Voyage of Life

3人の子育てパパが日常と読書から学んだコト

フランスにおける新型コロナの状況: ワクチン接種は1月末に100万人へ

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こんばんは。

なかなか新型コロナの収まる気配がないわけですが、いかがお過ごしでしょうか。

フランスでは、相変わらず、1日に1万人以上の新規感染者が出ている状況です。

ワクチンの接種も始まっていますが、効果が出るまでには、やはり数が必要で、そこまでの状況には残念ながら至っていません。

この危機にどう立ち向かうかというのは、大事なテーマのはずで、とにかく備忘録として、少し状況を書いておきます。

 

概況

クリスマス休暇をこよなく大切にする欧米の方々には、ロックダウンを継続するのはさすがに難しかったようで、多少のリスクは承知の上で、フランスはロックダウンを解除しました。しかし、レストランは閉まったままでした。

 

ある意味、フランスは、少し早めにロックダウンの措置を始めたので、効果が出てきた状況でクリスマスを迎えたというわけです。それでも2万人以上の感染者が1日に出る状況でしたが。

うちの子の友人も、スペインやらオランダやら、いわゆる実家に帰ったりしていたようです。

 

年も明けて、予想通り、感染者がまた増えつつあるなかで、夜18時以降は外出禁止(例外を除く)という状況になりました。

田舎暮らしをしている分には、何も変わらないのですが、街中はそれなりの効果が出るはずと、期待しています。

 

フランスの政策発表はしっかりしている

最新の情報をもとに、大統領や首相が国民にテレビで熱弁をふるいながら、新たな対策を発表するという木曜日が、2週間に1回くらい、やってきます。

そこで感じるのは、根拠と政策がしっかりと、定量的に、理解しやすい形で伝えられるということです。

 

なんとなく、わかるでしょう?というような、空気感では欧米人には何も伝わらないからなのかもしれませんが、その分、しっかりと論理的に、わかりやすく、政策が伝えられるのです。

 

具体的な政策の例

少し長い引用ですが、一例として、先週発表されたカステックス首相らの記者会見が、領事館によって噛み砕かれて連絡されてきたものを以下に貼っておきます。(たびレジに登録した方には送られてくるものです)

 

すごく明確ですよね。

門限はこれまでからも多少はありましたが、ヨーロッパへ入域してくる人への検疫が強化されたのが、少し新しい動きだと感じました。

1 感染状況
・欧州において依然として感染は広まっている。
・仏においては、年末年始には爆発的な感染拡大は見られず、感染件数、陽性率で見れば欧州の中では低く抑えられている。
・先週の会見時からの1週間では、1日平均1万6千件の新規感染が確認されている。感染状況は落ち着いているが、先週に比して入院件数、蘇生病床の件数ともに増加しており、依然として懸念される水準である。
・取り得るべき措置を取っても感染状況が悪化する場合は、もう一度外出制限措置を取らざるを得なくなる。

2 英国・南アフリカの変異種
・英国の変異種は、従来のウイルスよりも30%から70%感染力が強いとされ、潜在的に子供に対する感染力も強いとされる。感染件数は多い一方、重症化は従来のウイルスよりも少ない。
・仏における研究調査では、仏では100件の感染のうち、1件から1.5件が英国の変異種によるものであり、毎日200件から300件の感染が発生していることとなる。
・南アフリカの変異種は、多くの情報は無いが、従来のウイルスよりも感染力が強い一方、重症化は従来のウイルスよりも少ない。
・地理的に近いマヨット及びレユニオンでの警戒が必要であり、警戒通知が発出されている。
・南アフリカの変異種は、モザンビークに滞在した者の罹患が確認されている。その接触者も感染しており、感染者の追跡を行っている。

3 仏入国・渡航時の検疫強化
・仏における変異種の感染は限定的であるが、感染拡大を阻止するためにあらゆる感染防止措置を取る必要がある。
・1月18日(月)より、EU域外から仏に入国する者は、出発72時間以内に検査を受け、航空機又は船舶の搭乗前に陰性証明の提示が求められる。
・EU域外から仏に入国した者は、仏に入国後7日間は自主隔離を行い、その後さらにPCR検査を受検する。
・出発国において検査が受けられない場合は、現地の仏大使館領事部にて渡航証明を入手する。この場合、入国後は政府が定める施設で7日間の隔離措置を取らなければならない。
・EU域内から仏へ入国する場合、1月21日に開催されるEU閣僚理事会において、国境を跨ぐ労働者への措置等、取るべき措置が話し合われる。
・海外県について、特にアンティル諸島、ギアナはアマゾン地域特有の危険があるため、現地事情に合わせた対策を取るとともに、陰性証明の提示など、現在仏本土に渡航する際に求められている措置を、同地域へ渡航する際も求めることとなる。
・コモロでは南アフリカの変異種が確認されており、先週末からコモロ上陸の際に検査を実施、リスクのある場所への移動制限など緊急対策が取られており、レユニオンでも必要な措置である。
・マヨット及びレユニオンから仏本土への渡航には、陰性証明が必要となる。

4 夜間外出制限
・16日(土)より、18時からの夜間外出制限措置を全国的に導入。本措置は、少なくとも15日間継続される。
・18時からの夜間外出制限措置は既に25の県で導入されており、感染拡大防止に効果が出ている。経済活動、学校生活、移動ができるよう、全国的に予防措置として導入する。
・18時からの夜間外出制限においても、例外的に外出が認められる理由は従来と変わらず限定的。仕事からの帰宅や保育園への子供の迎え等は可能であるが、個人的理由による外出はできない。
・商店や商業施設は18時には閉店となる。
・本件措置によって商店等での営業時間が短縮されることで多くの人が密集しないよう、昼休憩時の開店を推奨する。また、県知事による地方関係者との協議を経て例外的に日曜日の営業も認められる

