Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

Google翻訳の進化をもう少し確認してみた

ぐもじんです。

ものすごく進化したGoogle翻訳は、もう試してみましたか?

以前、紹介していた翻訳アプリの比較記事(以下)に載せていた英訳サンプルを、今のGoogle翻訳が訳してみたら、どれだけ変わってるのか、試してみましたので、今日はその結果をサクっとシェアします。。

 

(まだ現時点のスマホアプリには、新しいGoogle翻訳のアルゴリズムが入ってないみたいなので、インターネットのGoogle翻訳のサイトでテストしました。このため、音声認識ではなく、日本語を手入力してます。音声認識がうまくいった前提としてください。)

 

 

例題1:急遽、出張の件。

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うん。良くなってますね。

 

例題2:レストランに関する日常会話。

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さらに、違和感がない感じです。

 

例題3:少しビジネス的な見積もりの話。

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とてもシンプルでわかりやすい英訳!

 

例題4:ちょっと技術的な、よくある?質問

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いいですね。この型は、使えそうです。

 

例題5:もう一つ、技術的な質問。

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demonstrateをこう使うのかな?とも思いつつ、まぁでも良さそう。

シンプルな訳で、ホントいいですよね。

 

ということで、やはり以前の訳よりも、わかりやすく、信頼度の高いものになってます。

ぜひぜひ、試してみてください!

Google翻訳がものすごい進化をとげている!

 

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うそー、ほんとに?

Google翻訳の進化がものすごいことになっています。

日本語を英語に翻訳するシーンが劇的に変わるかもしれません。

 

Google翻訳が、Google Neural Machine Translation system (GNMT)という、最新のラーニング手法を用いて翻訳の品質を大幅に向上させたという発表が行われていたが(以下の記事)、ついに、日本語→英語の翻訳にも導入されたようです。


どれくらいすごいのか、試してみました。

 

「ディープラーニングって、どんなものか、まだよくわからないけれど、とても人間にはかなうものではないはず。特に、日本語なんて、文法が複雑だし、行間を読んでもらうことを前提に、日本語で聞いたって、何が言いたいのかわからないことが多いのだから。」

 

はい。これをGoogleくんに英訳してもらった結果がこちら。

 

”I do not really understand what kind of deep learning is, but it should not be very suitable for human beings. Especially in Japanese, the grammar is complicated, so it is often that you do not know what you want to say by listening in Japanese on the premise that you will read the line spacing.”

 

す、すごい。

これは、仕事に使えるレベルだ。少しの手直しで済むかもしれない。

すばらしいよ。Google様。

 

もうひとつくらい、試してみた。

「今日は、カーテン屋さんに注文していたカーテンが仕上がったという連絡を受けて、さっそく、クルマに乗って、受け取ってきた。領収書を見せると、問題なく、注文していたカーテンを店員さんが渡してくれた。クルマにカーテンを詰め込んで、家に帰るなり、カーテンを取り付けたんだ。」

 

はい。翻訳をお願いします。Google様。

 

”Today, I received a message from the curtain shop that the curtain I had ordered was finished, I got on the car and received it. When I showed the receipt, the clerk handed me the curtain he ordered without any problem. I packed the curtains in the car and as I returned home, I installed the curtains.”

 

うん。すばらしい。強いて言えば、店員さんが持ってきてくれたカーテンをオーダーしたのは"he"ではなくて、"I"だけれど、そこまでの文脈は読み取れなかったか。ふふ。

でも、すごいわ。Google先生。

 

皆さんも、さっそく試してみてください。 

Google 翻訳

 

ちまたの噂では、英語から日本語の翻訳は、これからなんだとか。

海外のサイトが言葉の壁なく読めるのは、楽しみが拡がりそうですね。

そして、英語学習との向き合い方が、少し変わってくるのかもしれません。

ドローンで魚釣りしたらどうなるのか?

昼メシ時の会話

今日の昼メシ時、趣味が魚釣りの後輩と談笑していました。

そのとき、もう一人の後輩が言いました。

「最近は、スマホでコントロールできる魚群探知機があるらしいですよ。」

「へー。でも、こんなのあったら、魚がいないから釣れなかったという言い訳ができなくなるよね。」

なんて言いながら、ふと思いついたことをボクは口に出したのです。

「ドローンで、魚がいるところに糸を垂らして、釣りしたらええんちゃうん」

そしたら、後輩は表情を一変させながら、こう言いました。

「釣りをなめないでください。」

 

ドローンで釣りができないのか調べてみた。

い、いや、ちょっと思いついちゃったから言っただけなんだけど、そんなにあかんこと言ったかなあと思いながら、帰りの電車で、ドローンで釣りができないものなのか調べてみました。

そしたら、あったーーっ。

 

