英語を話せるようになりたい。
雑談くらいならまあまあいける。
しかし、海外との仕事が増える中で、仕事の中身に関して自分が思っていることを外国人に自分の言葉で伝えたい。
そんな想いを持ち続けて、何年経ったかわからない。
今回出会った大前研一氏が監修した英語学習本はなかなかよくて、自分の足りないところがよくわかった。何を鍛えないといけないのかがよくわかった。
「プロフェッショナル イングリッシュ―世界に通じる英語力」という本である。
この本は正しい努力の方向を示すことを目的としている とはじめに書いてあり、潔い!と感じた。楽々身につく!とか、そんな方法はないけれど、ビジネスで使える英語を身につけたい人のために正しい努力の方向を示すというのだ。
仕事での英語は自分の考えを伝えて人を動かすことが求められる。
伝えたい自分の考えを持つことはもちろん大前提だが、ビジネスの世界では、それを「書く」「話す」力が求められる。
「読む」力と「聴く」力はうっすらとあるものの、自分に欠けていると感じている「書く力」、「話す力」こそが、ビジネスの英語では重要なんだと力説されて、ぼくは英語との向き合い方を完全に変えなければならないということを悟った。
英語を発信するには英作力
書けない英語は話せない。
そもそも言いたいことがあるか、ロジカルなつながりがあるかということが大事だが、それはさておき、言いたいことを発信できるようになるには、その言葉やイメージを英語で発信する、つまり英作文のような能力が必要だ。
しかしそんな能力はたいして鍛えてきていない。
打ち合わせの限られた時間のなかで、言いたいことを考えて整理しつつ、英作するなんて無謀。だから、考えることに集中して、英語は通訳頼みで過ごしてきたのだ。
限られた時間のなかで頭の中のことばやイメージを英語で発信することが求められる。この壁を超えない限り、自分の英語でつたえるなんて一生無理なのだ。
じゃあどうすればいいか。
とてもシンプルな短い文を連続して繰り出していく
ひとつの答えは、短い英文を繰り出すと決めることだ。
受験英語で学んできたような、かっこいい文章なんて全く必要ない。
だれでもわかるような、主語と述語と目的語があるだけというような「ミニマムセンテンス」を連続して繰り出していけばよいということだ。
1分間に15個の文章を繰り出せるくらいのスピード感と発話力。
身の丈にあっためざすべきイメージはこれだ。はっきりした。
フレーズごとマスターする
短い文を繰り出すためには、ある程度型を身につけることが役に立つ。
使いそうなフレーズを丸ごと単語カードに書いて、日本語から英語に変換できる力をつける手法は原始的だが有効とのことだ。
そして、応用の効く基本フレーズというものがある。パワーフレーズというらしい。
When will it be 〜〜?
ここに、backとか、readyとか、fixedとか、入れればよい。
これは、ちょっと何かやれそうな気がしてきた。
このようなパワーフレーズが多数掲載されている本(この本で紹介されていた)も買ってしまった。
英会話ペラペラビジネス100 ? ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術 [CD2枚付]
ビジネス英語では格式よりわかりやすさ。つまり、ロジカルでシンプルなこと。
ビジネスの英語では、とにかく格式よりわかりやすさが大切。
そのためには、上に書いてきたシンプルなことのほかにロジカルなことが大切だ。
ロジカルな文章のコツとして、5行エッセイのことが書いてありました。
まず結論。そして3つの根拠。さいごにまた結論。
エッセイの音読が最強
そうやって自分が書いたエッセイを音読してトレーニングするのが最強のトレーニングだ。
自分の考えを整理できるし、それを書いて、読んで、話して、聴く。音読すれば、読んで、話せるし、それを耳で聴ける。
聞き流すだけでは聴けるようにならないけど、発音できれば聴けるようになる。音読が大切というのはそういう理由だ。
ということで、エッセイの音読により、英語を発信するための全てが鍛えられるのだ。
その他
声量を高めること。
最後まで聴くより、sorry?と、都度確認する方が良いこと。
こんなヒントが多数載せられている。
よし、より明確になったポイントに絞って、トレーニングを始めよう!
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