5 初等・中等教育
・学校は引き続き開いているが、食堂での衛生措置の強化、屋内でのスポーツ活動の停止、1週間に30万人規模での検査を実施する
・11月から3分の2の高校で実施されているハイブリッド授業(対面授業と遠隔授業の両方)を1月20日以降も継続する。また、最終学年の高校生については可能な限り対面授業を実施する。必要に応じて中学校でもハイブリッド授業を実施する。
・小学校の食堂においては、クラスの異なる児童が一緒になることは認められず、食堂の利用時間をずらすなどして、同じクラスの児童同士で、同じテーブルで毎日食事をとることとする。また(食堂からの)食事の持ち帰りもあり得る。中学校についても同様であるが、高等学校については人数が少ないので時間調整は必要ない。
・スポーツ活動については、学校内外の屋内での活動が停止される
・今後1か月で学校関係者と児童生徒100万人に対して検査を実施するとともに、3人以上の感染者が確認された学校には検査チームが派遣される。また、必要に応じて学級閉鎖や中学校、高等学校の閉鎖を行う。

6 高等教育
・1月25日の週から、1年目の学生を対象に、小グループ授業については半数での対面授業を認めるとともに、状況が許せば、他学年も同様とする。
・明日(15日)に大学学長会議と学生組合に対して、詳細を説明する。
・精神的にも経済的にも厳しい状況にある学生に対しては既に種々の対策を取っているが、カウンセラーの数を倍増していく。
・まもなく抗原検査が大学の保健部局で受けられるようになる。

7 ワクチン接種
・12月27日より始まったワクチン接種キャンペーンでは、1月の第一週までには10万人がワクチン接種し、本日木曜は7万人が接種、これまでで合計31万8千人が接種済み。
・今すぐにはワクチン接種しないとの声もあるが、ワクチン接種は、感染予防のほか、重症化しないという効果がある。ワクチン接種が進めば、病院が重症者で溢れるリスクも低くなる。
・1月18日より、予定されていた75歳以上の高齢者に加え、年齢を問わず重症化リスクの極めて高い疾患を有する人(がん、慢性の腎臓病の患者など約80万人)への接種を開始。これらの患者がワクチン接種を受けるためには、かかりつけ医の処方箋が必要。これにより、計640万人が対象となる。1月末には当初の接種目標の100万人を越えるだろう。
・また、18日からは700か所以上のワクチン接種センターが開設される。
・ワクチン接種の予約には、次の3つの方法がある。1.最寄りのワクチン接種センターへの問い合わせ、2.専用ダイヤル(15日(金)午前8時に開設、電話番号0800-009-110、6時-22時で定休無し)、3.政府のサイト(www.sante.fr )。
・2月末までに250万人分のワクチンが確保され、今後、他のワクチンも承認される見込みであり、承認されれば追加的に400万回分のワクチンが確保される。

8 テレワーク
・テレワークを推奨する方針は昨年10月末から変わらず、通勤、就業時の接触を減らすことが重要である。
・一方、テレワークが困難な職場があることも事実であり、事情に合わせて衛生プロトコルを整備してきた。
・新たな衛生プロトコルは1月7日から有効であり、その中では、100%テレワークを行う従業員であっても、職場への出勤は週に一日認められている。

9 結語
・感染状況が厳しい中、この危機を脱出するにはワクチン接種が優先課題であり、過去に無いワクチン接種計画となっている。
・同時に、ワクチンの効果が表れるには数か月を要し、その間は忍耐、感染予防措置を取るなど責任ある行動が必要である。

 

ワクチン接種について

日本ではまだワクチン接種が始まっていないようですが、フランスでは、1月末までに100万人をめざすそうです。

それでも、人口からすれば、大した割合ではないので、相当スピード感をもって対応しようとしていることが感じられます。

こういう中で、日本のニュースをみていると、動きが遅いなと感じざるを得ません。

確かに、リスクはありますし、何が功を奏するのかわからないのでしょうが、意思決定プロセスが遅いということだけならば、残念な気がします。

 

まとめ

まだまだ先が見えませんが、しっかりと対策して、乗り切るしかありません。

こういう危機の状況で、各国のリーダーの動き方の違いが気になる日々です。

日本は、大丈夫でしょうか。。

 

令和 れいわ REIWA

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万葉集の「梅花(うめのはな)の歌」の「初春令月、気淑風和=初春の令月にして、気淑(よ)く風和(やわら)ぎ」から引用した。

(中略)

「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明。「日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継ぎ、日本人がそれぞれの花を大きく咲かせることができる日本でありたいとの願いを込めた」と語った。

出典 新元号「令和」=出典は「万葉集」、国書で初-5月1日改元:時事ドットコム

新年度の初日に、ついに新元号が発表された。

中国でさえ、とっくに元号を使うことはやめて、西暦でやっているのに、この盛り上がりはなんだろう。

日本特有のこだわり、ガラパゴス、もう辞めようと過激な結論をできる人が少ないとか、いろいろな事情があるのだろうが、時代に名前をつけるのってこと自体は、素敵なことなのかもしれない。

一つのこだわりは、万葉集という日本の古典に由来を持たせたということだろう。これまでは、中国の古典由来ばかりだったそうだ。

日本はやっと今、精神的にも、中国から独り歩きを始め、自分の国の文化に誇りを持つことを思い出せたのかもしれない。

日本の国柄ってなんだ?っていう気もするが、その繊細な感覚とチームワークで、新しい時代に立ち向かおうではないか。

そんな気持ちになった。

伊方原発運転停止の仮処分ニュースに感じる疑問

昨日、広島高裁により愛媛県の伊方原発運転停止の仮処分が出されたというニュースがありましたよね。

ボクはこのNHKニュースを読んだのですが、え、そうなの?と疑問を感じるところがいくつかあったので、珍しく時事ネタですが、書いてみたいと思います。

www3.nhk.or.jp

 

ちなみに、最初に言っておきますと、ボクは原発容認派でも反対派でもなく、使えるものは使いながら、今の原発よりもより良い発電システムを開発していけばよいという、したたか派です。

以下の引用部はこのNHKニュースから抜粋したものです。

 

影響が出る可能性がどれだけ小さければよいのか?