新しいこと思いついたと思っても、大抵のことはすでにやられているわけで、そういう意味では、やっぱりそうかとちょっと残念な気持ちはありつつも、これで「何言ってんすか?」と言った後輩をギャフンと言わせられるわけです。

 

それではさっそくご紹介しましょう。

 

まずは、こちら。  

youtu.be

アタリがきたら、いっきにドローンを急浮上させる、イメージ通りのドローン魚釣りです。こんなに上がると爽快ですね。魚は超びっくりでしょう。多分、ボクだったら気絶することでしょう。

 

そして次はこちら。

これは本当にびっくりします。ドローンで大きなマグロを釣っているのです。

 

youtu.be

でかいマグロの群れをドローンで探しあて、そこに餌(イカ)を投入。

ヒットしたら、うまくドローンが糸を手放すみたいで、そこがミソですね。

そして、陸上から竿でマグロを一本釣りする。

これは、なかなか夢が広がるじゃないですか。

トローリングならぬ、ドローニングです(やば、また後輩に怒られる)。

 アクティビティとして、これをさせてくれるリゾートなんか出てきそうだなあ。

 

ちなみに、こんなルアー釣り用のドローンもあるみたいです。

gigazine.net

 

夜にライトで海を照らしながら、イカ釣りできるドローンキットとか、もしあったら売れるかもしれない!と、ちょっとだけ思いつつ、 今日はこの辺にしておきます。

 

 

騒音を抑えた超音速旅客機は実現できるのか

 

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超音速旅客機への期待

超音速ジェット機がもし開発されたら、今まで7時間かかった距離が4時間、東京からロサンゼルスまでも6時間とかで行けるらしい。これはものすごいことですね。
 

超音速旅客機の課題

超音速旅客機は、実用化されたことがあります。事故をきっかけに姿を消してしまいましたが、コンコルドがその代表例です。
つまり、スピードを出して音速より速く飛ぶことについては、すでに実現できるレベルにあるんです。
しかし超音速旅客機には、燃費の問題のほかに、ソニックブームという騒音の問題があります。
コンコルドが廃止になったのは、それが原因と言われているのですから、今後、超音速ジェット機を実用化するためには、この衝撃波によるものすごい騒音をなんとかしないといけないのです。
 
ソニックブームって、どんな音なのか、ここでおさらいしておきます。
以下の動画をチェックください。
すごい音ですよね。

 

静かな超音速旅客機の開発は日本が先行

この騒音を少しでも減らすために、主翼や機体の形状を工夫することなどが試みられてきました。
日本ではJAXA(宇宙航空研究開発機構)が富士重工と組んで開発を進めています。
以下の記事を読むと、難しさがわかりますね。戦闘機とは違って旅客機は長時間超音速で飛ばないと意味がありませんから、騒音と経済性を両立しなければならないが、それらが相反するところもあるみたいです。
機体の先端を丸まった形にすると、ソニックブームの音が弱くなります。しかし、先端を丸めると空気抵抗が大きくなり、飛行効率が悪くなってしまいます。機体の形状を工夫することと、コンピュータを使って効率的に設計することにより、その両者を満たす良い解決法を見つけたいと思います。

JAXA|静かな超音速旅客機を実現するために

 
しかしそれを少しずつ前進させて、2015年10月に、大規模な実験によって、機体形状の工夫で騒音が低減できることが実証されています。

fanfun.jaxa.jp

個人的にはエンジンを積んで試験してないところが気になります。

すごく高い上空から自由落下させた試験による実証の結果なので、エンジンを積むと、また機体としての空力特性は変わってしまうでしょう。

そして、航空機エンジンは、外国製に頼るという今の航空機の構図のなかで、日本の超音速旅客機の開発をどう進めていく構想なのでしょうか。

NASAの追撃

このJAXAの動きとの関係はわかりませんが、アメリカのNASAは、ロッキードマーチンと組んで、静かな超音速旅客機の開発を開始することをこの2016年3月1日に発表しています。

JAXAとNASAの協力関係が全くないのかよくわからないのですが、なんとなく、アメリカが日本の動きを見て、急いで来年度の予算をつけてきたという想像をしてしまいます。 それなりにこれまでも開発してきたはずですけどね。

www.nasa.gov

まとめ

というわけで、まだまだこれからの話かもしれませんが、20年後には超音速旅客機はそれなりに飛んでいる気がしてなりません。

それに向けて、本気で動き出したアメリカに日本が勝てるのか。

国際協力や企業の巻込み方などが大切になる大規模な開発事業において、JAXAは、実用化に向けた粗写真をどう描いているのか、今後も目が離せません。

 

バルミューダの家電開発にみるイノベーションの必要条件

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(写真 Amazonのホームページより)

パンがおいしく焼けるという、バルミューダのトースター(「マーケティング調査をしてはならない時代」)が気になって仕方ない今日この頃ですが、朝食はご飯派なんです。
 
寺尾社長の生き様と、扇風機やトースターの開発秘話が語られている、寺尾弦社長と糸井重里さんとの対談(ほぼ日のサイト)がとても刺激的だったので、紹介したいと思います。

寺尾玄×糸井重里対談 バルミューダのパンが焼けるまで。 - ほぼ日刊イトイ新聞

 
ボクが着目したのは、寺尾社長が新しいモノを生み出して、世の中でブレークさせるまでのプロセスです。勝手に分析してみました。 続きを読む

ドローンは産業に活用できるのか?

