を落ち着かせないといけない。
そのための具体的な方法は、呼吸を整え、肩の力を抜くことだ。
たしかに、指先の力を抜いたら、肩の力が抜ける。これはいい。
16.自分のスタイルを貫け
調子がいいときほど、自分のスタイルに忠実に。 基本を大切にし、謙虚に過ごそう。
スランプの原因は、調子がいいときに、無理にでも打てるから打っていって、そうしているうちに、自分のフォームを見失っているのだとか。
だから、調子が良くても自分のスタイルを変に崩さないことが大切だ。
17.過去の成功体験は捨てろ
一回うまくいくだけじゃなく、ずっとうまくいき続けたい。 そのために、毎回、毎回、前の考え方は捨て、ゼロから攻略法を考える。 そうすれば自分の緊張感や、新鮮さも保つことができる
思い出はいい思い出にする必要があるが、状況も変わってくるのだから、過去の成功体験にしがみついて、前と同じようにやれば大丈夫なんて思わないことだ。
毎回、ゼロから考える。それが、仕事をマンネリ化させないコツかもしれない。
18.目標は3段階に設定せよ
目標はA、B、Cの3段階に設定した方がいい。
A 目標は、とんとん拍子にいったら達成するかも、というレベルの目標。
B 目標は、ちょっと背伸びをしたら達成できる目標。
C 目標は、最悪でもこれだけは達成するという目標。
最後のC目標の設定が、今後を決定づける。 持ち崩しても死守する。これは自尊心を守るための目標でもある。
2段階の目標を設定するのがいいのかなと思っていた。チャレンジ目標としてのA目標と、通常の目標のB目標だ。
ボクにとって新しかったのは、これだけは死守するという自尊心をかけて設定するC目標である。これを置くことで、Bも少し引きあがるかもしれない。
一度試してみよう。
19.本物に触れ続けよ
骨董屋の弟子を育てる一番の方法は、 いい品だけをひたすら見せ続けることだそうだ
意外だったのだが、悪いものといいものに違いを見分ける訓練をつむのではなく、いいものだけに触れていくことで、目が肥えて、本物の感覚が備わっていくから、偽物はわかるようになるらしい。
これは、成功者の集団に入って、セルフイメージを高めるという話と同じかもしれない。
いいモノに触れることに貪欲になろう。
20. 夢は紙に書け
思ったことが起きる。 現実は自分で作り出している。 いいことを思うと、いい結果が生まれる。 紙に書けばさらに実現しやすくなる。
夢は紙に書かれた瞬間から、あなたに全力で向かってくる。 大きさは関係ない。 小さな夢より大きな夢が先に叶うこともあるくらいだ。
「思ったことが起きる」
これが、この本を通じた主要メッセージであろう。
「思考は現実化する」というナポレオンヒルの言葉を思い出す。
自分が実現したいことを、じぶん会議でどんどんノートに書いていこう。
そして、毎日の頭に描くことを、できるだけハッピーにしよう。テンションをあげていくことで、夢は実現に近づく。
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本田選手。こんなのも出してますね。
今日は、いじょうでーす。