「熊本県の阿蘇山で、巨大噴火が起きて原発に影響が出る可能性が小さいとは言えず、新しい規制基準に適合するとした原子力規制委員会の判断は、不合理だ」と指摘し、運転の停止を命じる仮処分の決定をしました。

「影響が出る可能性が小さい」というのはどういうレベルを言うんだろう。

何事も可能性がゼロなんてことはない。 

明日、交通事故で死んでしまう可能性なんて、ものすごく大きいけれど、それでもボクらは、駅に向かい、会社へいくのだ。

リスクというものは、「生じる可能性」と「生じたときの影響の大きさ」を掛け合わせたような概念だ。

仮に影響が出る可能性があったとしても、その影響を小さく止める手立てがあればよいのだろうが、このニュースの言葉を見る限り、そこには触れずに仮処分を決定したのだろうか。あるいは、そもそも影響が出る可能性が小さいから合格となってたのだろうか。

可能性が小さい、大きいの議論をしている限り、人間の感覚論の世界を抜けきらない。

だから、原子力規制委員会でたくさんの時間とお金をかけて、専門的な議論が延々と行われてきて、ようやく再稼働というニュースが踊ったかと思えば、裁判官という一人の判断(一人じゃないんですかね?)によって、コロリと結論が変わってしまう。

これは、国として、大きな無駄なんじゃないだろか。。

それが変にブレていかないためのシステムとして健全だというのかもしれないが、ちょっと振れ幅大きすぎないか・・。

何かあったときに、いきなり大きな被害が生じるということを避けられるのかをもっと議論すべきであり、それが福島第一原発の津波から学んだ教訓なのだと思う。

リスクを定量化して判断しない限り、こんなやりとりは延々続くんじゃないかな。

そもそも、原子力規制委員会の議論が長いのも、明確な合格ラインというものがなくて、個人の裁量や感情論で議論しているからなんじゃないかと思う。

合格ラインが明確ではない中では特に、裁判官を含め、こういう専門的な技術を判定するための力量や人間力は、ものすごく高度なものが求められると思うが、せめて、その辺の管理をきっちりやって、しかるべき人間に判定してもらわないと、つまり、組織のガバナンスってものを利かさないと、この国はボロボロになっちゃうんじゃないかなって思う。

何もしないことが一番リスクが低いのだから、人間は普通にしていると、何も動かさない、動くことを否定するという方向に行っちゃうと思う。個人に判断が委ねられるって、その立場からいくと、相当厳しいことだから、明確な合格ラインがないなかで判断を求められるってのは、本当にきついと思う。

 

判断が不合理と言われた原子力規制員会には影響なし

「私たちは状況にかかわらず、科学的、技術的な知見、理解を基に判断していくだけで、審査への影響はない」と述べました。

そして、それだけ時間をかけて審査して出した判断を不合理として全否定された原子力規制委員会は、当事者ではないから知らないといい、審査への影響もないという。

線引きがあるんでしょう。

独立していることが大事なのかもしれない。

でも、変だよね。全否定されているのに。 

せめて、我々はこう判断したということの説明くらいあってもいい。

全否定されたら、さすがに何か言い返そうよ。

 

被爆者による被爆の歴史を止めるための一歩というけど

「被爆者を中心に立ち上がり、被爆地の裁判所で訴えが認められたことは、72年前に始まった被爆の歴史を止めるための重要な一歩だと受け止めている」

被爆といっても、さすがに原発と原爆は違う。

原発はむしろ、戦争をなくすためのものじゃないのか。

日本がタンカーを沈められ、エネルギーを失い、暴走せざるを得なかった話は、「海賊とよばれた男」にも出てくるが、そういうことのないように、自立したエネルギーを確保して、平和につなげようというのが、原子力の原点なんだと聞いたことがある。

 包丁で刺されたことのある人が、刺身を包丁で裁くのは危険だとして立ち上がったというふうに例えたら、やりすぎなのかもしれないが、それくらいの話に聞こえる。

 

費用対効果のはなし 

仮処分の決定で運転できない期間が続くと、1か月でおよそ35億円の損失が出るということです。

 まあ、とにかく止めた方が安全だ。

それはそうだが、1ヶ月で35億円の損失が出るらしい。燃料費は相当なようだ。

四国電に想定外の衝撃=燃料費年420億円増-伊方原発の運転中止:時事ドットコム

それは、関西電力もそうであったように、電気代増額により賄われるだろう。

ボクらが支払う電気代が、石油や天然ガスを購入するために、海外に出て行ってしまう。これを続けていたら、日本経済には、ボディブローのように効いてきて、子どもたちが大人になったころには、どんな影響が出るだろうか。

そして、その損益の差の分だけの開発費用をかけて、新しいエネルギーシステムを開発していけば、もっと何かよいものが生み出せそうだよと思う。

火力でまかなうならば、排出されるガスの影響もあるだろう。温暖化の話は長期的で見えにくいが、被爆のリスクだけを語って判断していて良いのだろうか。

なんだか、この国の未来に不安いっぱいになったニュースでした。

 

まとめ

珍しく時事ネタでした。

今回、つれづれなるままに書いちゃったので、最後に言いたかったことをまとめておきます。

・可能性だけでなく、影響の大きさも含めたリスクで考えようよ。

・大きい小さいの感情論はやめ、定量論をめざそうよ。

・大きな判断する人の力量を管理して、できるだけ組織の判断にしようよ。

・全否定された人は何か言い返そうよ。

・原発と原爆はやっぱり違うよ。

・長い目での費用対効果も考えるべきだよ。

 

茨城への出張が便利に。特急ひたち・ときわの車両も進化してた

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久しぶりに、関西から東京を通過して水戸のあたりまで出張しました。

飛行機の時間が微妙だったので、電車で行ったのですが、いろいろ変わっててびっくりしました。5年くらいの月日、侮れません。

 

特に関東の方や、電車に詳しい方には、何を今更な記事ですが、久しぶりだからこそ変化に驚きました。

 

品川からいっきに常磐線へ

本数は少ないですが、品川から特急ひたちか、ときわに乗って、いっきに水戸まで行けました。昔は山手線で、上野まで行って、上野でお弁当買って、それから常磐線でした。

山手線の混雑にまみれずにすむし、とてもスムースでした。

 

コンセントが通路側座席にもある

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わりとキャシャな膝おきの先端に電源があり、ちょっと嬉しくなりました。

新幹線N700系みたいに窓側席じゃなくても、充電には困らないのです。

しかも、うん。この位置が一番いいよね!