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ドローンという言葉をニュースなどで聞かない日はなくなってきたと言っても言い過ぎではない今日この頃ですが、MIT Technology Reviewの記事によると、建設現場を監視し、工事進捗を把握するために、ドローンを使うという選択肢が出てきているようです。

 

www.technologyreview.com

 

ドローンにカメラはもちろん、3DCADという技術が融合したことで、大きな建築物の工事進捗や作業員の動きを監視することができるのですね。

 

ビルや船などの建設現場の管理にも使えそうですが、建設現場は内装の工事も大きなウェイトを占めるので、室内空間の工事にも対応できないと、やや中途半端かなと思います。

 工事現場で働く人にとっては、たまったもんじゃなさそうですが・・。

 

ドローンを産業に活用できるか?

ドローンを産業に活用するという取り組みは、まだまだこれからのように思いますが、どのような取り組みがなされているかを調べてみました。

 

小包の配送 

荷物を運ぶドローンは、amazonなどが実用化に向けて動いているということも聞きます(Amazon、ドローン配達サービスを1年以内に開始か | Engadget 日本版)。

最近街中では、最近は電動アシスト付き自転車が大きな荷台を運んでいるのを見かけます。これが、小回りとスピードと経済性の点からは、今の所ベストなような気もしますが、離島などでは、ドローンへの期待は大きいかもしれませんね。

toyokeizai.net

 

火山を計測

マイクロ波でセンサーに送電し、センサーの信号を受信することで、温度や湿度をはかることもできるのだとか。あらかじめ、センサーだけを設置しておいて、いざという時に、その信号をドローンが拾いに行くという構想のようです。

ドローンで送電、火山を計測 京大がシステム試作 : 京都新聞

 

遠隔で電力を送るというのは、宇宙で太陽光発電した電気を地球に送るという構想の中で聞いたことがありましたが、これくらいの小電力の世界であれば、実用に耐えるのですね。逆に、ドローンにマイクロ波で電力を送り続けて飛ばし続けるということもできれば、もっと飛行時間が延びて、世界が拡がりますね。

 

農業の支援

農業は広い土地に農薬を撒いたり、作物の成長を管理したりと、ドローンの活用が益々期待できそうです。元々、小型無人ヘリが、農業に応用されようとしていたのは知ってますが、ドローンがこんなに急速に発達するとは驚きですね。

 

www.jiji.com

 

鉄塔などの検査

人があまりいないというか、立ち寄れない場所としては、山のなかの電線ケーブルとか鉄塔などがありますが、その検査などにも活用されつつあるみたいです。ドバイらしいですが・・。

検査と言っても、カメラによる目視検査ですかね。

japan.cnet.com

  

落石危険度の測定

検査といっても、目視検査のようなものだけではなく、レーザーを発信し、その反射から、微小な振動を測定し、落石危険度を測るという技術もあるようです。

なかなかすごいですね。

ドローンで落石危険度を調査、3次元データ化 鉄道総技研が評価法開発 - 産経WEST

 

 まとめ

ということで、やはり活用の幅は拡がりつつあるようです。

ドローンの進歩(どれだけ長く、速く、重いものを、安定して飛ばせるか)と、そこに乗せるもの(カメラとかセンサーとか)、それから得たデータを処理するソフトが、今後ますます進歩していけば、それらを組み合わせた活用の幅はどんどん広がっていくのでしょうね。

ただ、ボクが思うのは、やはり都会でドローンが飛ぶのは危なすぎて、活用のフィールドに限界があるのでは?ということです。

だから、田舎やアウトドアのフィールドを軸に考えたほうがよさそうです。

そういう意味で、農業や山肌とか火山の監視などは、最も実用化に近いところにあると思います。

 

ETC渋滞から得られた2つの教訓(ボトルネックとイノベーションの普及論)

 

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少し前の話ですが、ゴールデンウィークに車で淡路島にキャンプに行ったとき、淡路島に渡る明石大橋に入る料金所を起点としてものすごい渋滞ができてました。
ETCが普及して、料金所を通過するのはスムースなはずなのにどうしてなんだ。
ハヤる気持ちを抑えつつ、料金所に近づくと、愕然としました。
続きを読む

