今日は、長女の小学校卒業式でした。
ついこの間幼稚園から小学校に入ったと思ったのに早いもんです。
本当に感動的な式でした。
先生方と生徒、親たちの想いがぎっしりつまり、言葉にしようとすると泣きそうになるからうまく言えず、言葉にしたら泣きながら言ってるからわけわかんないんだけれど、とにかく言葉なしでもその想いがみんなで共有できている。そんな時空がありました。
特に印象的だったところについて、今日は書きます。
小学校でも袴姿
小学校の卒業式に、女の子は袴を着る時代のようです。
朝早くから着付けと髪結いをして出かける。
すごい時代です。
学校では3分の1くらいが袴でしたかね。
華やかでしたが、ちょうど良いバランスだなと思いました。
それにしても、この6年生の成長の加速度はものすごくて、知ってる子どもたちがいっきに大人になっていて驚きました。
演出がビジュアル
これが今どきなのか、うちの小学校特有なのかわかりませんが、演出がすばらしい。
式が始まる前、まず子供たちが6年生を過ごしてきた生活風景が、平井堅の音楽とともにスライドに映し出されます。
平井堅はやばいでしょう。
この時点で涙するお母さん続出。
スライドが終わり、生徒たちが胸を張って入場して着席。
結婚式みたい。
卒業証書授与で一言ずつ
卒業証書を受け取ったあと、ひとりひとり、舞台の上で、こちらを向いて地声で自分の想いを声に出して言います。
- 将来の夢
- 感謝
- 中学でも頑張りたいという気持ち
みなそれぞれですが、一生懸命話していました。こんなの絶対緊張するよね。
「みんなの役にたてるようになりたいです。」
そんなピュアな言葉を聞いたとき、自分のことを考えてしまいました。
ぼくはあの頃、何考えていたかなあ。
あの頃から30年たった今、だれかの役に立てているかなあ。
校長先生の式辞
校長先生は、ひとりひとりに卒業証書を手渡して、みんなにおめでとうと言ってました。
式辞では、歌をプレゼントすると言って歌い出すのかと思ったら、iphoneを取り出して、ミュージックスタート。
その歌はなんと
ケツメイシ「僕らのために」
ありのままの気持ちで生きていけばいいんだよ
というようなことを言われていました。
いいこと言うなあ。
担任の言葉が言葉にならない
娘の担任の先生は、とてもやさしくて熱い女の先生でした。
みんなに何かを伝えようとすると、グッときて何も言えなくなる。
それは避けたい。笑顔で送り出したい。
そんな感じであまり多くを語りませんでした。
子供たちと過ごす最後の教室での時間を噛みしめているようでした。
子供たちも、その気持ちわかっているよという感じでした。
学校の先生が子供たちに対してどこまで踏み込んで接していくかというのは、本当に先生個人に任されていることだと思います。なんの制約もない。義務もない。
しかし、娘の担任の先生は、本当に熱くて、一生懸命にやってくださってました。
その分、今日のこの押し寄せてくる感動が大きいのでしょう。
苦労した分が、喜びにつながるということを改めて感じました。
仕事から喜びを得ようと思ったら、苦労を厭わない姿勢が必要なのですよね。
おわりに
小学校を卒業する娘へ、
次のメッセージを送りました。
中学ではどんなことが待っているかわからないけれど
将来の夢がはっきりしていなくても全然良いと思うけれど
その優しい気持ちを忘れないで
自分の好きなことを大事にして
今を
丁寧に一生懸命
過ごしていってください。