そういうとこ、誰かがちゃんと考えた車両なんだなと感じました。

 

全席指定で指定状況がランプでわかる

品川のホームで特急券を買って乗り込むと、誰もいない車両に一人だけ、大きなおじさんが座っていました。角刈り系のおじさんです。

そして、ぼくの席は、その、と、となり。

うわちゃ。なんて引き、弱いんだ。

気を取り直して、すいませんと言いながら座り見上げるとなにやら、座席の上の荷物おきの下にランプがともってました。

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空き席なら赤。

もうすぐ乗ってくるなら黄色。

誰かが指定してる席なら青。

 

すごい。この席の指定状況、区間が一目でわかるようになっている。こういうのをIOTと言うんでしょうか。

 

そして、ぼくの周りの席は、ほぼ黄色で、ぼくとおじさんの席だけ青が並んでました。

結局恥ずかしいことに変わりなし。

 

しかしなんてことない。

東京駅で人がどっと乗ってきて、ほぼ満席になりましたよ。

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なんとなく、青色の方が、この席空いてますという感じがするのはぼくだけかな。

JRの立場からしたら、空席こそ赤信号。

そちらの視点なのかな。

 

まとめ

ということで、しばらく目を離したうちに、常磐線がとっても進化していたという話でした。

車両もかっこよくなってましたし、今回、飛行機じゃなかったけど、これはこれで良かったです。

日々進化していかないといけませんね。

10代で流行っているものトップ10!

 小学校6年生の長女が、SNOWっていうアプリ、パパのスマホにあるの?と聞いてきました。

U-19ランキングで1位になっていた、あのアプリのことでした。

新聞で、ちょっと知っていたけれど、自分の子供から、世の中の流行りを教えてもらう歳になったんだなあと、ちょっと驚きでした。

 

ということで、これをきっかけに、10代の間で流行っているというものベスト10を挙げてみたいと思います。ネタは以下の3ヶ月前の新聞なので、また新しい流行りが入ってきているとは思いますが。。

 

それでは、第10位から行ってみましょう!

 

10位 ツイキャス

twitcasting.tv

動画生中継サービス。

なんでも自分で発信できてしまう時代を改めて感じます。

9位 スナップチャット

写真と動画の共有SNS。送った画像が10秒以内に消える?

 

8位 LINEミュージック

音楽聞き放題サイトは、乱立状態ではあるが、やっぱり10代はLINEなんですね。

 

7位 双子コーデ

こんな感じか・・。実際に見たら引くかもしれないが、かわいいのもある。

matome.naver.jp

 

6位 comico(コミコ)

こんなのあったら、勉強なんてする時間ないだろな。

 

 

5位 はじめしゃちょー

ユーチューバー。年収1億円を超えるとの噂。

すごいな。

 

4位 メルカリ

フリマが気楽にできて、便利そう。

ちょっと、品数が多すぎて、じっくり探すほど時間がないのが悩み。

まあ、そんなに欲しいものもないんだけどね。

メルカリ

 

3位 Simeji(シメジ)

キーボード背景にお気に入りの画像をはれたりするのか。すごいね。

 

2位 クルトガ

 まさか、このシャーペンが2位になるほどメジャーな存在とは知らなかった。

こんなに微妙な心地よさを求めた商品が、話題と共感を生むのか。

クルトガ スタンダードモデル | KURU TOGA | シャープ | シャープ | 商品情報 | 三菱鉛筆株式会社

 

1位 SNOW(スノー) 

 確かに、自撮りで面白い。

だいぶ、家族でも楽しみました。

プリクラとか、要らなくなるんじゃない?と思うけれど、あれはあれなんだろうか。

 

以上です。

10代は、感性も高くて、まずなんでも取り入れようという柔軟性に満ちています。

U19ランキングは、今後も目を離せませんね。

日本の労働生産性が先進7カ国で最低な理由と対策

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 日本の生産性は、先進7ヶ国で最低らしいです。最低ですよ。

そして、OECDの34カ国中でも、21位です。

日本の労働生産性2014

  

 日本生産性本部によると2014年の日本の労働生産性(購買力平価換算)は7万2994ドル(約740万円)だった。これは主要先進7カ国で最も低く、経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国で見ても21位だ。

生産性、先進国で最低 社会保障も焦点に :日本経済新聞

 

ここで指標とされているのは、労働生産性。
労働生産性とは、GDPを労働者の総数で割ったもので、労働者一人あたりで、どれくらいの商品やサービスの付加価値を生み出したかを示す指標です。
日本の場合、約740万円。
なんとなく、給料と関係ありそうな数字ですね。

 

それにしても、なぜ、日本は最低なのか。

思いつくままに、その理由を考えてみました。

 

まず、労働生産性は、

(生み出した付加価値)÷(労働者の数)

なわけですから、単純な話として、以下が挙げられます。

  • 同じ仕事に対して関わる人が多すぎる。
  • 同じ人数で生み出せる価値が小さすぎる。
  • あるいは、同じレベルの仕事に対する評価が低すぎる(安売りしすぎ)

まあ、3つ目は、それなりに価値があるものは、妥当な金額で売るでしょうから、無いとすると、

結局、

かける人数の割に生み出す価値が低すぎるということになります。

 

かける人の数に対して、生み出す価値が低いのはなぜか?