アメリカのエネルギー自給率90%に比べて日本のエネルギー自給率は5%以下

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「エネルギー自給へ近づく米国」がよくわかるグラフ « WIRED.jp

先日10/17のWIREDの記事にとりあげられていたアメリカのエネルギー自給率やエネルギー消費のグラフが気になったので、チェックしておきたいと思います。

 

これは、アメリカのEnergy Information Administration(eia)というところが年1回、アメリカのエネルギーの展望をまとめているようで、そこからとってきたグラフのようですね。

Annual Energy Outlook 2014 - Energy Information Administration

 

気づいたポイントは以下です。

続きを読む

中村修二氏の青色LEDによるノーベル賞受賞で考える企業から社員への特許報酬のこれから

 

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PixelAnarchy | Pixabay

 

中村修二氏をはじめとする3人が青色発行ダイオード(LED)の開発によりノーベル賞を受賞した。このニュースを聞いた途端、中村修二氏の特許訴訟の話を思い出した。

今日は、中村修二氏について思うところを書いてみたいと思う。(トピック「ノーベル賞」について)

 

☑青色LEDの開発はやはりすごい

青色発光ダイオードの実用化によって、ようやくLEDで白い光を作れるようになり、これが省エネに大きく貢献するLEDの実用化を加速させた。

青色LEDがノーベル賞に値する理由 « WIRED.jp

 

そういう意味では、青色LEDは赤色LEDと緑色LEDの3原色のうちの1つであり、赤色と緑色LEDを作った人も大切にすべき存在だとは思う。

単に青色が白色LEDのためのアンカーだったというだけでなく、それが難しい開発だったということが、ノーベル賞受賞の理由なのだろう。

省エネで長寿命。確かに、エジソンが白熱電球を作り上げたレベルに匹敵する大発明なのかもしれない。

 

☑中村修二氏の独特なスタイル

中村修二氏の独特なスタイルは、以下の記事から読み取れる。

ノーベル賞「青色発光ダイオード」はいかに生まれたのか 中村修二「青色レーザーを生んだ『考える』執念」【1】:PRESIDENT Online - プレジデント

「ノーベル賞」受賞は通過点の一つにしか過ぎない 中村修二「青色レーザーを生んだ『考える』執念」【2】:PRESIDENT Online - プレジデント

 

おそらく、非常に負けん気が強くて、粘り強い人なんだろうなと。

そして、家族をとても大事にしているっぽい。

それなりにいろいろチャレンジしているし、技術的にすごいものを持っているが、会社ではそれほど評価されなかったということが、怒りに変わり、これが結果的には、爆発的でチャレンジングな研究姿勢を産んだのだと思う。

 

そして、その怒りは収まりそうにない。

自分はあまりにも世間知らずだった。たしかにこれでは奴隷(スレイブ)だ。索漠たる思いとともに、会社を辞めようという気持ちが徐々に固まっていく。スレイブは、自由な身の市民(シティズン)へと脱皮を願うようになった。「会社に対する愛着とか忠誠心はないのですか」と聞いてみる。中村はあっけらかんとして答えた。 「全くないですね。いまはもう、よくもあんなところに20年間もいたなという感じです」

この発言からは、お世話になった日亜化学工業への感謝とか謙虚さとかは微塵も感じられない。

これだけの偉業を成し遂げたのだから、もう少し発言だけでも謙虚と感謝に満ちたものだったら、それこそもう一段、偉人として認められるだろうにと思うと残念だが、その怒りこそが発明の原動力だったのだから仕方がない。

 

☑特許訴訟は日本企業での技術者と会社の関係に一石を投じた

これだけのことを成し遂げたのだから、それなりの対価をもらうべきであるということで、彼は自分の会社、日亜化学工業に対して訴訟を起こした。

これについては、以下の記事にわかりやすく書かれている。

訴訟で600億円とも認定されていた中村修二氏の職務発明の対価-ノーベル賞 - 法廷日記

確かに、会社が1200億円とか、そういう利益を得ているのに、2万円の手当てで済まされるというのはおかしい。

結局最後は、彼の功績は5%程度であるという高裁の勧告書により和解されたようであるが、5%ということもないだろうに・・とは思う。

 

☑しかし、サラリーマンというのはそういうものだ。

 

しかし、忘れてはいけないのは、なんでもやりますーと言って、サラリーマンになることを選択したことだ。

たいして会社の利益に貢献していない間も、給料をくれつづけた会社への感謝は少しなりとも覚えておくべきだろう。

そして、個人的にはノーリスクで、開発費用を会社から出してもらい、好きな開発をさせてもらったわけだ。

1200億円も、利益を出しておいて、2万円ってことないでしょう?というのは言ってもよいと思うが、そこまで世の中に役立つ何かを生み出すことをサポートしてくれた会社に対して、感謝の念はあってもよいと思う。

 

