こんばんは。ぐもじんです。
バルセロナオリンピック金メダリストの柔道家・古賀選手には、3人の子どもがいるそうです。その3人の子どもたちも柔道家として頭角を表しつつあり、自ら主催する柔道場「古賀塾」の塾生もすばらしい成績をあげているそうです。
古賀選手の子供達がすごいことについて、古賀選手は決して遺伝子のせいではないし(自分の親は柔道していなかったとか)、かといって、親として特別なことをしているわけではないと言います。
じゃあ、なんなの?
その秘訣が、彼の本「「勝てる子ども」が育つ究極の教え方 育てる技術」に書いてありました。
そこには、いろいろなことが書いてあったのですが、5つだけ、「勝てる子ども」を育てるためのヒントを絞り出してみました。
1.口を出しすぎず、感じたことを伝え、考えさせる
子どもたちの頑張りたいという気持ちに水をささないために、親はうるさく口を出さないことです。好きなものも嫌いになるから。
ちゃんと準備したのかとか、真剣にやれているかとか、そういう勝負にこだわる姿勢のようなものは伝えるとしても、細かいことを言い過ぎるなということです。
それが自主性を育むのです。
あそこまでの実績と細かいノウハウを持っている古賀選手でさえ、我が子にそれを伝えることを我慢しているのですね。
具体的に本に書かれていることは、1分★読書のこちらの記事を参照ください。
親はうるさく口を出さない/「勝てる子どもが育つ究極の教え方 育てる技術」 - 1分★読書
勝負にこだわるが結果にはこだわらない/「勝てる子どもが育つ究極の教え方 育てる技術」
2.信じて見守る(よく見る)
自分で工夫して何かをやろうとする。
そんな瞬間が来ることを信じて待ちましょう。
そして、そんな瞬間を見逃さないことです。
ちょっと様子が変ならば、「どうしたー」とさらっと伝えましょう。
見守ってくれているという安心感の中で、子供たちはチャレンジするし、見てくれている人に相談しようかなと思うのです。
信頼するから信頼される/「勝てる子どもが育つ究極の教え方 育てる技術」
自分のことを見てくれているという安心感を醸成しよう/「勝てる子どもが育つ究極の教え方 育てる技術」
3.楽しめて、ライバルのいる環境をつくる
自主性を高めるためには、ライバルに負けたくないという気持ちが有効だと言います。
親にできることは、見守ること、勇気付けることくらいですが、意欲の高い人たちやライバルのいる環境、そして、良い指導者のいる環境を見つけてやることが大事です。
4.世界一くつろげる家庭をつくる
子供たちは、外の世界で日々戦っています。
せめて家の中では、ゆったりとくつろげるようにしてあげましょう。
子どもの気持ちを楽にする方向で、話を聞いてあげることです。
家庭は世界一くつろげる場所にする/「勝てる子どもが育つ究極の教え方」
5.親が模範となる
何事も全力で取り組むこと。真剣に準備と工夫をすること。
それをまず親が実践することで、子どもはそうなろうとするのです。
日頃の親の在り方が子どもを育てる/「勝てる子どもが育つ究極の教え 育てる技術」
まとめ
要するに、子どもたちが、自主的に考えて、楽しんで、安心してチャレンジできる。
そんな状況を作ることが大事なんだと思います。
そして、子どもに言うまえに、まず親が模範となって行動してみせること。
自分もできないようなことを言わないことです。