同じ仕事に対して、欧米人なら4人で行っていることを、日本人は5人で行っているという感じでしょうか。

なぜ、かけている人に対して、生み出す価値が低いのかについては、次のようなことが考えられます。

  • 丁寧に仕事しすぎ
  • 本質ではないところにも時間をかけすぎ
  • 契約外の仕事をサービスとして受けすぎ
  • 価値を生み出さない人であっても簡単には解雇できない
  • 長時間、仕事をすることが評価されてきた

 

日本人の品質への要求が異常に高いために、高い仕事の完成度が求められ、しかもそれが割と当たり前で価値を認められず、その完成度を得るために時間がかかり、人手が必要なのかもしれません。

 

お客さんが、あれもこれもと要求してきたことに対して、きっぱりNoとは言わずに、なんらかの対応をしていくことも、仕事を増やす原因になります。

これは、契約で、供給するサービスの範囲を明確に規定できてないこともあるでしょう。

 

もしかしたら、製品そのものの競争力が足りないので、競合に勝つには過剰なサービスでお客に気に入られるか、価格を下げる必要があるのかもしれません。

 

上司の問いかけに対して、たくさんの資料を作って、過剰品質で答えることも、生産性を大きく低下させます。

 

価値を生み出さない人がたくさん会社に存在するとしたら、そこは本来は切りつめていくところですが、雇用の問題などは簡単ではありませんから、そこがネックだとしたら、しばらくどうしようもないのかもしれません。

 

労働生産性を高めるための対策

トヨタ的な地道な改善の話は、今回置いておいて、その他の労働生産性を高めるための対策を考えてみました。

 

過剰品質をやめる

70点の品質を80点にするだけで、必要な時間は大幅に増えるという話があります。

今回の日本と他の国の違いは、もしかしたら狙っているところが、70点と72点くらいの違いによるものかもしれません。

 

その品質がなによりの競争力ということであれば仕方ないですが、やり過ぎていないか、常にチェックする必要があります。

そして、もっと海外に売るようにしていけば、合格点となる品質レベルも下がるでしょう。

 

製品の魅力を高める

そして、やっぱり製品の魅力です。

海外の製品って、例えば、外車とかも、まったく値引きしてくれないし、保守の費用も高いです。こんなに高いのに売れるというのは、魅力があるからなんですよね。

まあでも、日本にいるから外車が珍しいというだけで、海外の会社は、商習慣として、安売りで勝負していないだけかもしれません。

自然なカルテルのような形で、どこも基本は価格が高い、つまり、物価が高いということなのかもしれません。

そういうところに、日本の企業が、高い品質で、高い値段で勝負していけばいいのかなあ。

 

時を待つ

このまま時間が経って、労働人口が減れば、生産性は自然に上がるような気もします。

物理的にできないことはできなくなるから、余計なことがなくなるのです。

残業を減らす動きが高まっているので、やっぱり人数が必要ということになるかもしれませんが、以下のパレートの法則で言えば、まずは時間を区切ること、限られた人でやることは、生産性を高めることにつながると思います。

仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

パーキンソンの法則 - Wikipedia

 

まとめ

ということで、3つの対策もあげてみましたが、日本の労働生産性が低いというのは、結局、ワークシェアリングというか、たくさんの人で、給料を分け合っているということなのかもしれません。

そして、給料が低くても、比較的安値で商品やサービスが提供されている分、買う立場からは助かっている。

どちらかというと、そういうデフレスパイラル寄りな感じで、成り立っているのが日本の姿という感じがしてきました。

ただ、同じ人数で生み出す価値は、高いに超したことないですから、やっぱり、価値を高める製品やサービスのコンセプトを練るところに、人を充てたいですね。

 

まっったく興味がなくても若者が選挙で投票するべき理由

参議院議員選挙の投票日、明日ですね。

はっきり言って、何が争点なのかよくわからず、興味もないから、めんどくさいので、投票には行かないよっていう人も多いのではないでしょうか。

だけど、前にも書いたけれど、やっぱり今回も声を大にして言います。

圧倒的有利な選挙と言われても若者が投票にいかなければならない理由

 

たとえ全く興味なくても、

選挙に行きましょう。

 

なぜなら、投票率が低い年代の人たちの要望は、政治において重んじられなくなるからです。

やっぱり、選挙に勝つことが、政治家にとっての死活問題ですから、たくさんの票をえるために(失わないために)、票が多い人たちのご機嫌をとるわけです。

 

参議院議院選挙の年代別投票率の推移は、以下のとおりです。

 20代、30代、40代の投票率は割と低くて、およそ50%以下。

これに対して、50代、60代は、しっかりと60%以上の人が投票しているのです。

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総務省|国政選挙の年代別投票率の推移について

 

 年代別という切り口で見たときに、ただでさえ多い高齢者の投票率が高くて、若者たちよりもお年寄りがたくさんの票を投じているのです。

 

そうしたら、これからの日本を背負う若者たち、子育てで大変な働き盛りの人たちにとって優しい政策がとられにくくなるのは、ある意味、今の仕組みからは仕方がないことです。

あえて単純な話にしてしまうと、お年寄りの年金を確保するために、若者から多くの社会保険料が取られるという選択がなされるのです。

 

さすがに、いろいろ考えてくれてる政治家もいると思いますが、やっぱりそんなの嫌だし、変ですよね。

 

だから明日は、ちょっとの隙を見つけて、投票者になりましょう。

年代別投票率という影の戦いにおいて、20代、30代、40代が、50代、60代を超えてやりましょう。

そしたら、日本、変わってくるかもよー。

 

伊勢志摩サミット参加国代表団へのおみやげがとても洒落ていた件

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(写真:一心堂本舗ホームページより)

 

オバマ氏の広島訪問の印象がとても強かった伊勢志摩サミットですが、G7の参加国の代表団へのおみやげとして、洒落たものが配られたようです。

それがこの、歌舞伎フェイスパック。

3つの美容成分と3つの和エキスが含まれた本気のフェイスパックながらも、デザインは歌舞伎役者になりきれるという洒落がきいている。

もらった人は、え、なんだこれ?と思ったでしょうね。

でも、日本は面白い国だなあという、強い印象を与えることができる、ナイスなおみやげですね。

やはり、世界を制するのは、ユーモアなんじゃないかと思います。

 (この12番目→「人生はワンチャンス」より/大切なことを思い出させてくれた13の名言 - Voyage of Life

一心堂というところが製造しているようですが、よくよく調べてみると、歌舞伎以外にも、面白いデザインが幅広く用意されていて、ビックリしました。

 

まずはキャッツ。

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(写真:一心堂本舗ホームページより

 

そして、進撃の巨人。

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(写真:一心堂本舗ホームページより

 

ドラえもん。すごいなこれ。家の中でパックするだけで使うのはもったいないクオリティです。

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(写真:一心堂本舗ホームページより

 