☑企業は優秀な技術者を確保しモチベートできる独自ルールを作ればよい

 

来年には、特許は会社側に帰属し、社員への報酬を義務付けるという法改正がなされようとしている。 

社員の発明に報奨義務、法改正へ 特許は会社に帰属 :日本経済新聞

これによって、会社側は「相当の対価」を巡って訴訟を起こされるリスクを減らせるとのことであるが、結局は報酬をどうするのかの議論は残る。ただ、報酬を定めるためのガイドラインのようなものが特許庁により整理されるようだ。

 

中村修二氏の場合、この報酬(というか、相当の対価)を決めるルールを、会社側と社員側で共有できていなかったから、訴訟に至ったのだろう。

事前に、君たちはすばらしい発明をして、会社がとても儲かったとしても、2%程度しか報酬を与えないからね。という規定が出されていたら、それを分かっていて発明を頑張ったのでしょう?いやだったら、会社辞めたらよかったじゃない という風に、ある意味、スッキリするだろうから、まあ、ガイドラインが出されるというのは良いのかもしれない(大手企業では、ある程度計算ルールが明確になっているが、そうでないところも多いだろうから)。

 

だから、会社側は、この報酬ルールをうまく設計して、技術屋の底力を引き出すような仕組みをつくればよいのだと思う。優秀な技術屋を確保することにもつながるだろうから。

 

そして、ボクが気になるのは、中村氏の例(ひとりで結構いろいろやってしまっている)はレアケースであり、大抵は、大きな仕事は一人ではできない。研究はもちろん、研究のきっかけを与えたマーケティングや、大量生産につなげるための設計屋など、あらゆる人が少しずつ頑張って、モノができるのだと思うから、その旨味を発明者が独占してしまうのもどうかと思ってしまう。このあたりの配慮も必要だろう。

まあ、ゼロからイチを生み出せる技術屋は、それだけスゴイということなのだが。

 

今日は、中村修二氏の青色LEDによるノーベル賞受賞に際して、考えたことを書いてみました。

 

丸紅がミャンマーに計画する最先端石炭火力発電所の建設

 

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丸紅がミャンマーで最新鋭の石炭火力発電所の建設を計画しているという記事を見ました。

☑丸紅が計画している火力発電プラントはどのようなものか?

丸紅株式会社(以下「丸紅」)は、ミャンマーにおいて環境負荷が低く、エネルギー効率の高い発電技術を前提とした石炭火力発電事業の検討を始めることでミャンマー電力省と合意し、2014年10月9日に本事業の開発に係る覚書を締結しました。http://www.marubeni.co.jp/news/2014/release/20141010_jpn.pdf

 

以下の日経新聞の記事にも出ています。

こちらは、もう「建設する」と言い切っていて、上記の丸紅のホームページの「事業の検討を始める」というものと、少しトーンが違います。


丸紅、ミャンマーで最先端火力発電所 タイにも送電 :日本経済新聞

 

これらの記事から注目したところ、感じたところは以下の点です。

  • 現在のミャンマーの電力需要は180万kW。これに対して、水力発電中心で、今の供給能力は130万kW。電力不足に悩んでいる。電力需要は年7-8%のペースで拡大していく見通し。
  • この電力供給量の数字は、以下のサイトとは少し違うようだ。(http://www.jcoal.or.jp/coaldb/shiryo/material/h24_06.pdf
  • 今回の発電所の発電能力は200万kW。しかしその8割はタイに送るらしく、その2割ではまだ足りないかもしれない。
  • 2016年建設開始し2020年の運転開始をめざす。
  • 総事業費は3500億円だから、17.5万円/kW。石炭火力にしては、そんなに安くない。しかし、効率がよいからすぐ取り戻せるのでしょう。
  • 超超臨界圧の石炭火力発電を採用しているので、二酸化炭素排出量が一般の石炭火力よりも2割抑えられるらしい。
  • ガスタービンではなく、石炭を選ぶのは、上記サイトにあったとおり、やはり自国で安く自給できるからなのかもしれません。
  • これから、三菱日立パワーシステムズやIHIや東芝などのメーカに参画を呼び掛けるということだから、こういうビジネスは値段ありきで枠組みを決めてしまって、その中で、メーカが乗ってくるかどうかというやり方のようだ。

☑超超臨界圧石炭火力発電とは

経済産業省のホームページに、国家プロジェクトとして開発されている超超臨界圧石炭火力発電技術の紹介がありました。

http://www.meti.go.jp/committee/summary/0001640/034_05_09.pdf

 

材料技術の進歩が大きいのだと思いますが、ボイラの出口ガスの温度を約700℃、圧力を35MPaという超高温高圧でタービンを回すことで、発電効率が46-48%となり、2割効率が上がる分、CO2排出が抑えられるというわけです。

 

