Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

子供のやり抜く力(GRIT)を伸ばすための5つのヒント

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 才能よりも大切なものがあるという。

それは、「粘り強くやり抜く力(GRIT)」である。

成否を分けるのはIQではなく「やり抜く力」である - Voyage of Life

 

やり抜く力はどうすれば伸ばせるのか?

子を持つ親としてもっとも気になるこの質問に、この本は明確に答えてくれたわけではないが、いくつかのヒントがあった。

そのなかで気になった5つについて今日は書きます。

 

最初に厳しくしすぎてはダメ

 スキルは数年ごとに3段階で磨かれていくという。

興味を持てるかどうかの「初歩段階」にいる人に、厳しい指導をすることは避けなければなりません。

まずは遊び感覚で学べばいい。

「けっこう、好きかも」と思える段階をまずは超えることが大切になります。

幼児教室や、勉強を始めたばかりの1年生に変に厳しく当たるような先生がいるところには、子供を預けてはならないなと思いました。

取り返しがつかないことになるとのことです。

 

厳しい要求をしながらも自主性を重んじ支援を惜しまない

厳しく介入するか。

自主性を重んじて本人に任せるのか。

どちらがいいのか?

なんて単純な話ではない。

両方うまくやれということのようだ。

どちらかと言えば、ある程度の年齢になると、アドラー心理学の考え方では「それはあなたの課題です」とし、あまり踏み込まない方が良いと考えるが、それでそうかと目が覚めて自主的に考えられる子はなかなかいないのかもしれない。

筆者の調査では、両方のバランスが大切だということです。

自主性を重んじながらも介入する。

そりゃわかるけどそれが難しいんだよと言いたい。

子供の個性によるから答えなんてないのはわかる。

子供の状態をよくよく見て、その状況において適切な言葉をかけないといけないだろう。

また、よほどに日頃からコミュニケーションをはかり、子供のことを大切に思ってることを伝えておかないと、自主性が大事といいながら、なんだかんだ言って縛りをかけられるという矛盾に対して、子供は反発するだろう。

 

やり抜く力が強い集団に属する

手っ取り早いのは、やり抜く力が高いチームや組織に属してしまうことだ。

失敗しても粘り強くやり抜く文化の中に入って行動していけば、そんな力が自然に身につくという。

受験である程度レベルが高いとされる学校には、やり抜く力が強い人たちが集まるのだろうから、そういう意味では受験や学歴社会の意味は少しはあるのだろう。

 

家族全員ひとつは本人が決めたハードなことに挑戦する

そんなやり抜く力が強い集団に、家族がなっちゃえばいいという考え方なのかもしれない。

家族全員が、練習を続けないとうまくやれないような目標を立てて、チャレンジするのだ。

 ちなみに、そのハードなこととは、自分の興味で決めることが大切らしい。

お父さんも仕事がんばってるんだけど、子どもにもわかりやすい何かをがんばる姿を見せることには意味があるのだろうな。

 

やめてもいいが、最低2年間は続ける

やめてもいいけど、最低2年は続けるべしという。 

やってみないとわからないことがあるから、やめることを否定することはチャレンジしにくくなる。しかし、ある程度続けないと何も見えてないうちに、必ずあるだろう一度や二度の嫌なことでやめてしまうということになり、それは良くないということなのだと思う。

嫌になったからやめるというのではなく、ある区切りまでは続けるということかな。

目安は2年らしいが。

 

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