いやあ。ホームページを見ると、美容へのこだわりもしっかりしている感じなのに、このデザインの遊びココロが、とっても素敵ですね。

 

もっと、いろいろあります。

 

本気で少子化対策するなら保育園増設もいいけど、これ増やせ

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子どもの数は過去最低

子どもの数が過去最低更新されたというニュースがありました。

ボクらアラフォー世代が子どもだった頃の子どもの数(15歳未満)が2600万人だったのが、今は1600万人。約6割くらいになってるんですね。

学校で1学年5クラスあったのが、今は3クラスくらいしかないのが納得できます。

そりゃ、学校の統廃合が進むわけだ。

日本全体の労働力が減るとか、経済規模が小さくなるとか、そういう話もあるのでしょうが、たちどころに問題だと感じるのは、今後の「働けない高齢者」と「働ける若者」の人口のアンバランスです。

バランスが崩れすぎてしまうと、やってられない世の中担ってしまい、立ち行かなくなるのではないでしょうか。

なんとかならないものでしょうか。

 

親が減るから子どもも減る

いったん、右肩下がりになってしまったら、同じ出生率をキープしたとしても、子どもの数は右肩下がりになります。

今の子どもが減るということは、20年くらい後の親の数は確実に減ることになる。

そして、その子どもの数も減ることになる。

ジリ貧が増していくわけです。

 

親の数を少しでも減らさないために、結婚する人を増やせばいいという話もあります。

しかし、個人の価値観が多様になってきているので、結婚したいかどうかという意思は簡単に変えられるものでもありません。

 

だから、まずは親1人あたりの出生率を高めることが先決です。

 

せめて理想の数の子どもを産める世の中に

子どもは何人欲しい?

結婚したら必ず考えるのが、理想の子どもの数の話です。

しかし、理想の子どもの数に対して、現実はどうなのでしょうか。

実はこれについては、国はちゃんと調査していて、少子化社会対策白書というものにまとめてくれています。

第1節 近年の出生率の推移|平成25年版 少子化社会対策白書(全体版<HTML形式>) - 内閣府

 

2010年のデータになってしまいますが、以下の図からわかるのは次のようなことです。

理想としては2.42人の子どもが欲しいのに、2.07人の子どもしか予定されていない。

つまり、15%程度に相当する0.35人は、ハナから諦められている。

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なぜ諦められているのか。

その理由もちゃんと政府は把握しています。

それが次のグラフ。

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その理由はダントツで

「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」なんです。

最近話題になった、保育園の話が絡むのは、この2番目の「自分の仕事に差し支えるから」 (差し障る?)でしょう。

まあ、これはこれで結婚するかどうかにも絡んでますし、なんとかすべきなんでしょう。

しかし、子どもを産みたいけれどそのブレーキになっているのは、ダントツで教育費なのです。

幼稚園や保育園だけでなく、その後の小学校、中学校、高校、大学、その間の塾や習い事というものにかかってくる教育費です。

 

そんなに教育費をかけなきゃいいじゃん。

と言われるかもしれないけれど、将来の先細りの社会の中で、(ロボットや人工知能とかもいろいろ出てくるかもしれないなかで)、それなりに仕事を持って、所得を得て、子どもに自立していって欲しいという親の思いは簡単には消せません。

 

この子育ての親たちから、ますます高い年金保険料を奪っていくなんて、まったく逆行している話です。

 

少子化対策で、保育園増やせとか、保育士の給料をあげようという動きももちろん否定はしませんが、本気でなんとかしようというならば、この教育費に対する心のハードルを打ち消すような対策が一番効果的だと思います。

教育費へのサポートをもっと増やせないものでしょうか。

あるいは、公立の学校教育をもっといい感じにできないのでしょうか。

国の費用負担の課題はあるのでしょう。


しかし、本来教育費を軽減するためにこうすべきだが、こういう予算状況だから難しいとか、せめてここまでの調査をしているんだから、もっとそういう話が世の中に出てきてもいいと思うんです。

 

今日はゴールデンウイークということで、力が余っちゃったのか、めずらしく社会派っぽい記事になりましたし、勝手な意見を書いてしまいましたが、皆さんはどう思われますか〜

 

先週のニューストピックまとめ 2016年3月第2週

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先週特に気になったニューストピックを、twitterから振り返ります。

 

なでしこリオ五輪出場を逃す

残念な結果となりました。チームの団結を失ったという記事も見かけました。腹を割ってお互いの話を聞けないと、修正できないということなんでしょうね。 

アップルウォッチを社員に配布

 社員の健康が会社の利益につながるという意識が高いのがすごい

USJ入場者数過去最高

いろいろ取り込んで変化していくところがすごい。

 シャラポワ全豪オープンでドーピング陽性

 ロシアの兵隊さんなどはメルドニウムを使うことがあったらしいですね。

大津地裁判決により高浜発電所が停止

 あれほど時間をかけて、規制庁の審査がなされてきたこととのアンバランスがすごい。

東電は津波高さを試算していた

裁判の行方、今後に注目ですね。

iPhone実質0円廃止と売上減少

使えるものは長く使うべきだが、電池の減りが課題になるだろう。

 3.11から5年の健康影響

まだ仮設住まいというのはしんどいだろうな。

健康促進のスポーツ施設とか、落ち着けるきれいな図書館とか、近くにないのかな。

囲碁でAIが勝利

末恐ろしいとはこのことだ。

 

では今週も、理不尽なこととかに負けることなく、頑張っていきましょう〜

以上でーす。 

ドーピング検査の禁止物質を調べてわかったシャラポワが犯したミス

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シャラポワがメルドニウムによってドーピング陽性の判定

シャラポワが全豪オープンで、ドーピング陽性の判定を受け、記者会見を開きました。
自己責任であるとのことでした。何があったのでしょうか?

headlines.yahoo.co.jp

 

出場停止だけでなくスポンサーを失った

 シャラポワは、年間約3000万ドルを企業などとのスポンサー契約で稼いでいたようですが、それを一瞬で失う見込みが高いようです。

ナイキ、タグホイヤー、ポルシェ、エビアンなど、名だたる企業がシャラポワとの距離を置くようなことを発表しているようです。

www.businessinsider.com

 