ただ、このページを見る限り、開発完了が2016年度。

丸紅のプラントがミャンマーに建設開始する時期とほぼ同じだから、すごいスピード感ですね。メーカーはついていけるのでしょうか・・。

 

☑しかし、それでも地球温暖化が加速していく

こうした動きは、インドネシアでも活発なようですね。

http://eneken.ieej.or.jp/data/3942.pdf

 

こういう発展途上国の電力需要がどんどん増えていくなかで、やっぱり、いくら最新鋭とはいえ、石炭火力が採用されていく状況を考えると、やっぱり地球温暖化の問題が気になってしまいます。

こういう国では、再生可能エネルギーとかを選択する余裕は、まだないのでしょうね。とにかく、早く安く電気に困らない状態にしたい。地球がどうのというところまで考えられない。石炭もそれなりに自給できる国だったら、なおさらです。

せっかく日本が売り込むんなら、温暖化ガスをぐっと抑えれる発電システムを提案できないものかと思うのですが、結局、安い発電所が選ばれてしまうのが現実です。

技術革新がなければ、地球はますます温暖化していってしまうでしょう。

 

なんとかならないものか。。

今日は、いじょうでーす。

 

H2Aロケット25号によるひまわり8号の打ち上げ中継


ついに本日、ひまわり8号の打ち上げです。

14時16分に打ち上げが決まったらしいです。

調べてみると、YouTubeで打ち上げの生中継がされるようです。


ここのところ、成功続きの打ち上げですから、今回も秋空に無事に打ち上げられることをお祈りしてます〜

☑︎ひまわり8号は7号と何が違うのか?


ひまわりは気象予測などに用いられる人工衛星ですが、8号になると何が良くなるのでしょうか。
以下のNHKホームページから整理してみました。

1. 撮影頻度が12倍

撮影頻度が今は30分に1回。これが2.5分に1回になるのだとか。

台風の進路は風向きとか風速をベースにしているので、進路予測の精度が上がります。

24時間後の台風位置の精度が今は90kmですが、ひまわり8号ではこれが80kmになるそうです。

12倍もデータを取って、1割くらい(10km)しか精度が上がらないのは、ちと寂しいですね。どういう計算なのか、やや疑問ですが、台風進路の輪っかが小さくなることを期待してます。

まあ、台風が来るかもしれないと慌てて準備する人たちの数は、その10kmでもだいぶ減るでしょうから、メリットはあるのでしょう。

2.映像がカラー


映像がカラーになるから雲と、火山ガスや黄砂を区別できるらしいです。
これは、知らないことを知れる機会を産むので、楽しみですし、効果が期待されますね。

今日は、以上でーす。

追記:
生中継見てましたが、無事に打ち上げられました。三菱重工の技術、すごい!
ロケットに付けたロゴは漢字じゃない方がグローバル受けすると思いますが、、


砂漠を救うパナソニックの「魔法の砂」への期待

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今日の日経新聞の特集「革新力」に、パナソニックの次世代プロジェクトである「水をはじく砂」を使ったハイテク農業の話が載っていた。

砂漠にダム、真水で海水魚 食料難に挑む日本の技 :日本経済新聞

 

パナソニックの先端技術研究所といえば、先日も書いた人工光合成の開発を進めているなど、なんだかイノベーションのネタを多く握っているところのようだ。

パナソニックの開発する人工光合成システム(効率0.3%)がすごい - Voyage to the Future

 

☑水をはじく「夢の砂」「魔法の砂」について調べてみた。

少し調べてみた。

  • この魔法の砂には、IH調理器などのガラスへの撥水表面処理の技術が応用されているらしい
  • 数ナノという薄さ
  • 水は通さないが、気体は通す
  • シリカの砂らしい
  • 付着力が強く効果は半永久的

砂漠が農場になる パナソニック・京大が「夢の砂」 :日本経済新聞

 

☑「魔法の砂」の使い道を勝手に考えてみた

 

もともとパナソニックは、京大農学部にこのシリカの砂の使い道はない?と相談したそうだ。

ニーズ主導型のイノベーションではなく、シーズドリブン的なイノベーションというやつかもしれない。

彼らは、自分たちの持つコア技術(ここでは、ガラスへのナノの厚さでの撥水コーティング技術)を、他の分野に展開できないか?という横へのアプローチで、新しい正解を拡げようとしているように見える。

 

そして、もっとほかの使い道はないのだろうか?