1年で30億円稼ぐ人の気持ちはわからないですが、彼女が記者会見で「こんな形で終えたくない」と語っているように、もはやお金はいらないのかもしれません。

そういう意味では、出場停止処分が長くなることが、一番堪えるでしょうね。

 

なぜメルドニウムという薬を服用したのか

そんなリスクをわかりつつ、なぜメルドニウムを10年も服用してきたのか。

本当に医療的な使用であったか、意図的にパフォーマンスを上げるためのものだったかなんて、そういう医師とのやりとりが文章で残っていたりしない限り、本人以外わからないです。

体のコンディションを整えることと、パフォーマンスを高めることの間に、明確な線引きは難しい。

だけど、これからは服用しないと言えるならば、医療的に必要なものではなかったことを暗に言っていることになります。

お酒を飲む前にウコンを飲むというくらいの軽い感じだったのか?

いやいや、やはりアスリートは相当、口に入れる薬には気を使うはず。

だから、調べた上で大丈夫という自信を持ちつつ、調子を高めるのに役立つメルドニウムを永年服用していたのでしょう。

そもそも禁止物質とはどんなものか?

シャラポワは、今年に入って禁止物質にメルドニウムが加えられたことを、なぜ見過ごしたのか?

ドーピング検査でチェックする禁止物質とはどのようなもので、それらがどういう形で公表されているかを調べてみました。

JADA(Japan Anti Doping Association)のホームページに、WADAが定める世界アンチ・ドーピング規定としての禁止事項リストが載せられており、2015年版には和訳もあります。

世界アンチ・ドーピング規定 禁止事項リスト(2015年版)

 

これによると、以下の分類に分けて、たくさんの物質が挙げられています。

S0:無承認物質

S1:蛋白同化薬

S2:ペプチドホルモン、成長因子、関連物質および模倣物質

S3:ベータ 作用薬

S4:ホルモン調整薬および代謝調整薬

S5:利尿薬および隠蔽薬

S6:興奮薬

S7:麻薬

S8:カンナビノイド

S9:糖質コルチコイド

 

まず、S0で無承認物質というものがあり、医薬品としてどこの国でも承認されてない謎の物質を服用してはダメというのがあります。

つまり、医薬品などで摂取してしまう可能性があるけれど、これらはパフォーマンスを高めてしまうものだからダメというものが、禁止物質として規定されているのです。まぁ、麻薬とかは論外かもしれないですが。

それからS5など、利尿作用によって、体内から摂取した禁止物質を早く排出しようという隠蔽に使えるようなものも禁止されています。

S6の興奮薬は、以下のように書かれてます。挙げられた物質はあくまで、例に過ぎないという書き方ですから、何が良くて何が悪いのか、判断が難しいです。

すべての興奮薬(関連するすべての光学異性体(例えば、d 体および l 体)を含む)は禁止される。 興奮薬には以下の物質が含まれる。

その他、競技によってはアルコールもダメみたいです。しかし空手は2015年から、やっぱりアルコールOKに見直されていたり、ちょっと面白いですね。

問題の2016年版はこちらです。

世界アンチ・ドーピング規定 禁止事項リスト(2016年版)

そして、2016年の変更箇所というのがちゃんとまとめて、ホームページで公表されています。それがこちら。

禁止事項リスト2016年版の変更点要約

この変更箇所は、2ページからなるシンプルな文書です。確かにここに、メルドニウムが禁止物質S4に加えられたと明記されている。

変更はその他数点だけであり、明確に書かれているし、メルドニウムはもともと、2015年にもモニター対象と位置付けられていた(怪しまれていた?)けれど、2016年の規定から正式に禁止物質に加えられたもののようです。

アスリートは風邪薬にも気を使う

次に挙げた記事にあるとおり、アスリートは不用意にドーピングに引っかからないように、風邪をひいた時に飲む薬にも気をつけているし、栄養ドリンクも飲まなかったりするらしいです。漢方も危ない。
 

 風邪薬のコルゲンコーワとかも、ダメみたいです。

アスリートならこのあたりの情報チェックは、超重要で、相当気をつけているはずなのです。

シャラポワは明らかにチェックを怠った

ということで、禁止物質を調べてみてわかったのは、メルドニウムをもう服用すべきでないことは、単純なチェックで気付けるものだったということです。

これに気づかなかったのは、シャラポワの奢りなのか、怠慢なのか、テニス以外で忙しくてアスリート魂を失ってしまったのか、雇っていたトレーナーが甘かったのか、いずれかでしょう。

ここまで影響がおおきいことは、やはり人任せにせず、自分でチェックすることが大切だということを改めて感じました。

まさに、シャラポワ本人が語っていた「自己責任」とは、このことだと思います。

おわりに

基本的なところでつまづかないように注意するのはもちろんですが、あれほどの一流選手は、やはり正々堂々とプレーしてほしいですね。

それともみんなうまくやっていて、たまたまヘマをこいただけだったりして。こういう想像を生んでしまうことが残念なことですね。

とにかく復活を願っています。 

先週のニューストピックまとめ 2016年3月第1週

 

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TwitterやInstagramFacebookなど、ソーシャルネットワークのサービスをいろいろ使ってるのですが、やはりTwitterは感じたことをすぐに発信できるところがいいなあと改めて感じています。

先週のツイッターでピックアップした気になる記事をまとめてみました。

 

イチロー選手の浜ちゃんTシャツ

「人生は42歳から始まるんやて」というTシャツから始まった、イチロー選手が着こなす浜ちゃんTシャツシリーズにちょっと癒されました。

マーリンズの許可が必要?とかいうことで、販売はされてないみたいですね。

 

クラウドファンディングCAMPFIREが手数料を下げる想い

ちょっとやってみたいという個人の想いを後押しするには、手数料下げようという想いが伝わる方針がいいなと思いました。代表の家入さん(@hbkr)からもリツイートをいただき、うれしかったです。

 

女子サッカーなでしこ、リオ五輪絶望的?