 

ボクが真っ先に思いついたのは、福島第一発電所近傍の汚染水のブロックである。

東京電力は24日、福島第1原発の1~4号機の海側で、汚染水が地下25~30メートルにある「下部透水層」までしみ込んでいる可能性が高まったと発表した。岸壁では鋼鉄製の遮水壁を造成中で、東電は海への流出を調査中としている。

汚染水、地中深くまで浸透 凍土壁工期に影響も 福島第1原発 - 産経ニュース

今から砂を入れ替えるというと大変なのかなあ。

だけど、汚染水を海に流さないように壁を作るというニーズは、まさにこの「魔法の砂」の出番なのではないかと思うわけだ。

 

ということで、今日は、パナソニックの「魔法の砂」のこと(すごい!)をやっと知ることとなったので、それに関する記事を書いてみましたー。

 

まあ、結構、地球環境へのインパクトのある技術だと思うので、うまく使わないと思わぬ副作用が出てきたりしかねないでしょうから、いろいろ実証試験もしないといけないでしょうね。

 

今日は、いじょうでーす。

日本のメガソーラー建設に外国資本や海外メーカーが結構入っていること

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先日の再生可能エネルギーが一つの転機を迎えているという記事については、たくさんのコメントを頂き、嬉しい限りです。

再生可能エネルギーの限界 - Voyage to the Future

それだけ太陽光発電が育ったんだから大きな成長だ〜という意見もあれば、フライホイールなどバッファとなる新しい技術開発が大切だ〜という意見もあり、また、固定価格買い取り制度FITの制度の不備を指摘するようなコメントもいただきました。

 

今日は、それにも絡んだ少し悲しい記事を見つけてしまったので紹介します。

☑海外資本によるメガソーラーが多いらしい

なんと急速に発電量が増えている再生可能エネルギーのメガソーラーには、アメリカのGEやゴールドマン・サックス、ドイツのフォトボルト・デベロップメント・パートナーズ、スペインのゲスタンプグループ、中国の上海電力など、海外の資本によるものが多く含まれているらしいのです。

 外国資本による日本でのメガソーラー計画が目白押しだ。米総合電機メーカー、ゼネラル・エレクトリック(GE)は平成30年度の稼働を目指し、岡山県瀬戸内市内の塩田跡地に国内最大級の約23万キロワットのメガソーラー計画を立てる。さらに、米ゴールドマン・サックス(茨城県、出力4万キロワット)▽ドイツのフォトボルト・デベロップメント・パートナーズ(PVDP、長崎県、43万キロワット)▽スペインのゲスタンプグループ(岩手県、約2万キロワット)など計画地は全国に広がる。

【ビジネスの裏側】上海電力など外資メガソーラーが日本に続々参入する背景…高値買い取り価格おいしい商売、景観・自然破壊の懸念で地元トラブルも(1/3ページ) - 産経WEST

 

日本のFIT制度は、世界的にはまだ高い値段で太陽光発電の電気が売れる。平成26年度は32円/kWhで20年買取保証だ。

なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度

こういうビジネスチャンスに対して、誰が強いかというと、資本力とすばやい決断力を持った外資系や孫さんのようなスピード経営者が率いる企業ということなのだろう。

なんだか、安心して日本の土地が外資に買われていき、彼らに高い電気代を我々が払うのかと思うと、少しやるせない気持ちになる。

石油や天然ガスやウランなどの資源は、日本には少なくて海外から買うしかないけれど、せめてソーラーなどは海外に日本の富を流出させないものならよかったのにと思う。

 

☑メガソーラ建設でもドイツメーカが強い。

ソーラーパネルはコモディティー化して、中国とかのメーカが強いとは聞いていたが、じゃあせめて、その資本で、日本の建設や土木メーカの仕事が増えて潤うのかなと思いきや、以下の記事をみると、メガソーラ設計と建設のノウハウを蓄えたドイツメーカのシェアが高いらしい。以下の記事からポイントを挙げてみた。

太陽光パネルで負けても発電所建設で稼ぐドイツ - ニュース - メガソーラービジネス : 日経BP社

  • メガソーラ建設のコストのうち、ソーラーパネル以外のシステム設計、架台、パワーコンディショナーのコストは全体の6割を占める。
  • 32円/kWhの買取価格になってくると、1MWあたり3億円くらいかかりうる建設費を2億円に抑えないと採算が厳しくなる。
  • その建設コストの削減には、ノウハウを活かした地盤調査を踏まえた専用重機による杭打ちで納期を短縮する技術をもつドイツメーカーが強い(150MWのメガソーラを数か月で完成)。
こういう架台とかは、比較的差がつきにくいのかなと思ったが、やはり先行してきた強みでしっかりと合理化をはかれたドイツメーカーがシェアを高めているわけだ。

以上、せっかく自然エネルギーなのに、日本から海外に富が流れていってるのが悲しい〜という記事でした。
まあ、全部が海外じゃあないのですが、同じ電気代だとしてもそれが国内を回るお金なのか、流れ出ていくお金なのかで、ずいぶん違うなと感じました。

 



再生可能エネルギーの限界

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ある程度予想はしてましたが(2012年の以下の記事参照)、思ったより早く、この課題が顕在化してしまいました。