なでしこ、かなり厳しい状況ですが、それは、この記事にある澤さんの「さん」付けが、澤選手じゃないんだと、気になって仕方なかったところから始まりました。

もっとリズムよくつなぐ、見ていて楽しいサッカーを、なでしこはやっていたのですけど、だいぶ研究されてしまったのでしょうね。そして、修正していけず単調だった。今後に期待です。

 

Google自動運転車の事故

いくら人工知能でも、人とのお見合い事故は避けられないようです。コンピュータにしてみたら、人が考えてることなんてわけわからないんでしょうね。

自動車が全て自動運転となって、相互に通信して距離をとるような動きをしだすと、回避できるのかもしれません。

 

チャンスは貯金できない(本田宗一郎)

得意なことは自分でやるけど、あとは任せるとか、本田宗一郎さんのはっきりした姿勢に見習うべきものがありそうです。

 

スコットケリー宇宙飛行士の帰還

おかえりなさい。やはり、人間の技術力の積み上げは凄いと感じました。空気を信じて、時速27000kmで突っ込めるスゴさ、そして、改めて地球は空気で隕石から守られてるんだと思いました。

 

リアル、カールじいさんの家

 こういうこと、子供とやってみたい。

 

住宅ローン借り換え2.5倍

借り換え、一度やりましたが、ものすごく面倒くさいという印象です。でもみんな、動き早いですね。

あれは、借り換えさせないための印象付けだったのかなぁ

 

スーパーチューズデーとカナダへの引越し

トランプ氏圧勝。マジョリティが国の大統領を決め、国のあり方を決めていくのであれば、移民たちが国を乗っ取るような話にもなりかねないのかなぁ。

 

阪神高速乗り放題キャンペーン

地味ですが、関西の方はご利用を考えてみてはどうかという阪神高速のキャンペーンです。 

 

中国の人口は5年で4500万人増える

 日本ではついに人口が減り始めたのと、対照的ですね。人口構成のバランスが大事だと思います。

 

アドラー本「幸せになる勇気」の書評

 アドラー本の新刊、もう、読まれましたか?

いくつか、新しい学びがありました。

 

ということで、今週も、頑張ってまいりましょう〜

友チョコなんて廃止したらいいのに

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なにやら娘たちがチョコ作りに励んで、今日はたくさんのチョコをもらってきた。

ちょっといい男子にあげるチョコはもちろんだが、最近は「友チョコ」という、女子の間でチョコを交換する習慣がすっかり根付いてきているようだ。

もらってきた友チョコは、かなり可愛くて、いい仕上がりだ。

しかし「友チョコ」なんてやめたらいいのにと思ってしまう。

僕がそう思う理由を挙げてみますが、結構いい習慣だよという話があったら教えてくださいね。

 

親が大変

なぜか友チョコは手作りというのがベースらしい。

男子にあげるチョコとは違って、買ってきたチョコを渡すだけというのは許されないらしい。

そして子供たちが完全に自分で作るというなら、そりゃ好きにしたらいいんだけれど、それは無理な話だ。

どんなチョコを作るかというコンセプト作りから、買い物、チョコ作りから梱包まで、母親のサポートがかなり必要になる。

そして、次の通り、数が多いので、もう作業として大変だーという感じになる。

昨夜も、溶かしたチョコが全然固まらないーといって、暖房をきったけれど固まらないので、無理やり冷蔵庫に入れたりしてたし。

 

数が多い

お気に入りの男子は1人か2人だろうけれど、友達となると10人、20人となってしまう。あの子にあげたからこの子にもあげないとな、とか言っていると膨大な数になってしまうのだ。それを準備するのはお金と時間をとても浪費している。

男子へのチョコの比ではないのだ。

これはチョコ屋の戦略としかいいようがないが、友チョコを根付かせることで、10倍以上のチョコが生み出されているのかもしれない。

 

もらっていないことによるマイナスの感情

男子としては、チョコもらえなくても、まあそんなもんだよなと諦めもつくし、後腐れないけれど、女子と女子はそうもいかない(たぶん)。

なんで私はあの子からもらってないのとかいう負の感情のトータル量(世の中全体)が、もらった喜びのトータル量を上回らないだろうかと心配になる。

あなたは大切な友達だよというのは、そんなにはっきり白黒つけなくていい。

友としての距離が近くなるときもあるし、距離が離れるときもある。

そういう曖昧なものでいい。

それなのに、目に見える形で、大切な友達かそうでないかをはっきりさせるなんて、いいことなんてないと思うよ。

大切な友達だということは、何も言わなくてもお互いジーンと感じあえるものなんだからさ。

まさに、年賀状に近い感じなんだと思うが、年賀状と違って、手渡しで交換とかが多くなるだろうから、学校などで交換するシーンを目の当たりにしたら、もらった、もらってないということが結構気になるだろうな。

 

おわりに

このだんだんエスカレートしている「友チョコ」的な風習。

チョコをあげる人がいる限り、義理と相まって、収まらないだろう。

イベントとして楽しめるくらいならいいんだけれど、大人の割り切りとかを持ち合わせていないわりに子供は残酷なところもあるし、準備の負担も大きいから、もうやめたらと思う。

手紙のやり取りくらいでいいんじゃない?と思っちゃうけれど、ダメのかなあ。

女子の気持ちはわからん。。

 

今週のお題「バレンタインデー」)

Google自動運転車のTEDプレゼンで感じた未来と課題

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自動運転車の開発状況について、Googleのクリス・アームソンがTEDでプレゼンしてました。 
 
この説明を聞くと、もはや自動運転の技術は実用化レベルにあるし、人間が運転するよりも安全なのかもしれないと感じました。
しかし、まだ課題もまだありそう。そのあたりについて、今日は書きます。 続きを読む

人工知能同士の会話からわかる「コミュニケーションでやってはいけないこと」

 

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人工知能同士の会話がTABILABO(「人工知能」同士のチグハグな会話 | TABI LABO)で紹介されてます。
2011年のコロンビア大学での実験?の映像のようですが、
人工知能同士の会話って、
なんかイライラした余裕のない人間同士の会話みたいですね。 
 
こんな会話だけはしちゃだめだって感じです。
少し分析をしてみました。 続きを読む