太陽光発電19円/kWh(日経ビジネス)のうそ | Voyage of Life


再生可能エネルギーの発電量(接続申込み量)が増えすぎたらシステムが不安定になるので受け入れられなくなるという話です。

九州電力からは以下の報告がありました。

本年3月の1か月間で、それまでの1年分の申込み量に相当する約7万件もの太陽光の接続契約申込み(以下、申込み)が集中したことから、内容の詳細を確認してまいりました。その結果、7月末現在の申込み量が全て接続された場合、近い将来、太陽光・風力の接続量は約1,260万kWにも達することが判明しました。これらの全てが発電すると、冷暖房の使用が少ない春や秋の晴天時などには、昼間の消費電力を太陽光・風力による発電電力が上回り、電力の需要と供給のバランスが崩れ、電力を安定してお届けすることが困難となる見通しです。

・・

ただし、ご家庭用の太陽光(10kW未満)などは、当面回答保留の対象外とします。

九州電力 九州本土の再生可能エネルギー発電設備に対する接続申込みの回答保留について

 1260万KWって、すごい量です。

九州電力のこの夏の電力需要は、1670KWくらいらしいので、かなりの割合を占めうる状態になるということです。

九州電力 今夏における需給見通し


 この再生エネルギーの受け入れを中断する動きは、東北電力、四国電力も同じです。

再生エネ受け入れを九電が保留、東北電も検討 :日本経済新聞

四国電も再生エネの新規受け入れ中断検討 :日本経済新聞

関西電力はまだ制限していないようですが、時間の問題でしょう。

再生エネ、受け入れ制限せず=送配電網に余力―関電 (時事通信) - Yahoo!ニュース BUSINESS


☑︎なぜ、受入制限が必要か?

以下の記事が参考になります。

出力が変動しやすい再生エネからの電気の調達量が増えすぎると、周波数の乱れや停電の原因となり、利用者への電力の安定供給に支障が生じかねない。

経産省、専門家会議で再生エネ電力受け入れ制限の実態調査:日刊工業新聞

 つまり、電気は需要に対してマッチするような供給を行う必要がありますが、太陽が照ったり陰ったりで、出力がコロコロ変わるものが発電量の大部分を占めた場合、需要を超えた供給をしてしまったり、足りなくなったりして停電になりかねないのです。

あとは、周波数の乱れ(60HZ)が出てくるので、電気機器に必要な品質の良い電気が送れなくなるという懸念があるのです。

だから、一旦、受け入れは中断されてしまいました。

そもそも、気まぐれな再生可能エネルギーだけには依存できないので、ベースロード電源として、火力や原子力が必要になるのですが、ベースロード電源による電力は、そんなに早く出力を調整できないわけです。


 ☑︎どうすれば多くの再生可能エネルギーを受け入れられるか? 

この問題に早くから着目した研究が宮古島でなされてます。

第3回「再生可能エネルギーはどこまで導入可能?~宮古島で未来のエネルギー環境を想定した先進的な実証が進行中」 - 都市・地域の挑戦 - 日経スマートシティコンソーシアム

結局、蓄電池をバッファにして変動を抑えようというのが今の答えです。

問題は、蓄電池もコストがかかるので、どこが変動を抑える役割を担うかということです。

今更、再生可能エネルギー業者に、変動が小さいことを条件に電力を買い取りますと言えるのでしょうか?

本来は安くて変動の少ない電力を優先して買い取るのが自然なのでしょうが、固定価格買取制度がこのバランスを崩しています。

この制度を設置したときに、この目論見はどうだったのでしょうか?

まさか、高い値段で再生可能エネルギーを買い取らせた上に、この安定化のための蓄電池まで、電力会社に費用を持たせるのではないことを祈ります。

結局、電気代として、我々に跳ね返るだけなのですから。

ドイツなどではかなり国民負担が高まってきているようです。

ドイツの再生可能エネルギーが過去最高に 電気料金・用地買収など課題山積み

受入量を増やすには、蓄電池などの対応が必要ですが、コストが課題になることはドイツの先行例で見えてますから、日本としてこの再生可能エネルギーをどこまで推進するのか。もう一度、再検討する時期に来ているようです。

今日はいじょうでーす。


追記:

最後のリンクがあまり適切ではないとのはてぶコメントを頂き、修正しました〜。コメント、ありがとうございました。


天然ガスのCO2排出削減効果が低いってそりゃそうでしょ

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先日、アメリカが地球温暖化対策を積極的に進める方針に転換したというニュースがあった。


オープンな集まりの中で主導権☆リーダーシップをとるための3つの原則 - Voyage to the Future

 

しかし、ピンチである。

高い削減目標を掲げる前提としては、アメリカで天然ガス(シェールガス)が採掘できるようになり、排出抑制にめどがついたということだったが、その矢先に、それを否定するような発表がなされたのだ。

 

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